投稿日 : 2022.7.9 | 投稿者 : Kiwi Breeze
リポビタンDチャレンジカップ2022 日本代表 vs フランス代表 第2戦 レポート
7月9日(土)に国立競技場にて行われた、リポビタンDチャレンジカップ2022 日本代表 vs フランス代表 第2戦 を取材してきました。
先週豊田スタジアムでの第1戦は、23-42で敗れた日本代表。前半は13-13で折り返したものの、後半は力の差を見せつけられました。先週からどのように修正しているのか、そしてリベンジかつフランス代表に初勝利となるのでしょうか!?
日本代表は、新型コロナウイルスの影響で一時離脱していたSH齋藤直人が復帰し、SO李承信とともにスターティングメンバーに入りました。若手2人のハーフバックコンビです!
また、同じく一時離脱していたベテランHO堀江翔太もリザーブに入りました。
キウイブリーズが注目するのは、ニュージーランド出身で20歳のワーナー・ディアンズ。まだまだ線は細いですが、201cmの長身を生かしたプレーに期待です。
もう1人は、アシスタントコーチを務めるトニー・ブラウンです。ハイランダーズから日本代表へとハードスケジュールだったので、フランス代表戦の後はバケーションに入ります。
試合前練習のときに「Hot!!(暑い!!)」って言っていました。
国立競技場でのテストマッチは8年ぶりです。57,011人ものの観客が応援に駆け付け、ものすごい熱量を感じました。この入場者数はテストマッチで過去最多とのことです。
キックオフ前には、昨日亡くなった安倍元首相へ黙とうが捧げられ、日本代表は喪章を付けてゲームに臨みました。
前半9分にフランス代表に先制されるも、12分にカウンターから山中のトライ!素晴らしい流れでした。
19分に李がPGを落ち着いて決め、8-7と逆転します。
そして前半終了間際の40分、細かいパスを繋ぎトライを決めたのはまたしても山中!
抜け出したリーチから山中へのパス、良かったですね!
15-7と日本代表がリードして前半を終えます。
前半のこの2トライは、まさに日本代表がやりたかったことなのではないでしょうか。
ところどころミスはあるものの、全体的に連携やパスの精度も良くなっている印象です。
フランス代表は前半リードされて終えたのは、今シーズンで初めてだったそうです。
後半フランス代表はPGを着実に決め、2点差にまで迫ります。
何度かピンチを迎えながらも日本代表は耐えていたのですが。。。
後半30分スクラムから抜け出し、逆転トライを決められてしまいます。
後半33分テビタ・タタフのトライが決まったと思われましたが、TMOによりノックオンでノートライに。親指を骨折している中、細かいところまでコントロール出来なかったのかもしれないです。
試合は、20-15でフランス代表が勝利しました。
日本代表は歴史的快挙まで後一歩及ばず敗れましたが、素晴らしい試合でした。
後半ミスで取りきれないところもありましたし、ティア1の強いチームに勝つためには細かいところまでさらに突き詰めていく必要があるというのを実感したと思います。
試合後のインタビューで、坂手キャプテンは勝ちたかったと悔しそうでした。それでも「自分たちのラグビーは良かった、いい感じにゲームを進めることができた場面が沢山あった。もっと努力して勝てるチームを作って次に向かいたい」と話すなど、収穫も多かったようです。
見つかった課題を秋に繋げていき、よりレベルアップしていってほしいです。
また、フランス代表から安倍元首相の名前の入ったユニホームと白い花束が贈られる場面も。素晴らしい心遣いだと思いました。
試合後にトニー・ブラウンに独占インタビューをしたので、後日アップします!
ではでは
熊木
タグ : トニー・ブラウン, リポビタンDチャレンジカップ2022, リーチ・マイケル