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ニュージーランドの旬な情報や取材報告など、タイムリーな話題を綴っています。

投稿日 : 2018.7.3 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

ニュージーランドワイン会 「アストロラーベ」 の会

ニュージーランドワイン会 「アストロラーベ」 の会

こんにちは。
先日、毎月恒例のニュージーランドワイン会の日でした。

毎月テーマを決めて開催しているこのワイン会、おかげさまで1周年を迎え、100名以上方が訪れてくださいました。

リピーターの方も、はじめましての方も、来てくださることに心から感謝です。
このブログを読んでくださっている読者の方の応援も、本当にありがとうございます。

さて、今回のテーマは「アストロラーベ」というワイナリーにさせていただきました。

(先日のニュージーランド滞在時にも、アストロラーベにお邪魔させていただきました)

アストロラーベは、1996年にサイモン・ワグホーンを中心に、ニュージーランドのマールボロ地方に設立されました。

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19世紀初頭にマールボロの海岸にやって来たフランス船の名前であり「天体観測儀」を意味するアストロラーベという名前には、「優れたワインを生み出すために常に冒険と新たな発見をし続けたい」という思いが込められています。

その味と実力はお墨付きで、国内外でのコンペティションでの数多くの受賞暦をはじめ、ニュージーランドを代表するワイン評論家ボブ・キャンベルに「アストロラーベは紛うことなくニュージーランド産ソーヴィニヨン・ブランの造り手の頂点に立つワイナリーである」と高く評価されています。

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今回は1周年を記念して、白金高輪にあるビューラウンジにて開催させて頂きました。

まだ日の高い18時からスタート。
徐々に日が暮れていき、東京タワーのナイトビューが、ワイン会に華を添えてくれました。

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乾杯は「ドライ リースリング 2016」で。

リースリングとしては非常にドライな仕上がりで、最初の1本目としてとてもお勧めで、またフードにも良く合います。

お食事としては、その日がとても暑かったため、元気になり、かつワインに良く合うものを考えさせていただき、「ラタトゥイーユ」をご用意させていただきました。

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夏野菜をたっぷり味わっていただきながら、ワインとあわせていただきました。

続いては、ソーヴィニヨン・ブラン3種を飲み比べ。
「マールボロ ソーヴィニヨン・ブラン2016」「アワテレヴァレー ソーヴィニヨン・ブラン2017」「ケケレング・コースト ソーヴィニヨン・ブラン2016」の3種類です。

それぞれに色合いも味わいも少しずつ異なる3本、それぞれがこれが美味しい、これが好みだという談義で盛り上がりました。

個人的には、最近日本での販売が開始となった、ケケレング・コーストが、やはり面白いなと思いました。

ケケレング・コーストは海岸線に非常に近いところにあるブドウ畑で作られたワインで、後味にほのかな塩味を感じるのが特徴です。アストロラーベ以外でここのブドウを使ったワインを作っているところはほとんどありません。

フードには、その塩味を生かすため、「ホタテのカルパッチョ」「エビとアボカドとタマネギのマリネ」をご用意。

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ソーヴィニヨン・ブランと魚介という王道のマリアージュを出させていただきました。

5本目は、「シャルドネ2015」です。

その昔、アストロラーベのシャルドネを飲んで、本当に驚きました。この値段でこのクオリティーを出せるところはなかなかありません。
実際に、ワイン評論家から「ニュージーランド産シャルドネの最高峰」と評されていたりします。

非常にクリーミーで濃厚な口当たりの中にも、トロピカルフルーツのような凝縮感と、ナッツのようなロースト香が口に広がります。ロングトーンの白ワインで、単体でもゆっくり飲むことができます。皆様からも、美味しいという声がたくさん聞かれました。

こちらにあわせたのが、「カルボナーラ」です。

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カルボナーラの持つ濃厚な口当たりが、シャルドネに良く合っていたと思います。

