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ニュージーランドの旬な情報や取材報告など、タイムリーな話題を綴っています。

投稿日 : 2025.5.26 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25 D2/D3入替戦 D2 7位vsD3 2位 第1戦 清水建設江東ブルーシャークス vs 狭山セコムラガッツ レポート

NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25 D2/D3入替戦 D2 7位vsD3 2位 第1戦 清水建設江東ブルーシャークス vs 狭山セコムラガッツ レポート

5月24日(土)に江東区夢の島競技場で行われた、NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25 D2/D3入替戦 D2 7位vsD3 2位 第1戦 清水建設江東ブルーシャークス vs 狭山セコムラガッツ を取材してきました。

5/10のホーム最終戦で日野レッドドルフィンズに1点差で惜しくも敗れ、翌日の試合結果によりD2/D3入替戦に回ることになった、清水建設江東ブルーシャークス。
ディビジョン2残留のため、絶対に負けられない戦いです。

キウイブリーズが注目するのは、清水建設江東ブルーシャークスのリマ ・ソポアンガ

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だったんですが…まさかのメンバー外となりました。
会場にはいましたので、話を聞いてきました。

記事の後半でご紹介しますので、どうぞ最後までご覧ください!

前半7分にフェーズを重ねながら江東BSが大外に長いパスを受け安達のトライで先制しました。
しかし9分にすぐ簡単にトライを取り返されて勝負は振り出しに戻りました。

23分クリップス ヘイデンの危険なプレーでイエローカードになった後、検証によりレッドカードで退場になり、江東BSは1人少ない状況に。
江東BSは狭山RGのプレッシャーでなかなか決め切れない状況が続きました。
40分ペナルティゴールが決まって、前半は10-5で江東BSがリードして折り返します。

後半に入り、6分狭山RG神座のトライで逆転、さらに15分ペナルティゴールを許し5点リードされてしまいました。
その後も何度かチャンスはありながらも決め切れない場面がありましたが、それだけ狭山RGの強いプレッシャーと勢いがあってミスが生まれてしまいました。
38分ティジェイ ・ファイアネの危険なプレーがイエローカードから検証によりレッドカードで退場になりゲーム終盤は14人同士の戦いとなりました。

そして試合終了間際の39分エッセンドン ・トゥイトゥポウのトライとコンラッド ・バンワイクのコンバージョンゴールが決まり、試合は17-15で清水建設江東ブルーシャークスが勝利しました。
色々なことが起こり本当に苦しい戦いでしたが、今までとは違い最後の最後まで粘って取り切ったことは大きいです!
応援に来ていたファンもハラハラドキドキだったと思います。

プレーヤー・オブ・ザ・マッチはトライを勝ち越しトライを決めたエッセンドン ・トゥイトゥポウでした。
自分的にはコンラッド・バンワイクですね!

15番でしたが、途中からシステム変更により10番のポジションに入りつつ15番のカバーもしていて本当に素晴らしい働きをしていました。

ブルーシャークスの取材を行くようになって3年目になりますが、後半20分くらいからしゃがんでしまうくらい疲れきっているコンラッドは初めて見ました。それくらいハードだったんだと思います。

試合後に行われた記者会見の一部を紹介します。

狭山セコムラガッツ スコット・ピアス ヘッドコーチ

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「両チーム100%出して、ともに規律に問題があったけど、来週-2で始まる。今週のフォーカスポイントは最初のコンタクト。相手は前半ボールキャリーのゲインでラックとラインブレイクもスルーだけど、後半のパフォーマンスは凄かった。すごい勇気でプレーしていて、こういうレベルでは小さいエラーが影響する。また来週チャンスがある」

飯田キャプテン

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「前半後半ともに自陣のところで長く戦って大変な時間が多くて受けてしまった部分があった。来週-2ポイントから始まるので、そこは気にせずいい試合ができるように1週間いい準備をして準備していきたい」

清水建設江東ブルーシャークス 仁木監督

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「またようやく夢の島で勝つことができて少しほっとしています。内容はただ勝っただけというところで、セコムさんの素晴らしいラグビーに、ディフェンスに、受けに回ってしまった結果。ただ2点差で勝って反省ができるので、次に繋がったかなと思います。何がなんでもディビジョン2に残留することを目標にして、来週1週間勝って反省しながら過ごしていきたいです」

立川ゲームキャプテン

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「入替戦というプレッシャーやセコムさんの強い気持ちをかなり受けてしまったところがあったのですが、最終的にどうであれ勝ち切れたことはチームの成長を実感できる試合だったのかなと思います」

Q. 想定していたことと、よかったこと、悪かったこと

A. (仁木監督)

想定外は左にいる立川キャプテンが早々とピッチから去ったことじゃないでしょうか。ただその後田森がしっかりとラインアウト含めて抑えてくれましたので、ここは田森の成長に繋がったのかなと。用意してきたプレーというよりも、セコムさんがただひたむきにディフェンスをやってきたところに若干受けてしまって、駒がなくなってというところだった。我々も全体を通してエリアはほとんど取れたと思いますので、そこは評価するところだと思っています。2点差で勝って次負けてしまったら一緒ですから、必ずディビジョン2に残るために今日出た反省をしっかりチーム全員で受け止めて1週間過ごしたいと思います

Q. 人数が減ってしまって、ハーフタイムで何と声をかけたのか

A. (仁木監督)

常に先手必勝とディビジョン3の頃から言い続けてきました。若干受けに回ってしまった部分があったので、まだまだ走れる顔をしていた安達には自分が引っ張って1歩2歩前に出てディフェンスをしてこいと話しました。コミュニケーション取ったりチームでプレーが乗るところに対して全員で反応しようと。あとは誰かやってくれるだろうというのはやめよう、自分でやるんだという、この3つを声かけしました

