こんにちは、我妻です。
昨日は新宿にあるヒルトン・東京にて行われた「ニュージーランドワイン試飲会」へ行ってきました。
今回は25のインポーターと、インポーター募集中のワイナリー5社から、合計約250近いアイテムのワインが出展されていました。
すべてニュージーランド産のワインのみを集めた試飲会としては、最大規模ではないでしょうか。
そんな中から、今回もいくつかのワインをご紹介させていただきます。
まずは「マールボロ・ワインズ」から、ソーヴィニヨンブラン スパークリングの「トイ・トイ」です。
トイ・トイはマオリ語で「すすき」を意味します。そのすすきをあしらったラベルと、涼しげなビンの色は、まさにこれからの暑い季節にぴったりです。
ニュージーランドを代表するマールボロのソーヴィニヨンブラン。
それを100%使った珍しいスパークリングは、はじけるようなフレッシュさと柑橘系の香りが漂います。
一度は経験して欲しい味わいです。
続いては「ドッグ・ポイント・ヴィンヤード」のシャルドネ2014です。
マールボロにあるドッグ・ポイントは、アイヴァン・サザーランドとジェームス・ハーリーによって2002年に設立されました。
元々二人は、クラウディー・ベイの葡萄を造り、葡萄栽培者のチーフワインメーカーでもありました。そこでの経験を生かしたワインを生産しています。
こちらのシャルドネは、シトラスやミネラルのアロマ、そしてフルーティーな果実味とともに、ハチミツトーストのような香ばしい香りが口の中にいっぱいに広がります。しっかりとした樽熟成から来る味わいは、非常に豊かな気持ちにさせてくれます。
まさしくクラウディー・ベイの「テココ」に通ずる、美しいワインです。シーフードと合わせたらとても料理を引き立ててくれそうな一本でした。
続きまして、「ブラッケンブルック」のネルソンロゼ2015です。
今回の試飲会には、ブラッケンブルックの生産者、アースラさんがいらっしゃっていました。非常に穏やかな中にも情熱のある語り口で、ワイナリーとワインメイキングについてお話してくださいました。
そんな彼女がニュージーランドで人気を誇ると話されていた、こちらの100%ピノ・ノワールのロゼ。イチゴのようなやさしい甘みと、フレッシュな酸、そして程よく樽熟成された香りのバランスがとてもよく、大変飲みやすかったです。こちらのワインは、女性に人気になりそうな一品でした。
最後に、「ワイルドアース」のピノ・ノワール2012です。
セントラルオタゴにあるワイルドアースは、最高のピノ・ノワールを作るということを目標に、少人数で営んでいるワイナリーです。
そのポテンシャルは非常に高く、過去にはニュージーランド航空のビジネス&ファーストクラスでも採用されていたことがあったり、いくつかの賞で金賞や五つ星を獲得しています。
口に入れると広がる、セントラル・オタゴ特有のテロワール、土の香り、ベリーの香り、そして程よい酸味と長く続くタンニンは、非常に美しい色合いとともにバランスよく仕上がっている印象でした。
今回もたくさんのNZワインを味わい尽くした試飲会でしたが、毎回思うのは、どのワインも本当にレベルが高いということ。
ニュージーランドの代名詞であるのソーヴィニヨンブランやピノノワールだけでなく、シャルドネ、リースリング、ゲヴュルツトラミネール、メルロー、シラー、カベルネなどなど、どの品種も非常に完成度が高いので、いつも驚くばかりです。
またの機会に、そういったワインもご紹介させていただけたらと思っています。
我妻
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