最後に「ピノ・ノワール2015」をお出ししました。
熟したプラム、ダークチェリー、樽のフレーバーが口の中に広がり、なめらかなタンニンのバランスの良い、マールボロのピノ・ノワールを非常に良く現した1本だと思います。

こちらには、ローズマリーと一緒にしっかりと焼き上げた「チキンロースト」をお出ししました。

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そして今回は、デザートを最後にご提供させていただきました。
夏らしく、グレープフルーツゼリーを作りましたが、お口直しに喜んでくださってよかったです。

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今回は贅沢に少人数の会となりましたが、これからもアストロラーベのように「常に挑戦と冒険心を忘れることのない」ワイン会を開催していきたいと思っています。

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お集まりくださった皆様、ありがとうございました!

我妻

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投稿日 : 2018.6.24 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

「クラウディーベイ × Two Rooms」メーカーズディナー

「クラウディーベイ × Two Rooms」メーカーズディナー

こんにちは。

前回のグリロジーにて行われたメーカーズディナーに続いて、表参道にあるレストラン「Two Rooms」にて開催された、クラウディーベイのテクニカルディレクター、ジム・ホワイト氏によるワインメーカーズディナーについて、レポートさせていただきます。

Two Roomsは六本木にあるRoby Jack’sと同じ会社の経営する、表参道にある人気のレストランで、数多くのワインメーカーズディナーが開催されているレストランです。

グリロジーと同じく、日が沈むころからスタートし、Two Roomsのテラスにてクラウディーベイの誇るスパークリングワイン「ペロリュス」と長崎産の牡蠣が振舞われました。

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やはりこれは王道のマリアージュですね。

どんなに工夫したり、創作しても、やはり牡蠣とペロリュスに勝るフードマリアージュは無い、そう思わせるほどの印象がありました。

この日も天候に恵まれ、すばらしい夕暮れとともにペロリュスと牡蠣を味わっていると、室内に通されました。

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室内で最初にサーブされたのは、この日もクラウディーベイの誇る「ソーヴィニヨン・ブラン2017」です。
フードとしてペアリングされたのは「海老のカクテル」でした。

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丁寧に火入れされた海老と添えられたソースが、ソーヴィニヨン・ブランと最高にマッチしていました。これは本当に美味しかったです。

続いてはもうひとつのソーヴィニヨン・ブラン「テ・ココ2014」と「NZ産スカンピの鉄板焼き~アヴォカドガーデン柚子胡椒」でした。

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テ・ココの樽熟成のスモーキーな味わいが、この料理の持つ複雑なテクスチャーに混ざり合い、本当に美味しいマリアージュでした。素材自体もスカンピが本当に新鮮で、目利きのよさも光りました。

その次はクラウディーベイ「ピノ・ノワール2015」と、「グリーンリップ ムール貝のプレゼ&和牛カルパッチョ」でした。

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これは正直、度肝を抜かれました。

和牛カルパッチョに注がれた、カルダモンを使っただしが、料理全体の香ばしさを引き出し、和牛のまろやかさとピノ・ノワールの最高のフードマリアージュができていました。

これはもう、本当に脱帽です。感動でした。

最後に、最高級ピノ・ノワールの「テ・ワヒ2015」と「ゆっくり火入れしたラムラック」でした。

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お料理がかなり強いラムの味わいでしたので、好き嫌いがはっきり分かれると思いますが、これだけレアで味のあるラムにも負けないテ・ワヒのポテンシャルを感じるという一面では良かったと思います。

そして最後にデザートとして「70%ダークチョコレートタルト&アイスクリーム」が出されました。

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これはTwo Roomsのスペシャリティなのでしょうね。自信と気品あふれるデザートを頂くことで、心が完全に満たされました。

確かにグリロジーの料理もすばらしかったのですが、これだけ数多くのスペシャリティを出されると、Two Roomsの方に軍配が上がるかなというのが正直な感想でした。

そしてこの日もジムのホスピタリティーが炸裂。
恐らく全員の参加者と話しをしていたのではないかなと思います。

Two Roomsの雰囲気と、美味しい料理、クラウディーベイのワイン、そしてジムの空気感。これらが全てマッチした、最高の夜になりました。

本当に、たくさんのお料理にサプライズを受けた夜になりました。
今日も関係者のみなさま、本当にありがとうございました。

我妻

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投稿日 : 2018.6.21 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