Q. シーズン最終戦とその一個前で終了間際で点を取られて勝ち切れなかったのがあったが、今日は逆の展開になった。比べて成長した点は

A. (仁木監督)

今回に関しては意地だったと思います。ディビジョン2で近鉄さんにも勝たせてもらって、上位でも戦えると認識は全員でしていた。今日は意地で取り切ったトライで、クーニー(コンラッド)も意地で入れてくれた。クーニーには感謝です

Q. 次の試合の抱負は

A. (仁木監督)

前半からしっかり1歩2歩前に出て勇敢に戦って欲しいなと思いますし、戦う準備をしていきます。気持ちの部分で見ていたら伝わるものだと思いますし、そういった気持ちを見に観客は来ていただいていると思っているので、それ見せる場は今シーズンもう来週しかないので、ブルーシャークスで見てもらって、来シーズンひょっとしたらディビジョン1昇格するんじゃないかと思ってもらえるプレーをしっかりしたいと思っています

Q. 今シーズンベテランのコンラッド選手とリマ選手を中心に攻撃の形を組み立ててきていて、この重要な一戦でリマ選手を外した理由

A. (仁木監督)

難しいですが、ヘイデンはヘイデンでBチームでずっと良いパフォーマンスをし続けてくれていて、いつか使わなきゃなと。逆に彼も使って欲しい顔をしていたので、今週起用しました。リマがいけないというわけではなくて、単純に起用の中でヘイデンの方がチームに合っていて良いだろうと思っていて使いました。能力は誰もが認めるリマかもしれないですけど、ヘイデンの姿勢とか、今日はレッドカードで退場してしまいましたけど、人一倍悔しがっている顔を見ると絶対に使うべき選手と思っていましたし、彼の取り組みを評価しています。迷わずリマじゃなくヘイデンを選びました。来週はヘイデンのカードの状況で、色々な可能性が出てきますし、怪我人も戻ってくるんじゃないかと聞いています。外国人枠の兼ね合いもあるのでリマを使うと名言はできませんが、ベストなメンバーで誰が出てもブルーシャークスらしいラグビーを全員ができると思いますので、それを皆さんに見てほしいです

試合後、リマ ・ソポアンガにインタビューしてきました。

Q. 今日の試合はいかがでしたか?

A. ああ、とてもストレスフルでした。どっちに転んでもおかしくないような試合だったし、勝てただけで満足です。
ただ、いずれにせよ、我々は自分自身を見つめ直し、選手たちのためにどのように1週間を設定し、彼らがどのように準備したかを考えなければならないと思います。セコムはとても危険なチームだからです。良い準備をして来週に臨まなければならなりません。また違ったストーリーになるかもしれません。でも、我々の選手たちには満足しています。あそこで踏ん張ったし、タフに頑張った。時には、あのような勝利が必要なんだと思います

試合後、ホームゲームで選手が着用していたジャージの販売があったので、リマのジャージを購入させてもらってリマにサインを貰いました。メッセージまで書いてくれて記念になりました!

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試合後に9番金築と話していたリマ。

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外から見ることでより冷静に分析できたんだと思います。すぐにフィードバックしていました。

来週の第2戦も取材予定ですので、またレポートします。

ではでは

熊木

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投稿日 : 2025.5.11 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

NTTジャパンラグビー リーグワン 2024-25 ディビジョン2 第14節 清水建設江東ブルーシャークス vs 日野レッドドルフィンズ レポート

NTTジャパンラグビー リーグワン 2024-25 ディビジョン2 第14節 清水建設江東ブルーシャークス vs 日野レッドドルフィンズ レポート

5月10日(土)に江東区夢の島競技場で行われた、NTTジャパンラグビー リーグワン 2024-25 ディビジョン2 第14節 清水建設江東ブルーシャークス vs 日野レッドドルフィンズ を取材してきました。

早いもので、最終節を迎えました。
ともに結果によってははD2/D3入替戦に回る可能性があり、まさに大一番です!!
午前中で雨も上がり、重要な一戦に多くのファンが応援に駆けつけました。

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キウイブリーズが注目するのは、清水建設江東ブルーシャークスのリマ ・ソポアンガです。

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雨が上がったとはいえ、ピッチやボールは滑りやすく、風も強かったためゲームに影響していました。

前半4分スクラム後にチャージでこぼれた球を江東BS金築がキャッチしトライが決まって先制します!

24分にラインアウトから立川が押し込んで決めたかと思われましたが、TMOでその前の反則によりノートライに。

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しかしその後26分にラインアウトからモールで押し、サイドにパスを回してリマからボールを受けた尾崎がトライ!

