投稿日 : 2023.7.30 | 投稿者 : Kiwi Breeze
リポビタンDチャレンジカップ2023 パシフィックネーションズシリーズ 日本代表 vs トンガ代表 レポート
7月29日(土)に東大阪市花園ラグビー場にて行われた、リポビタンDチャレンジカップ2023 パシフィックネーションズシリーズ 日本代表 vs トンガ代表 を取材してきました。
ラグビーワールドカップ2023フランス大会前の国内での国際試合5連戦で、3連敗して迎えたトンガ戦です。
キウイブリーズが注目するのは、日本代表のクレイグ・ミラー
リザーブで、後半途中からの安定したプレーに期待です。
そしてトンガ代表のマラカイ・フェキトア
元オールブラックス24試合出場で、ハイランダーズでは65試合の出場で100PTを挙げ2015の優勝メンバーです。
当日メンバー変更により、リザーブに入りました!ケガがあるので心配がありましたが当日メンバー入りしたとのことです。
個人的には生でプレーが見れてうれしかったです。
前半は序盤からトンガ代表に押され自陣でのプレーが続く展開となりましたが、耐えました。
前半20分スクラムから外に展開し、最後はジョネ・ナイカブラのトライで日本代表が先制します。
前半終了間際にもトライを決めた日本代表が13-5でリードして折り返しました。
後半に入り連続してペナルティゴールを決められ2点差まで迫られると、お互いにトライを奪う展開になりました。
後半19分日本代表クレイグ・ミラー
後半24分トンガ代表マラカイ・フェキトアが入りました。
ケガの関係だと思われますが、積極的にボールに絡みにいくというよりかは、少し後ろで指示を出しているようでした。
彼のように経験が豊富な選手がピッチにいるのはチームにとって大きな力になります。
後半27分にペナルティゴールで日本代表は5点差とし、終盤にはピンチもありましたが、松島のタックルをはじめとして皆で守り抜きました。
試合通じて日本代表の武器である低いディフェンスが、身体の大きなトンガ代表相手に脅威となっていました!
入場者数は、21,138人でした。
試合は、21-16で日本代表が勝利しました。
チームは今合宿でかなり強度の高いトレーニングをこなしながら、毎週末に試合を行っています。
肉体を極限まで追い込んだ状態で、試合中の判断力を鍛えている状態です。
それゆえ点差は予想よりつかなかったですが、勝つことで自分たちがやってきたことが間違っていないとチームの自信につながる1勝だといえます。
普段冷静なクレイグのこのポーズ。みんなが欲しかった1勝です!
試合後、クレイグ・ミラーはトンガ代表18番のデイヴィッド・ロロヘエとジャージを交換していました。
キウイブリーズ恒例ミックスゾーンでの独占インタビュー
今回は3人にインタビューしました!
トンガ代表のマラカイ・フェキトア
Q. 今日の試合はいかがでしたか
A. 両チームにとってタフで、本当にいい試合でした。でも日本は、必要なときに必要なだけ得点できていて、かなり進歩したと感じます。だから、このこともしっかり受け止めて、次に進みたいです。
Q. これからの抱負を聞かせてください
A. ワールドカップで色々な国と対戦して勝利をおさめることですね。まだアイルランドが世界一なので。だから、今週末は彼らの前に立ちはだかり、ワールドカップで逆転勝利を収めたいです。決勝ではもちろん、勝ちたいです。
因みに現在はヨーロッパのチームでプレーしていますが、将来的に日本でプレーするプランがあるようです!?
先のことなのでまだわかりませんが、もし実現したら嬉しいです。
次に、日本代表のクレイグ・ミラーです。
Q. 今日の試合はいかがでしたか
A. ああ、本当に楽しい試合でしたね。勝利を手にし、チームとして引き締まった状態を維持できたのは素晴らしいことです。
Q. これからの抱負を聞かせてください
A. 今週取り組んだことを積み重ねていこうと思います。今日はボールを保持し続け、トンガに持続的なプレッシャーをかけ続け、それが試合終盤に表れたと思います。だから今、更衣室では本当にハッピーですし、勝利を手にすることができてよかったです。
最後に、トニー・ブラウン アシスタントコーチです。
Q. 今シーズン初勝利おめでとうございます。今日の試合はいかがでしたか
A. とてもフィジカルな試合でしたが、勝利にとても感謝しています。観客の皆さんが楽しんで観戦できたと思いますし、最後はとても緊迫した、とてもいい試合だったと思います。
Q. 次の試合に必要なことは何でしょうか
Q. 向上し続けることですね。フィジーはとてもいいチームです。もう少し長い時間ボールを保持し、ポジションをコントロールすることができれば、相手に大きなプレッシャーを与えることができると思います。
あと練習中と試合後の顔の表情まるで別人です(笑)
日本代表に帯同しているリキ・フルーティは、勝利を喜びつつも、コーチ陣はホテルに帰ってこの試合の分析をして来週のFIJI戦に向けて準備するとのことです。
来週8月5日(土)は秩父宮ラグビー場にて、リポビタンDチャレンジカップ2023 パシフィックネーションズシリーズ 日本代表 vs フィジー代表 が行われます。
ワールドカップ2023フランス大会前に国内で行われる最後の試合です!
フィジー代表はセブンズの強豪国なので、15人制でも躍動感あるトリッキーなプレーが予想されます。
満身創痍な日本代表ですが、ディフェンスがポイントになると思います。
日本代表は結果ももちろん大事ですが、1番重要なのは戦術を理解し、いかに遂行できるかどうかだと思います。
来週もレポートします!
ではでは
熊木
タグ : クレイグ・ミラー, マラカイ・フェキトア, ラグビー日本代表