「クラウディーベイ × グリロジー」 メーカーズディナー

「クラウディーベイ × グリロジー」 メーカーズディナー

こんにちは。

何度も記事を書かせていただいている、ニュージーランドでもっとも有名なワイナリー「クラウディーベイ」のテクニカル・ディレクター、ジム・ホワイト氏が来日し、2日間メーカーズディナーを開催しました。

ジムといえば、先日もアップさせていただいたクラウディーベイの収穫時期のドキュメンタリーでガイドをしてくれた方です。

詳しくはこちら

今回は2日間という短い東京滞在でしたが、東京初日のこの日は、ヒルトン東京お台場のレストラン「グリロジー」にて、メーカーズディナーが開催されました。

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海風が心地よく、ちょうど日が沈み始めたころから、グリロジーのテラスにて、スパークリングワインの「ペロリュス」と前菜が振舞われました。

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前菜には「42ヶ月熟成イベリコ豚の生ハム

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ラムサモサキノアを使ったイカ飯キャヴィア添え」が振舞われました。

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特に生ハムは目の前で切り出して、サーブしてくれました。口に入れた瞬間に生ハムが溶けて無くなるほどに濃厚な味わいと甘みのある脂で、本当に美味しい生ハムでしたが、ペロリュスとのマリアージュはベストとは言えず・・それぞれ単体で楽しみたい印象でした。

イカ飯のほうは、メニューではソーヴィニヨン・ブランとのマリアージュと書かれていましたが、ペロリュスと一緒にサーブされました。

こちらは程よい酸味とスパイス感があり、ペロリュスともよくマッチしているなと感じました。

しばらくして、室内に案内され、ソーヴィニヨン・ブラン2017がサーブされました。

こちらに関しては、特にマリアージュが無くて残念でした・・

続いては、シャルドネ2016とともに、「タラバ蟹、牡蠣のスパイスキャラメリーゼ、赤貝、春豆のサラダとトマトカプレーゼムース添え」というお料理がサーブされました。

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シャルドネはソーヴィニヨン・ブランと同じ、ソーヴィニヨン・ブラン用のグラスに注がれたことがちょっと驚きでしたが、シャルドネのクリーミーさとポテンシャル、ニュアンスは失われていなかったので、良かったです。

お料理は単体としてはとてもすばらしかったですが、蟹や牡蠣、赤貝などは、どんな味付けをしても、やはりソーヴィニヨン・ブランのほうがマッチングするなと感じました。。

このペースで書いていくと、長編の記事になってしまいますね(笑)
これ以降は、それぞれのワインとフードのみ、ご紹介します。

クラウディーベイのもうひとつのすばらしいソーヴィニヨン・ブラン「テ・ココ2014」とは「イサキのグリル
雲丹のエンジェルヘアパスタ~アスパラガスのプロス コーンスプラウト~
」。

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このマッチングもすばらしかったです。コーンスプラウトのほんのりとした甘さが、テ・ココを引き立てていました。

クラウディーベイの誇る最高級ピノ・ノワール「テ・ワヒ2015」とは、「オーストラリア産ドライエージングビーフテンダーローインとフォアグラ入りダークチェリーコンポート」。

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テンダーローインステーキの濃厚で肉厚なジューシーさは言うまでもありませんが、フォアグラの香りとダークチェリーが、テ・ワヒとすばらしくマッチしていました。

そして最後に、デザートと紅茶orコーヒーがサーブされて終了です。

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これらのマリアージュは本当に私にとって最高の勉強となったのですが、今回もうひとつお伝えしたいのが、ジムのホスピタリティー、場を盛り上げるエンターテイメントの要素です。