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29分日野RDが1トライ返し、前半は15-5で江東BSがリードし折り返しました。

後半に入り、4分にTMOで日野RDのトライが認められ、さらに16分のペナルティトライにより日野RDに逆転を許します。
しかし19分に江東BSのコンラッド ・バンワイクがペナルティゴールを決めて再度リードします。

江東BSは風の影響を受けながらもキックをうまく使い攻撃しましたが、日野RDの強いプレッシャーでなかなか取り切ることができませんでした。逆に日野RDに自陣に入られる時間の方が長かったです。

試合時間残りあとわずかとなった後半37分、江東BSのジョンベン ・コッツェのイエローカードにより1人少ない状況で守りきらなくてはならず、手に汗握る展開に。。。

40分に日野RD のペナルティゴールが決まり、試合は22-21で日野レッドドルフィンズが勝利しました。

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プレーヤー・オブ・ザ・マッチはオーガスティン ・プルでした。

本当に最後の最後までどちらが勝つか分からない、凄い試合でした。
清水建設江東ブルーシャークスは翌日の日本製鉄釜石シーウェイブス vs 九州電力キューデンヴォルテクス の結果次第で入替戦に回るかどうかが決まります。
ホスト最終戦を勝ってシーズンを締めくくりたかったと思いますが、悔しい結果となりました。

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個人的に感じたことですが、この試合に限らずリーグワンのレフェリングはTMOが多いです。正確性を求めることはもちろん大切なことですが、止めすぎて試合のテンポが悪くなります。
以前トヨタヴェルブリッツのスティーブ ハンセン ヘッドコーチも試合後の記者会見で苦言を呈していましたが、レフリーの育成に支援が必要だと思います。

試合後行われた記者会見の模様を一部お届けします。

日野レッドドルフィンズ 苑田ヘッドコーチ

「内容はきれいなラグビーではなかったけども、選手が1年間献身的にチームのために仲間のために努力し続けた結果。代表して試合に出た23名が自分の役割を遂行することによって勝利することができた。この1年間努力してくれた選手を誇りに思っています」

ノア・トビオ ゲームキャプテン

「今日は厳しい戦いになると思っていた。試合前に降っていた雨の影響でスリッピーな状態できれいなラグビーにはならなかったが、それでも前に出る意識を持ってプレーしました」

清水建設江東ブルーシャークス 仁木監督

「前回開幕戦で1点差で勝たせていただいて、今回1点差で負けるというところで、勝てば残留だったんですけど、日野さんのアタックの部分で乗らせてしまった部分で最後受けてしまったのが敗因。ただポジティブに考えると、2試合この壁をチーム全員で取りきることができれば得るものは相当多いし、来季に繋がっていく。ラグビーは気持ちのスポーツなので、無理矢理ポジティブに受け止めるまでと思っています」

立川ゲームキャプテン

「試合はこれがラグビーという感じ。どちらも用意してきたプランを出し切って、ミスはありながらも80分間膠着した試合で、最後は色々な要因もあったんですけど、最後の最後で日野さんに勝利の女神が微笑んだ、そういう試合でした。ただ負けはしたんですけど、こういうタフな試合を乗り越えることがチームの成長に繋がると思いますので、そういう意味ではいい経験ができたのかなと」

Q. 今シーズンを振り返って

A. (仁木監督)
前回D2ではおそらく歯が立たなかったイメージがあったと思いますが、D3から昇格させてもらって今回出来ることがいっぱい増えた。なんとかこのいい流れでD2でやっていきたいと思っていますし、明日の試合結果次第ではありますが負けを願いたくもないので、しっかり今日から準備して現実をしっかり受け止めていこうと思っています。
(具体的に出来ることとは)セットプレーは安定していて、そこに関して負けた試合は1試合もなかったと思っています。モールでの失点がほとんどなく、そこも戦えていた。あとは仕事とラグビーの両立をしっかりしてきて、選手は本当に頑張った結果がこの順位ですので、努力の質、時間の使い方の質を突き詰めていきながらレベルアップしていかなくてはいけないと思っています

今回もリマ・ソポアンガに恒例の独占インタビューを行う予定でしたが、試合結果に落ち込んでいて「言葉にならない」と一言。

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攻守にわたりチームを牽引してただけに非常に残念な結果になりましたがもう2試合あるかもしれないので準備は必要だと思っております。ハイランダーズの後輩のミッチ・ハントの活躍に期待しているとのことです。

また次回会った時に色々話を聞きたいと思います。

ではでは

熊木

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投稿日 : 2025.4.14 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

NTTジャパンラグビー リーグワン 2024-25 ディビジョン2 第11節 清水建設江東ブルーシャークス vs NECグリーンロケッツ東葛 レポート

NTTジャパンラグビー リーグワン 2024-25 ディビジョン2 第11節 清水建設江東ブルーシャークス vs NECグリーンロケッツ東葛 レポート

4月12日(土)に江東区夢の島競技場で行われた、NTTジャパンラグビー リーグワン 2024-25 ディビジョン2 第11節 清水建設江東ブルーシャークス vs NECグリーンロケッツ東葛 を取材してきました。

キウイブリーズが注目するのは、
清水建設江東ブルーシャークス リマ ・ソポアンガ

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背番号12番をつけてプレーするところを見るのは初めてです!

NECグリーンロケッツ東葛 アッシュ ・ディクソン

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前回2月に取材に行った時はメンバー外でしたが、3月から試合に出場しています。

序盤流れを掴んだのは江東BSでした。
前半6分リマ ・ソポアンガのトライで先制します!

