投稿日 : 2018.5.26 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク
「マウント・ディフィカルティ」ワインメーカーズディナーに参加してきました
こんにちは。
先日、六本木一丁目にあるレストラン「Ruby Juck’s」にて開催された、マウント・ディフィカルティのメーカーズディナーに参加してきました。
マウント・ディフィカルティは、ニュージーランドのセントラル・オタゴにあるワイナリーで、1998年に設立されました。
イギリスのデカンタ―誌では、アタランギ、フェルトンロード、そしてマウント・ディフィカルティがニュージーランドの3大ピノ・ノワールのメーカーと評される、NZの代表的ピノ・ノワール生産者でもあります。
一般参加者、インポーターの社長、そしてマウント・ディフィカルティのセールス&マーケティングマネジャーのフレーザーさんの合計20名で行われたメーカーズディナーは、静かな雰囲気の中、ゆったりとスタートしました。
乾杯として出されたのは、ポロ・ロジェのリザーブ・ブリュット[NV]。
こちらはマウント・ディフィカルティのワインではありませんが、同じインポーターさんが取り扱っているシャンパンです。
お料理として出されたのは「バニラで香りづけした豆腐エスプーマ」
ふわふわの食感と、雲丹とコンソメの香りが、ポロ・ロジェにとてもマッチしていました。
この後から、いよいよマウント・ディフィカルティのワインが登場です。ラインアップとしては、
・シャルドネ2015
・ピノグリ2016
・ローリング ピノ・ノワール2015
・ターゲット・ガリー ピノ・ノワール2013
・ロング・ガリー ピノ・ノワール2013
・パイプレイ・テラス ピノ・ノワール2013
の6本が出されました。
シャルドネ2015とピノグリ2016は両方とも非常にアロマティックなワインで、フルーティーな香りと、口の中に入れた瞬間に何層にも果物のフレーバーが広がるのが印象的な、美しいワインでした。
サーブされた際は少し温度が低く、冷たかったのですが、徐々に温度が上がってくる度に、刻々とワインの表情が変わっていきました。
また、両方ともお料理の中にはフルーツが使われており、シャルドネにはグレープフルーツ、ピノグリには枇杷(びわ)という少し異色の組み合わせだったのですが、これがまたワインと良く合う素晴らしいマリアージュになっており、大変勉強になりました。
シャルドネ2015に合わされた「富士山産トラウトのコンフィ」
ピノグリ2016に合わされた「青森産平目のタルタル」
そしてなんと言ってもマウント・ディフィカルティの目玉はピノ・ノワール。今回は特に2013年というヴィンテージの異なる3種類のシングル・ヴィンヤードのワインの飲み比べを楽しみにしていました。
ローリング ピノ・ノワール2015とお料理については長くなるので割愛しますが、「長野産ズッキーニのグリル」というお野菜とピノ・ノワールのマリアージュにとてもビックリしました。
さて、マウント・ディフィカルティではシングル・ヴィンヤードでの生産にとてもこだわっており、ターゲット・ガリー、ロング・ガリー、そしてパイプレイ・テラス、これらは生産量が限られており、良いヴィンテージにのみ生産されるそうです。
畑の位置も全て近いところにあるらしいのですが、どれも異なる味わいで、こうやって飲み比べるのがとても勉強になりました。
ワインには正解がなく、それぞれにこのワインが好きだ、こっちのワインの方が深みがある、そんなディスカッションを参加者同士で楽しめるのがとても面白く、みんなで盛り上がりました。
個人的には、ロング・ガリーが今一番の飲み頃で、セントラル・オタゴのパワフルで骨格がしっかりしている特徴がありながらも、シルクのような口当たりと、熟したプラム、チェリーのような果実味とほんのりとした甘さ、そして全体を包み込むやわらかいスパイス感とタンニンが、とてもバランスよく美しく仕上がっているように感じました。
マリアージュされたアメリカ産プライムサーロインのチャーグリルにも、その果実味のバランス感とスパイス、タンニンがとてもよく合っていたように思います。
最後はお口直し、デザートとして、「ブリー&ゴルゴンゾーラ ドルチェ」が出されました。
それぞれのチーズの美味しさと、ドルチェとしてはベリーソースのジャムだったのですが、それがまたピノ・ノワールともよくマッチしていました。
本当に楽しい時間を過ごさせていただきましたが、フレーザーさんは反対側のテーブルにほとんど座ったままで、それぞれのワインについての説明がなく、あまりお話できなかったことだけが残念でした。
(途中で一度だけ席に来てくださり、少しだけお話できましたが・・)
ともあれ、マウント・ディフィカルティのワインを堪能させていただき、大満足の本当に素晴らしい会でした。
マウント・ディフィカルティにはレストランも併設しているそうで、いつかは訪れたいと思いました。
Ruby Juck’sの皆様も、素敵なサービスをありがとうございました。
最後に楽天ブリーズオンラインショップではマウント・ディフィカルティを各種取り扱っております。
詳しくは、こちらを参照下さい。
我妻
タグ : セントラルオタゴ, ニュージーランドワイン, マウント・ディフィカルティ