非常に驚かされました。

全てのテーブルにジムが周り、一人ひとりの参加者と丁寧に話をする。
そして参加者の中にたまたま結婚記念日の方がいたので、ジムのオーガナイズでサプライズでお祝いをする。

こういうことはわかっていてもなかなかできないことだなと、大変に感動しました。

グリロジーの美味しいお料理、クラウディーベイのワイン、そしてジムのホスピタリティーによって、すばらしい夜が演出されていたように思います。

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兎にも角にも、大変楽しい時間を過ごさせて頂きました。
関係者の皆さま、本当にありがとうございました。

我妻

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投稿日 : 2018.6.2 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

マールボロ産ソーヴィニヨン・ブランの頂点に立つといわれるワイナリー「アストロラーベ」

マールボロ産ソーヴィニヨン・ブランの頂点に立つといわれるワイナリー「アストロラーベ」

こんにちは。

ニュージーランド滞在中、最後に訪れたワイナリーは、「アストロラーベ」というブティックワイナリーです。

アストロラーベは1996年に、ワインメーカーのサイモン・ワグホーンと妻のジェーンの2人によって設立されました。

現在では多くの海外への輸出も行われており、国内においても「ニュージーランド産ソーヴィニヨン・ブランの造り手の頂点に立つワイナリー」、「ニュージーランド産シャルドネの最高峰」となどと、非常に高く評価されているワイナリーです。

今回はオーナーで経営責任者のジェーンさんに案内してもらい、日本未発売のワインを中心に、テイスティングと、アストロラーベについて色々教えていただきました。

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アストロラーベは、小さなワイナリーながら、作っているワインの種類の多様さも面白みのひとつです。

中でもソーヴィニヨン・ブランは、畑の違いから4種類のラベルを作っており、それぞれに飲み比べると、その特徴が非常に良く分かる丁寧なワイン作りをしていると感じました。

なお、アストロラーベ訪問時は日本未発売だった「ケケレングコースト」のソーヴィニヨン・ブランが、先日ついに日本でも発売されました!

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ケケレングコーストは、海に程近い場所に位置しているため、そこで育ったブドウは海洋性のミネラルがたっぷり含まれています。

このミネラル感、塩気がソーヴィニヨン・ブランのフレッシュさ、レモンやグレープフルーツのような柑橘系の味わいにとてもマッチしていて、単体でも飲みやすいですし、魚介などのシーフードにもベストマッチングのワインです。

なお、弊社ブリーズオンラインショップでも販売しています。
文末にリンクを貼ってありますので、良かったら見てみてください。

さて、ソーヴィニヨン・ブラン以外に飲ませていただいたワインは、ピノロゼ、ピノグリ、アルバリーノ、シュナンブランなど、どのワインもとてもアロマティックで、非常にフルーティー。

それぞれのブドウの特徴を生かすワイン作りをモットーとしているというだけあり、果実の豊かさをとても良く味わえるワインだと感じました。

特にシュナンブランで作られたデザートワインは、完熟したパインや蜂蜜、リンゴのような甘さの中にも、シュナンブランの特徴であるしっかりとした酸が骨格を作っており、とても美しいワインだと感じました。

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このワインについて訪ねたところ、シュナンブランが好きな夫だからこそ作れたと語ってくれました。
その語り口には、自分たちのワインに対する自信はもちろん、ご主人への尊敬、愛情、お二人の絆の深さを感じました。

そして何より、常にニコニコされていて、人と話すこと、人をおもてなしすること、自分たちのワインを紹介できることが最も好きなことだと楽しそうに話してくださったジェーンさんのお人柄をたくさん感じる時間でした。
本当にありがとうございました。

▼アストロラーベ ケケレングコースト ソーヴィニヨン・ブラン2016


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我妻

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投稿日 : 2018.5.22 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

NZワイン会「クラウディーベイ」の会

NZワイン会「クラウディーベイ」の会

こんにちは。

18日に毎月恒例、ニュージーランドワイン会を開催しました。

今回のテーマは「クラウディーベイ」。

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このブログをお読みの方は既にご存知かと思いますが、ニュージーランドでもっとも有名かつ、世界にニュージーランドワインのすばらしさを広める立役者となったワイナリーのひとつです。