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アッシュを振り切ってのトライでした。

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リマが12番でプレーすることによって、攻撃のバリエーションが増えていたように感じました。

13分にGR東葛マリティノ ・ネマニのランからパスを繋いで、最後は後藤がトライし同点に。
17分ペナルティゴールで再度江東BSがリードしましたが、その後は徐々にGR東葛ペースになっていきました。

24分にGR東葛イエローカードで1人少ない状況の中でも押し込んでトライが決まり逆転すると、前半終了間際にもう1トライで点差を広げました。
前半は19-10でGR東葛がリードします。

後半に入ってもGR東葛の攻撃の勢いは止まらず、連続3トライを許す展開に。
江東BSはGR東葛の強いプレッシャーからなかなか追加点を奪えませんでしたが、それでも31分にエド ・ホームズのトライで粘りを見せました。

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試合は45-15でNECグリーンロケッツ東葛が勝利し、プレーヤー・オブ・ザ・マッチは後藤でした。

リマは交代後すぐにアイシング

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試合後に行われた記者会見の模様を一部お届けします。

NECグリーンロケッツ東葛 ウェイン・ ピヴァック ヘッドコーチ

「勝ち点5を取れたことに満足しています。ベストパフォーマンスではなかったと思うのですが、ドロップボールやエラーが多かったり、ペナルティも多くて前半最初に清水に7点先に取られる形になってしまいました。そこから再度オーガナイズしてうまく切り替えてゲームをコントロールすることができ満足しています。
後半はエナジーも上がっていたし、規律も良くなっていたと思います。完璧なスタートとはいえませんでしたが、取りたい5点は取ることができました。コーチとしてはこれ以上の不平を言うつもりはありませんが、その中でもまだまだ課題はあると感じています」

続いて、清水建設江東ブルーシャークス 仁木監督

「吉廣ヘッドコーチの古巣であったので、なんとかチーム全員で勝ちにこだわって1週間過ごしてきましたけど、結果がこういった形になって受け止めないといけないですし、残念ではありますが、我々下を向いても一緒ですし、ある意味今シーズン振り返ってみると負けを経て成長してきた部分は多くあると思いますので、まずしっかり負けた原因をチーム全員で受け止めて、次釜石の試合を用意していきたいと思います。残り3戦絶対負けられない試合ですので、一戦一戦戦っていきたいと思います」

ジョシュア ・バシャム ゲームキャプテン

「難しい試合でした。NECのような相手に対して規律が守れずに3枚もイエローカードを出しているようじゃ絶対に勝てないなと感じましたし、自分たちが相手にプレッシャーをかけないといけないのに、自分自身にプレッシャーをかけてしまって、相手にもプレッシャーをかけられてしまったのが1番の敗因でそこが1番大きな学びなので、次の試合絶対勝っていきたいと思います」

Q. 80分間のゲームプランでうまくいった部分、いかなかった部分は

A. (仁木監督)
80分間というより、いつも先手必勝と言い続けてきましたし、前回ドコモ戦で勇気を持って一歩踏み出そうというところで、ディフェンスに対してプレッシャーをかけ続けようと話をしてきたんですけど、なかなかNECさんの圧力と足が止まってしまってた部分と、さっきキャプテンが言いましたけど、規律の部分が全てかなと思います。イエローカードが3枚出ていて、気持ちさえあれば止められた部分もしっかりあると思いますし、どんな状況でも立ち向かう姿勢というのがチャレンジとして必要だったと思います。正直後半の中盤位からは結果が決まっていたのかもしれませんが、とはいいながらも立ち向かう姿勢というのは我々もそうですし選手も含めて全員で出さないといけなかったと思います。

Q. 今日はリザーブがいつもよりFWが1人多かったですが

A. (仁木監督)
メンバー見ての通りFW勝負になると思っていましたし、BKはある程度リマにしてもクーニー(コンラッド)にしてもベテランではありながらも80分間ずっとプレーくれているので、そこを減らしてFW勝負といったところで考えたんですけど、結果的にはこういう形になってしまいました。悲観するところばかりではなくて、FW勝負といったところでモールではほとんど止められていましたし、そこの部分に関しては残り3戦ボールを取られているようじゃ絶対勝てないので、そこはいい学びになったと思うし、今回取られたところは個々のところとペナルティとこの2つなので、そこは2週間立て直して前向いてやるしかないかなと思っています。

Q. FWが成長しているなと感じる部分は

A. (ジョシュア ・バシャム ゲームキャプテン)

間違いなく(成長を)感じています。FWとしてセットピースのFWバトルに都度勝っていこうと目標を掲げてやってきて、ラグビーでセットピースというのは重要だと思うので、そこにプライドを持って挑んでいこうと毎日練習していて、実際選手たちも成長を感じています。相手もそれを脅威に感じてきていてどんどん分析されてきているので、ここからもう一段階レベルを上げないと対応されてきてしまうのでそこがチャレンジかなと思っています。

Q. リマ・ソポアンガを12番で起用した理由は

A. (仁木監督)

元々リマとヘイデンは同じ高校で確か同級生だったと聞いているんですけど、お互いコミュニケーションをしっかり取ってくれていましたし、練習では結構試していたりとか、後半からヘイデンを入れる時に実際10番でリマが12番になるというのはあったので、しっかりボールを動かすという意図が全てです。ゲームコントロールの部分でリマとヘイデンとクーニーもいますので、しっかりプレーしてくれれば面白い展開になるんじゃないかなというのはありましたけど、相手の13番の選手にフィジカルのプレーでやられた部分があって、ここはBKもそうですけどいろんなものを我々含めて反省しなくてはならないです。意図はしっかりボールを動かしていこうというところです。

Q. チャレンジングなディフェンスと規律の部分の両立について

A. (ジョシュア ・バシャム ゲームキャプテン)

規律というのはラグビーの中で大きな部分を占めていると思うのですが、そこができなかったというのは、ミスが続いている中でどこに要因があるのか早く気付けなかったのが原因かなと思います。ステップアップするために原因に早く気付いて試合の中で改善するというのを目指してやっていきたいです。

