投稿日 : 2022.5.2 | 投稿者 : Kiwi Breeze
NTTジャパンラグビー リーグワン2022 ディビジョン1 第15節 コベルコ神戸スティーラーズ vs 横浜キヤノンイーグルス レポート
5月1日(日)に神戸総合運動公園ユニバー記念競技場にて行われた、NTTジャパンラグビー リーグワン2022 ディビジョン1 第15節 コベルコ神戸スティーラーズ vs 横浜キヤノンイーグルス を取材してきました。
試合開始前に17日に57歳で他界したヘッドFWコーチのスティーブ・カンバーランド氏への黙とうが捧げられました。
ハイランダーズやオタゴでのコーチの経験もあり、長きにわたって日本ラグビーの発展に貢献されました。心よりご冥福をお祈りします。
ホーム最終戦で、彼に勝利を届けたいところです。
キウイブリーズが注目するのは、コベルコのベン・スミス。試合前日にメンバー変更があり、リザーブからスターティングメンバーになりました。復帰後初です!
そして、ヘイデン・パーカー。
第11節(3月27日)以来2回目のリザーブです。
前半7分にSO李が先制トライを決めます。ベン・スミスからのパスが得点につながりました!
前半は17-12でコベルコがリードします。
後半4分にトライを許し逆転されるも、コベルコもすぐにトライを決めその後も得点を重ねていきます。
後半28分にベン・スミスと交代でヘイデン・パーカーが入りました。
キヤノンは粘りを見せて9点差まで追い上げましたが、届かず。
コベルコは、規律を守れていなかったように感じました。TMOで反則やエラーによりノートライになるなど、粗い面が見られました。もっと丁寧にしてミスを減らせていたら、さらに点を離せたのではないでしょうか。
また、最後の10分くらいは声があまり出ていなかったのでコミュニケーションの面においても次節に向けて修正が必要です。
ただ、ホーム最終戦を勝つんだという強い気持ちがチーム全体にあったように感じました。
試合は、42-33でコベルコ神戸スティーラーズが勝利しました。
最終戦は8日にユアテックスタジアム仙台にて、NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安と対戦します。
なお、試合前日にベン・スミスに独占インタビューを行いました。
オタゴデイリータイムスで彼が今季で引退を検討していると報じられているので、その件についてです。
シーズン終了前にこういったデリケートな話を聞くことに対しての批判もあるかとは思います。しかしこのタイミングでオタゴデイリータイムスから記事が出ました。。。
自分たちは高校の先輩後輩という長い付き合いですし信頼関係があるので、彼からこの件について直接聞かずにはいられなかったことをご理解いただきたいです。
ベンは、「去就は今は未定で、全く決めていない。まだリーグワンの試合も(インタビュー時点で)2試合残っているので、今はそちらにフォーカスしている。自分の感覚にずれがあるけど、ベテランとしてまだやれるとも思っている。帰国後、家族と話し合ってから決断するつもり」とのことでした。
コベルコの攻撃のスピード、テンポの良い攻撃スタイルはリーグワントップクラスです。そこに経験豊かなベンの的確な指示出しやパスは絶対的な力になると思っています。
インタビューを行った試合前日の練習でもキレのある動きが見られましたし、昨日の試合でファーストトライの起点となった彼のパスは本当に素晴らしかったです。
来週もメンバー入りして活躍してくれるのを期待しています。
ではでは
熊木
タグ : オールブラックス, コベルコ神戸スティーラーズ, ヘイデン・パーカー, ベン・スミス