ある著名なワイン評論家が、クラウディーベイのソーヴィニヨン・ブランを絶賛し、「世界が白に目覚めた」と表現したことは有名な話です。

さて、今回のワイン会では、日本で発売されているクラウディーベイのワイン6本と、ピノ・ノワールのオールドヴィンテージ2本、合計8本をご提供させていただきました。

まず乾杯の1本目は、伝統的なシャンパーニュ製法で作られたスパークリングワイン ペロリュス[NV]です。

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最低2年間の瓶内二次発酵を経てリリースされるこちらのスパークリングは、ライムやレモン、グレープフルーツのニュアンスと、複雑なナッツや、イースト香の特徴が複雑に絡み合い、口の中にたくさんの香りが開く、完成度の高いスパークリングです。

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お食事は前菜として、スパイスを効かせたブラックオリーブとグリーンオリーブのカナッペと、レモンオリーブとミニトマトのピンチョスでお楽しみいただきました。

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2杯目は、クラウディーベイを世界的ワイナリーにさせた、ソーヴィニヨン・ブラン2017です。

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フレッシュなライム、レモン、グレープフルーツのようなニュアンスに、みずみずしい酸とミネラルがさわやかさを演出する、こちらのワイン。

皆さんから美味しいという声がもれ聞こえます。

お食事は、NZ産グリーンマッスルを使った魚介のセビーチェ。

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たっぷりとライムを搾り、白ワインビネガーで酸味を効かせたこちらのセビーチェと、ソーヴィニヨン・ブランがとてもマッチしていたと思います。

続けて3杯目はテ・ココ2014です。

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テ・ココとは、ニュージーランドの先住民であるマオリ族の言葉で「クラウディーベイ」を意味します。

こちらのワインは異なるスタイルで作られたソーヴィニヨン・ブランで、樽熟成から来る深い味わいと、何層にも重なり合うテクスチャーが特徴のプレミアムワインです。

お食事としてあわせていただいたのは、鱈の素揚げ~タルタルソース添え です。

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テ・ココにはてんぷらなどがとてもよく合うんです。

4杯目はシャルドネ2016です。

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2016ヴィンテージはちょうどこの2~3週間に日本に入ってきてリリースされたばかりで、今までのヴィンテージからマイナーチェンジがされました。

レモンのようなさわやかな香りがやってきて、クリーミーな口当たりの中に、わずかなミネラル感とローストしたナッツのような特徴が混ざります。繊細でやわらかくまろやか。美しい白ワインだと感じさせる完成度がありました。

お食事としては、クラムチャウダーをご用意させていただきました。

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こちらのシャルドネには、こういったクリームを使ったお料理、サーモンなどにもとてもよく合います。

5~7杯目はピノ・ノワールの飲み比べとして、2010、2014、2015の3つのヴィンテージをご用意しました。

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2010年ヴィンテージは、先日クラウディーベイのセラードアで購入してきたものです。

恐らくこうやってクラウディーベイのピノ・ノワールのヴィンテージ違いを飲み比べることは、ほぼできないのではないでしょうか。

2010年は僕自身もとても楽しみにしていたのですが、まさに飲み頃で、美しいブラックチェリーやプラムのような香りが際立ち、円熟された甘みと滑らかな舌触り、豊かな味わいが最高に美味しかったです。

2015年は非常にいい年だったということもあり、個人的には2014年よりも美味しく感じましたし、このように8年近い熟成も望めると思いました。

なお、お食事はトマトチーズリゾットをお出ししました。

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最後の8杯目は、テ・ワヒ2015です。

こちらを、リーデルのセントラルオタゴ・ピノ・ノワールグラスにサーブさせていただきました。

一般的に、セントラル・オタゴのワインは、より黒く、豊かな色合いを持っており、同じようにセントラル・オタゴ産のテ・ワヒはその性質を強く持っています。

ピノ・ノワール2015よりも骨格が強く、パワフルで、タンニンが非常にしっかりとしています。

こちらには王道の合わせ方、ラムステーキをお出しさせていただきましたが、やはりテ・ワヒとの相性はバッチリでした。

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お食事後、皆様で記念撮影。

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今回も来てくれた人の笑顔あふれる、大満足の会になりました。