Q. 絶対に負けられない残り3戦の意気込みを

A. (仁木監督)

この記者会見でも『気持ち』と何度も言い続けてきましたので、もう先手必勝の気持ちのみだと思っていますし、かつ残り3戦計算して戦えるようなチーム力ではないですから、もう次の釜石のみにまずはフォーカスして一戦一戦しっかり戦っていって、スタッフ含め全員でチーム力で戦っていきたいと思っています。

(ジョシュア ・バシャム ゲームキャプテン)

タフな状況が続くと思いますが、それに逃げずに面と向かって立ち向かっていけるような勇気というのがラグビーの醍醐味だと思うので、それをしっかり感じながら前に進んでいければいいかなと思います。

ここからは、キウイブリーズ独占インタビューです。

NECグリーンロケッツ東葛 アッシュ ・ディクソン

Q. 今日の試合はいかがでしたか

A. そうですね、スタートはかなり遅かったと思います。最初の10分間は本当に清水建設のプレッシャーが強くて、そして彼らは得点を決め、本当にいいプレーをしていました。その後、僕たちに波が来て少しずつ調子を上げていきました。そして、チームとして本当に良い勝利を収めることができました。

Q. リマ選手と対戦していかがでしたか

A. 最高でした!最高の仲間の一人ですが、彼とは長いこと対戦する機会がなかったんです。一緒にプレーしたことがあるだけです。だから、彼とつながることができて本当にクールでした。リマはちょっと口うるさいところがあるんだけど(笑)彼と、そして清水建設と対戦できたことは本当にうれしかったです。

Q. 6月にマオリオールブラックスが来ますが、今回もサポートする予定ですか

A. まだ決断はしていません。ラグビーで何が起こるか、そしてここにどんなチャンスが転がっているか、今は様子を見ている感じですね。ただ、また日本戦で彼らの力になりたいし、どうなるか見てみたいと思っています。

Q. 来年もNECでプレーしますか

A. 残念ながらプレーする予定がないんです。でも、来シーズンに向けてチームを探しています。チームを探して、どこでラグビーができるか探しているところです。

清水建設江東ブルーシャークス リマ ・ソポアンガ

Q. 今日の試合はいかがでしたか

A. 前半の2~30分は素晴らしい試合でしたね。しかし、NECはクオリティの高いチームで、ハーフタイムに多くのエンドを与えてしまいました。そして、いったんボールが転がり始めると、もう止まらない。まるで雪崩のようでした。そして私たちは振り出しに戻るのだと思います。来週は大勝しないといけません。絶対にいいプレーをしなければならない。あのようなパフォーマンスは出せないし、出せばまた負けるでしょうからね。

Q. いつも10番でプレーしていますが、12番でプレーしていかがでしたか

A. 僕とヘイデンみたいで最高でしたね。実は、僕たちは高校で一緒にラグビーをプレーして育ったんです。だから10番と12番を走れるようになってから、もう17年になりますかね。だから、一緒にフィールドを共有できたのはとても楽しかったです。そして僕たちは本当にいいプレーができると思います。本当に楽しかったし、楽しんだんですが、負けたのは明らかです。それはかなりがっかりしています。でもね、ラグビーのいいところは、もう1週間あることなので、来週またがんばります。そして、来週私たちは勝利を手にすると信じています。ありがとう。

試合後に貴重な2ショットを撮影できました!

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この後、今節はメンバー外だったケイン ・ハミントンも合流して3人で話していました。

さらに、今節まで出場停止中のNECグリーンロケッツ東葛 パリパリ・パーキンソン

ハーフタイムに少しだけ話せましたが、「来週からまた試合に出られると思います!」とやる気十分で元気そうでした!

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早いもので、ディビジョン2の試合も残すところあと3試合。

最終戦5/10(土)は取材予定ですので、またレポートします!

ではでは

熊木

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投稿日 : 2025.1.12 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

NTTジャパンラグビー リーグワン 2024-25 ディビジョン2 第3節 清水建設江東ブルーシャークス vs 日本製鉄釜石シーウェイブス レポート

NTTジャパンラグビー リーグワン 2024-25 ディビジョン2 第3節 清水建設江東ブルーシャークス vs 日本製鉄釜石シーウェイブス レポート

1月11日(土)に江東区夢の島競技場で行われた、NTTジャパンラグビー リーグワン 2024-25 ディビジョン2 第3節 清水建設江東ブルーシャークス vs 日本製鉄釜石シーウェイブス を取材してきました。

開幕2連勝の清水建設江東ブルーシャークスと2連敗中の日本製鉄釜石シーウェイブスの対戦です。

キウイブリーズが注目するのは、清水建設江東ブルーシャークスのリマ ・ソポアンガ

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日本製鉄釜石シーウェイブスのミッチェル ・ハント

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三重ホンダヒートから今季移籍してきました。
両選手ともハイランダーズで活躍していた選手が日本のリーグワンでの試合が見れることは自分にとっても幸せな事です。

現在南アフリカ代表アタックコーチを務めるトニー・ブラウンに、ハイランダーズで関わったことがある中でベストSOプレイヤーについて聞いたことがあります。

「最も安定しているのはヘイデン・パーカー、最も才能があるのはリマ・ソポアンガ、ミッチェル・ハントはその両方を少しずつ兼ね備えている」
とコメントしていたので、そのうちの2人の対決がリーグワンで見れるのを楽しみにしていました!

