投稿日 : 2024.2.11 | 投稿者 : Kiwi Breeze
クロスボーダーラグビー 2024 第4戦 クボタスピアーズ船橋・東京ベイ vs ギャラガー・チーフス レポート
2月10日(土)に秩父宮ラグビー場にて行われた、クロスボーダーラグビー 2024 クボタスピアーズ船橋・東京ベイ vs ギャラガー・チーフス を取材してきました。
先週埼玉パナソニックワイルドナイツと対戦したギャラガー・チーフスは、14-38で敗れました。昨年リーグワン初優勝に輝いたクボタスピアーズ船橋・東京ベイ相手にどのようなプレーを見せてくれるでしょうか。
オールブラックスでラグビーワールドカップ2023フランス大会のメンバーだったアントン ・レイナートブラウンがスターティングメンバーで登場です。
先週と同じく、試合前にはギャラガー・チーフスのハカが行われました。
前半立ち上がりチーフスはキックを使いながら敵陣に入るも、S東京ベイの固いディフェンスにより得点には至りませんでした。
8分にS東京ベイはチーフスのオフサイドからコンバージョンゴールを選択し、3-0と先制します。
15分S東京ベイはディフェンスで粘るもチーフスが取り切って逆転しました。
S東京ベイはディフェンスでチーフス相手にしっかりと止めにかかり、25分にはS東京ベイらしいアタッキングで根塚のトライが決まりました!
ジョシュ・イオアネは28分に交代しました。
接触があったので、大事に至らないといいのですが。。。
前半は21-8でチーフスがリードして折り返します。
ハーフタイムにメインスタンド上で人だかりができていたのですが、そこにはチーフスでプレーしていた3人(サム・ケイン、ブロディ・レタリック、ブリン・ガットランド)とチェスリン・コルビがいて、ファンと写真を撮ったりサインに応じていました。また、現在清水建設でプレーしジョシュ・イオアネともハイランダーズでプレーしていたケイン・ハミルトンもいました。
後半始めに流れを掴んだのはS東京ベイでした。
後半7分ラインアウトから速いパス回しでワイドに攻めてトライ!徐々に点差を縮めていきます。
しかし17分ラインアウトからモールを形成すると、そこから突破しトライを決めたチーフス。
チーフスは敵陣深くまで入るとしっかりと得点を取り切ってくる強さを見せてきました。
入場者数は9,439人でした。
取って取られてという展開が続き、最後まで分からない試合となりましたが、試合は35-30でギャラガー・チーフスが勝利しました。
プレイヤーオブザマッチはNo.8サイモン・パーカーでした。
日本にもファンが多い、ダミアン・マッケンジー
ニュージーランドラグビー協会の規定でプレシーズンマッチは合計40分しか出場できないということで、今回2試合ともにメンバー入りはしませんでしたが、ファンと写真やサインをして積極的に交流しているところも見られました。
(写真は先週のものです)
記者会見で帯同させたものの出場機会がなかった選手について問われると、バーン・コッターHCは「プレーさせたい気持ちはもちろんあるが、私たちには責任があるので選手たちを規定に沿ってしっかりとケアしていかなくてはなりません。彼らは長いシーズンでハードな試合をやってきていて、来日する1週間前にチームに合流してきました。ですので日本に来て一緒にトレーニングしたり、若い選手たちにとって良いお手本となる存在となって日本のファンにベストな選手を見せるために来日しました」と話していました。
クボタスピアーズ船橋・東京ベイのフラン・ルディケHCは「ボールを取り返すジャッカル含めセットピース特にスクラムでいい戦いが出来ていましたし、アタッキングマインドを持っていいラグビーが出来ました。スキル判断でも接戦だったので、こういうエキサイティングな試合をもっと増やせたらいいと思っています」
ルディケHCは今回の試合はポジティブに得られるものの方が多かったと語っていました。今日の試合が残りのリーグ戦に向けて復調のきっかけとなるのではないでしょうか。
クロスボーダーラグビーについては課題は山積みですが、こうやって世界トップレベルのプレーを体感をできる機会というのは貴重ですし、これから制度がしっかりと確立されて大会が長く続くことを願っています!
ではでは
熊木