来月はニュージーランド滞在時にも訪問した「アストロラーベ」のワイン会を行う予定です。

なお、先日私がニュージーランドに訪問した際に、こちらのクラウディーベイに宿泊させていただき、ドキュメンタリービデオも製作させていただきました。

良かったらこちらのビデオ、是非ご覧くださいね。

詳しくはこちら

我妻

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投稿日 : 2018.5.13 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

シャンパーニュ地方から移住し、ワイン造りを行う「No.1 Family Estate」

シャンパーニュ地方から移住し、ワイン造りを行う「No.1 Family Estate」

こんにちは。

ニュージーランド滞在中、7番目に訪れたのは、「No.1 Family Estate(ナンバーワン・ファミリー・エステート)」です。

ナンバーワン・ファミリー・エステートは、フランス・シャンパーニュ地方で12世代にわたり、シャンパーニュを造り続ける家柄のダニエル・ル・ブリュン氏が、新たな地でシャンパンを作ることを夢見て、1999年にマールボロで家族と共に設立したワイナリーです。

ここのワイナリーは、スパークリングワインしか作っていません。ニュージーランドでそのようなワイナリーは極めて珍しいですが、彼らは

ニュージーランドに移住し、その地を愛するからこそ、また、シャンパーニュを愛するからこそ、マールボロで作られる伝統的なシャンパーニュスタイルのスパークリングの評価を上げたい。

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という想いでスパークリングワインを作っているワイナリーなんです。

機械は全てフランスから輸入し、製法も全てシャンパーニュ地方のものを踏襲しています。

ダニエルさんは、その昔マールボロに訪れた際に、この地は日照時間が長く天候が良いだけでなく、ブドウがピュアによく熟して、シャンパンスタイルである瓶内二次熟成のシャンパンが作れると確信したそうです。

実際に、国内外でも評価が高く、エアーニュージーランド・ワインアワードでも「No.1 Reserve」がニュージーランド産 優良ワイン2017に選ばれています。

この日はダニエルさんの娘さんのヴァージニーさんが、ワイナリーの案内と、ワインの説明を丁寧にしてくださいました。

日本で飲む事ができるのは、ブランド・ブランの「No.1 Cuvve」のみなのですが、こちらのシャルドネ100%で作られたキュヴェは、非常にクリーミーでまろやか。

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トースト香やりんごのような香りなど、果実味にあふれながらも、決め細やかな泡立ち、バランスのよさで、単体で飲んでもよし、お食事とあわせても良しの良質なスパークリングです。

ヴァージニーさんいわく、シーフードにはもちろん抜群の相性を見せますが、レモンのスイーツともよく合うとおっしゃっていました。

まだ試してはいませんが、確かにそのような合わせ方もとてもおいしそうです。

印象的だったのは、マールボロという土地でワインを作り続けていることに本当に情熱と誇りを持っているということ。ちょっとシャイで職人肌のワインメーカー・父ダニエルさんと、元気で快活、明るくて華のあるセールス&マーケティングマネジャー・娘ヴァージニーさん。

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今回はお会いできませんでしたが、母アデルさん、息子レミーさん、そんなファミリーを中心に作られているナンバーワンのキュヴェですが、弊社楽天、Yahoo!でも購入することができます。

彼らの想いや、マールボロのテロワール(土地)がとてもよく再現されたスパークリングワインです。

「No.1」というネーミングがとてもいいですよね。
ご自宅用にはもちろん、勝負事などを控えた方への贈り物としても、いかがでしょうか?

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我妻

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登録日 : 2018.5.8

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登録日 : 2018.4.10

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