前半15分江東BSがフェーズを重ねて、リマが右に大きくパスを出し、安達のトライで先制します。
リマは視野が広く緩急をつけたパスをするので、相手にとっては脅威です。

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その後も江東BSは2トライを決めリードを広げていきましたが、前半終了間際の39分釜石SWのトライは大きかったと思いました。

前半は21-14で江東BSがリードして折り返しました。

後半に入り、ペナルティゴールでさらに3点を追加した江東BS

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その後隙をついてトライと思われましたが、TMOの結果オフサイドで取り消しとなる場面もありました。

そして18分にミッチェル ・ハントのトライ

さらに25分ヘンリー ジェイミーのトライにより釜石SWが逆転しました。

30分に交代で江東BSケイン ・ハミントンが入りました。

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前節メンバー外だったので心配でしたが良かったです。

38分にもヘンリー ジェイミーのトライが決まり、試合は35-24で日本製鉄釜石シーウェイブスが勝利しました。

アウェイゲームにも関わらずファンが駆けつけ、試合中スタンドからの歓声も大きかったので、選手たちを後押ししていたと思います。皆で掴んだ今季初勝利なのではないでしょうか。

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プレーヤー・オブ・ザ・マッチは2トライを決めたヘンリー ジェイミーでした。

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清水建設江東ブルーシャークスは3連勝ならず残念でした。

ボールウォッチャーになってしまって、相手の攻撃になると簡単に取られるところは引き続き改善が必要かと思います。

試合後に行われた記者会見の一部をお届けします。

清水建設江東ブルーシャークス 仁木監督

「結果は敗戦という形になりましたが、この敗戦をスタッフ・選手含めて受け止めるかというところだと思っています。黙っていても次ドコモ(レッドハリケーンズ大阪)戦がやってきますので、切り替えて次戦に臨んでいきたいと思います。本日はありがとうございました」

白子キャプテン

「今週強度の高い良い練習をチームでしてきて積み上げられてきたと思っていたのですが、なかなか自分たちの良さやプレーが出せなかったり肝心なところでミスがあって勝ちきれなかった部分があるので、次に向けて修正していきたいと思います」

Q. ここまで接戦をものにしてきましたが、今回うまくいかなかった点は

A. (仁木監督)

戦術というよりは、単に気持ちの差かなと思います。2連勝させていただいて、一戦一戦というところを選手・スタッフに言い続けてきましたが、やはり年末年始を挟んでどこかで綻びがあったのかなと思います。必ず勝たなくてはいけない試合だったと思いますし、次はドコモと試合でこの負けをどう我々糧にして成長して次に向かっていくかというところです

(白子キャプテン)

我々ディビジョン3から2に上がったチームでチャレンジャーなので、一戦一戦成長して自分たちのラグビーをして戦っていくというところで、すごく良い準備は出来ていたと思うんですけど、勝ちの貪欲さ、ひたむきさというところで釜石シーウェイブスさんの方が上回ったのかなと思っています。驕りがあったわけではないんですけど、もう1回自分たちの練習に対する態度をしっかり見直して積み上げていくことが重要なのかなと思っています

Q. 釜石に対する苦手意識はありますか

A. (仁木監督)

苦手意識というよりは、単に釜石さんが貪欲に勝ちたいと。ある意味負けたことで現在地が分かったかなと思います。2連勝してきましたけど、1つ勝つことの重さを私自身も痛感しました。ただ単に釜石さんが一生懸命ひたむきにラグビーをしてひとつの勝利に向かって全員で力を合わせてきたというところだと思います

(白子キャプテン)

釜石さんは勢いが出てくるとアタックリズムが出てワイドに展開していくのは分かっているんですけど、どうしてもテンポが生まれた時に自分たちがディフェンスで我慢しきれなかったり、止めていたとしてもペナルティでアドバンテージでもう一回自陣でディフェンスすることになったりと、そういったところの課題がまだ自分たちが修正できていないのかなと。そこは成長の余地でもあり課題だと思うんですけど、次戦に向けてしっかり修正して、次釜石さんと戦う時には絶対勝ちたいなと思います

独占インタビューもしてきました。

まずは日本製鉄釜石シーウェイブスのミッチェル ・ハントです。

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Q. 今季から釜石に移籍してきましたが、どうですか

A. とても良いです!街は小さいですが、スタイルが好きです。岩手の綺麗な街並みを見ることができて嬉しいです。チームメイトのハミッシュ・ダルゼルが海に連れて行ってくれて、釣りもしています

Q. 釜石では何年プレーしますか

A. 2年契約です。私は日本がとても好きなので、これから2年間また日本にいれるので楽しみにしています。日本はとても素晴らしい国ですし、ここにずっといれたら嬉しいです

Q. 今日の試合の感想を聞かせてください。トライも決めていましたね!

A. 今日はとてもチャレンジングな試合でした。前半釜石はとても遅い展開でした。清水がホームでスコアを早めにあげていくことによって、プレッシャーがかかりました。後半はマインドセットして強い気持ちで臨めました。最後の10分間は試合がどう転ぶか分からない展開の中でしたが、ディフェンスが良かったと思っています。この結果はとても嬉しいです

Q. 今季の目標を聞かせてください

A. 釜石は昨季1試合しか勝つことができませんでしたので、今季はもっと勝利を重ねてファンの方に楽しんでもらえるような試合をしたいです!

次に、清水建設江東ブルーシャークスのリマ ・ソポアンガ

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「とてもフラストレーションのたまる試合でした」と一言。
次節まで少し期間があくため、1週間ほどニュージーランドに帰国するそうです。

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試合後は家族タイム。どの選手も家族との時間を本当に大切にしています!

あと、インタビューはできませんでしたが、ケイン ・ハミントンはお見送り花道で笑顔でファンと交流していました!

