投稿日 : 2018.6.29 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク
ワイタケレ自然公園のトレッキングコース
先日はオークランドのスポット「タカプナビーチ」についてご紹介させていただきましたが、オークランドには他にもたくさんの見所があります。
今日はオークランド中心街から車で30分ほどで行くことのできる、「ワイタケレ自然公園」についてご紹介させて頂きます。
ワイタケレ自然公園は、日帰りで手軽にトレッキングを楽しむことのできる、美しい森です。滝や川、巨大なカウリの木々、山の中から見下ろすことのできる海岸のすばらしい景色など、広大な自然を楽しむことができます。
30分~1時間程度で回ることのできる手軽なトレッキングコースから、数日掛けて廻るコースまで、大小さまざまなネイチャーゾーンが用意されています。
自然公園でトレッキングを開始する前に、まずは「アラタキ・ビジターセンター」に訪れると良いと思います。
象徴的なモニュメントが建物の前に立つアラタキ・ビジターセンターでは、トレッキングコースの説明をしてくれるだけでなく、この自然公園に生息する動植物の解説パネルが展示してあります。
ビジターセンターの裏からも、見晴らしの良い自然と海岸を見ることができます。
さて、今回は一番手軽なトレッキングコースを見て回ることにしました。
センターを出ると、すぐにコースの案内板が見えてきます。そこから小さなトンネルを抜け、道を進んでいくとトレッキングコースの入り口が出てきました。
入り口では、必ず靴の裏の消毒をするように求められています。
これは、靴に付いた外来種の種や菌などが森に入り込み、生態系を崩すのを防ぐためです。
ニュージーランドでは、このように自然を楽しむ際に最優先されるのが、生態系の保護なんですね。こういった文化はとてもすばらしいと感じました。
しっかりと消毒を行った後、コースを進んでいくとまだ若いカウリの木が迎えてくれました。
カウリの木は、世界ではニュージーランドの北島にだけしか生息しない、大変珍しい植物です。巨大なものになると樹齢1000年を超えるものもあるほどで、大木になっていきます。
この写真のカウリはまだとても若そうですね。これから100年、1000年と生き続けながら巨大な木になっていくと想像するのも面白いですね。
また、コースにはシルバーファーンといわれる、ニュージーランドの象徴的なシダもたくさん生息しています。
シルバーファーンは、オールブラックスの胸のロゴや、ニュージーランド航空の機体にも大きく描かれていますね。
シルバーファーンは、表は緑色なのですが、裏側が銀色をしており、この色が大変に美しかったです。
風に揺れるシダや木々の音と、自分の足音だけが聞こえる静寂の森で、自然の空気を吸いながらゆっくりと歩いていると、本当にリフレッシュした気分になります。
近くてお手軽、それでいて自然を楽しむことのできるワイタケレ自然公園、お薦めですよ。もちろん、一日掛けて回る本格的なトレッキングコースにトライしてみても良いかもしれません。
そして是非、直接シルバーファーンの美しい銀色の葉を見てみてくださいね。
我妻
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