清水建設江東ブルーシャークスのホストゲームはアットホームな雰囲気がとても好きなので、また取材に行けたらと思っています。

ではでは

熊木

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投稿日 : 2024.5.6 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 ディビジョン3 第15節 日野レッドドルフィンズ vs 清水建設江東ブルーシャークス レポート

NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 ディビジョン3 第15節 日野レッドドルフィンズ vs 清水建設江東ブルーシャークス レポート

5月5日(日)に武蔵野市立武蔵野陸上競技場にて行われた、NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 ディビジョン3 第15節 日野レッドドルフィンズ vs 清水建設江東ブルーシャークス を取材してきました。

ともに1年でD2へ昇格を決め、日野レッドドルフィンズはすでにD3優勝が決定しています。
清水建設江東ブルーシャークスは今季日野レッドドルフィンズに2敗しているため、最終節でリベンジを狙います。

キウイブリーズが注目するのは、清水建設江東ブルーシャークスのリマ ・ソポアンガ
オールブラックスとサモア代表キャップを持ちハイランダーズのレジェンドです。

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ケイン ・ハミントン

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以前インタビューでも聞きましたが、彼らが若い頃から一緒にプレーしているため、良いコンビネーションが期待できます。

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前半10分日野RD川井のトライで先制すると、29分までに合計4トライを決め26-0と大幅にリードします。FWが強くスクラムも良かったですし、突破力がありました。
江東BSは日野RDの激しいプレッシャーもあったと思われますが、反則が多くイエローカードにより一時は13人となる時間帯もあり苦しい展開に。

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それでも耐え抜き、前半37分と41分にトライを決め26-14で折り返します。
前半終了間際にトライが取れたのは大きかったです。チームに勢いをもたらしたと思います。

後半に入っても流れは江東BSでした。
4トライを決め、試合終了間際の日野RDの猛攻を防いで後半は無失点に抑えました。

試合は、38-26で清水建設江東ブルーシャークスが逆転勝利しました。

プレーヤー・オブ・ザ・マッチはオルビン・レジャーでした。

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また、コンラッド・バンワイクはディビジョン3で得点王(156得点)と最多トライゲッター(11トライ)となりました!シーズン通して素晴らしい活躍でした。

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記者会見でのコメントの一部を紹介します。

清水建設江東ブルーシャークス 仁木監督

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「前半立て続けに取られた時はどうなるかと思っていたが、先週良い勝ち方をさせてもらったのでその流れもあって最後粘り強くやってくれたと思う」
「前半最後に取れたのがチームとして勢い付く大きいトライだった。ハーフタイムに立川含めて全員が各々声を掛け合っていたので、特にこちらから指示することなく選手たちが自立しているところを見て成長を感じた。

それがああいう逆転に繋がったんじゃないかなと」

立川キャプテン

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「前半ペナルティがすごく多かった。レフェリーとの解釈が合わずに、自分たちで首を絞めるようなことになってしまった。そこがすぐに修正できなくてスコアを3つくらい重ねてやっとはじめて修正できた。

(2人シンビンになり)13人になってもあまり気にせずに13人の時間をどう過ごそうかなと考えたくらい。

スクラムも押されていたしディフェンスしていてもどんどんゲインされていたけどそれは13人ではどうしようもないので時間が過ぎてからが勝負だと思っていた。結果として前半13人の時間があったのにもかかわらず12点差で折り返したので、後半全然いけるぞと逆に自信になった」

日野レッドドルフィンズ 苑田ヘッドコーチ

前半2トライ差で後半無得点だったことについて

「前半からブレイクダウンのところで相手の良いプレッシャーを受けていた中、相手の上手いアタックや良い精度のキックがあったりしてアンラッキーな部分がありなかなか自分たちの攻撃が継続してできる場面が少なかったのも大きかった。彼らは前半最後トライを取ってその勢いのまま後半自分たちはいけるんだと想いが強くなって自信を持ってプレーしていたと思うので、我々がそれを断ち切ることができなかったのがこの点差になった。9(ケイン・ハミントン )10(リマ・ソポアンガ )12番(オルビン・レジャー)の選手を中心に良いアタックの部分もあった。それは想定内ではあったが、彼らの精度が良かった」

試合後に独占インタビューしました。

ケイン ・ハミントン

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Q. 今日の試合はどうでしたか?
A. 今日はとても暑かったです。最初の25分はかなり難しかったです。いくつかの反則をしたことによって勢いを失い、26-0で負けてしまった。でもハーフタイム前のトライは大きな助けになりましたね。その後はお互いに勢いが出てきた。僕たちは大丈夫です。

Q. いつニュージーランドに戻るのですか?
A. 5月14日の予定です。

リマ ・ソポアンガ

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Q. 今日の試合はどうでしたか?

A. 本当に難しい試合でした。明らかにスタートは良くなかったけど、最終戦だから失うものは何もないという気持ちで、波に乗れたと思います。選手たちにとっては自信に繋がったし、みんな本当にいいチームだとわかっています。今日はとにかく楽しんでラグビーをすることができたし、その結果、30点ものオッドポイントを獲得することができました。

Q. 来シーズンに向けて、さらに何が必要ですか?

A. カテゴリーAの選手が何人か必要かもしれないね(笑)それと、もっと選手たちが一緒に過ごす時間が必要だと思います。自分たちのゲームに取り組む時間を増やし、自分たちのゲームのディテールなどを理解する。でも、うまくまとまってきているし、来年はいいラグビーができることを期待しています。

2人とも来季もブルーシャークスでプレーすることが決まっているので、ディビジョン2でも活躍を期待しています。

試合後ファミリーと一緒にいたので撮らせてもらいました。いい笑顔です!

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来週11日(土)には清水建設江東ブルーシャークス ファン感謝祭2023-24が行われます。

自分もファンクラブ会員なので、プライベートで参加してきます!

ではでは

熊木

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投稿日 : 2024.4.1 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 ディビジョン3 第11節 清水建設江東ブルーシャークス vs マツダスカイアクティブズ広島 レポート

NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 ディビジョン3 第11節 清水建設江東ブルーシャークス vs マツダスカイアクティブズ広島 レポート

3月31日(日)に小田原市城山陸上競技場にて行われた、NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 ディビジョン3 第11節 清水建設江東ブルーシャークス vs マツダスカイアクティブズ広島 を取材してきました。

ホストゲームですが、夢の島競技場改修のため今節は小田原市城山陸上競技場での開催となりました。
マツダスカイアクティブズ広島とは今季1勝1敗で、3度目の対戦です。

気温が高く夏のような暑さでしたが、風が強かったです。

キウイブリーズが注目するのは、清水建設江東ブルーシャークスのケイン ・ハミントン

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リマ ・ソポアンガ

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ともにハイランダーズでプレー経験があります。スターティングメンバーで2人が揃うのは今季初です!

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前半3分に先制すると、その後も速いパス回しとランで圧倒して得点を伸ばしていきます。

前半35分にはリマ ・ソポアンガのリーグワン初トライが決まりました!

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嬉しそうな表情が見られました。

前半は、40-5で江東BSがリードします。

後半開始直後にもトライが決まり、さらに点差を離していきました。

後半22分にケイン ・ハミントン、27分にリマ ・ソポアンガが交代しました。

試合は、71-17で清水建設江東ブルーシャークスが勝利しました。
合計11トライの快勝です!

以前と比較すると、チームとしてかみ合っていて、攻守のバランスが良かったです。攻撃のバリエーションが増えてサインプレーなども色々と試しているのがよく分かりました。
ただマツダスカイアクティブズ広島も後半抑えるべきところは押さえられていたと思います。

自分はフォトグラファーとしてピッチサイドにいるので選手の細かい表情や息遣いなどがより近くで感じられますが、清水建設江東ブルーシャークスはトライを決められたりペースを握られた時のメンタル面についてはまだ少し課題があるのかなと感じました。

プレーヤー・オブ・ザ・マッチはコンラッド ・バンワイクでした。

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試合後には、ホストゲーム恒例の選手によるお見送り花道が行われました。

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リマ・ソポアンガは試合後多くの方にサインをしていました。

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アットホームな雰囲気で、選手・ファンが一緒になって勝利を喜ぶ姿が見られて良かったです。

試合後の記者会見では、
仁木監督「チームの練習グラウンドが神奈川県荏田なので、距離的には夢の島と小田原は大して変わらないですし、神奈川県には思入れがあるので、春を感じさせてもらえる場所で試合ができて良かったです」

白子キャプテン「陸上競技場でありながら観客と距離が近く、歓声、応援の声が選手たちに届きました。(小田原は)初めてでしたが、ホーム感がありました」
「前節日野戦では試合前に固い雰囲気があって、試合では空回りしてしまった部分がありました。今日は緊張感はありましたけど、その中でも大好きなラグビーを楽しもうと、今年のテーマはアグレッシブなのでアグレッシブにいこうと選手たちに話しましました」とコメントしました。

また、次節に向けては
仁木監督「クリタ戦用の戦いをするつもりはないので、基本的には夏からやってきたことを集大成でしっかりぶつけることだと思っています。そうすれば勝てる自信はありますし、選手たちもそう思っていると思います。しっかり準備して臨めるよう我々スタッフ一丸となって選手のサポートをやっていきたいと思います」

白子キャプテン「クリタさんはFWが大きくBKは速くてアグレッシブにどんどんアタックしてくるチームなので、自分たちが先制パンチを打てるよう1週間準備して試合に臨みたいと思います」
と意気込みを語りました。

試合後リマ・ソポアンガに独占インタビューを行いました。

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Q. 日本での初トライおめでとうございます。今日の試合はいかがでしたか?

A. すごく良かったです。今日は天気も良かったし、楽しかったです。そして、自分たち自身とたくさんのファンのために良いパフォーマンスを披露できたことが何より嬉しいですね

Q. ケイン選手とハイランダーズとして2017年のライオンズ戦で一緒にプレーしていますよね?

A. そうですね。だから、ケインとプレーできるのはいつも嬉しいです。実は、僕たちはウェリントンで一緒に育ったんです。だからケインとは13~14歳くらいのときからの付き合いで。だから、日本で一緒にプレーすることになりとても嬉しいですね

続いてケイン・ハミントンです。

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Q. 今日の試合はいかがでしたか

A. とても良い試合でした。他の選手とともに今日の試合に向けて良い準備ができていたと思います。ホームゲームでファンの前で勝てて嬉しいです

Q. リマとともに9・10番でプレーしてどうでしたか

A. 彼とはずっとプレーしているのでコンビネーションもやりやすいですし、話しやすいので問題を早く解決できて試合への理解力が増しました。彼は世界的プレイヤーなので、自分の仕事がすごくしやすかったです

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試合後、家族から焼きそばとコーラをもらい嬉しそうなリマ・ソポアンガ

清水建設江東ブルーシャークスは次節4月7日(日)に駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場にてクリタウォーターガッシュ昭島と対戦します。
勝利した場合自動昇格の可能性が高いので、アウェイゲームですが頑張って決めて欲しいです!

ではでは

熊木

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登録日 : 2018.5.8

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