投稿日 : 2018.1.25 | 投稿者 : Kiwi Breeze
13年前のヴィンテージのニュージーランド産ピノ・ノワールを開けました!
こんにちは。
先日、デルタ・ヴィンヤードのピノ・ノワール2005を開けました。
こちらは、2006年のエアーニュージーランド ワインアワードでチャンピオンとなったワインで、熊木がセラーに保管していました。
ニュージーランドワインは歴史が40年程度のため、熟成したヴィンテージを楽しむことはほとんど無く、また、そもそもとしてニュージーランドワインは長期保存ができないのではないか、とも言われていました。
ですので、このワインをあけるのは少しドキドキだったのですが、果たして結果は・・
記事後半でお伝えします。
さて、エアーニュージーランド(ニュージーランド航空)では、毎年多数作られるワインの中から、1本だけチャンピオンワインを選出し、表彰します。
この賞はニュージーランドのワインメーカーにとって、もっとも栄誉ある賞のひとつで、日本で言うならば分野は違いますが、直木賞や芥川賞のようなものに当たるでしょうか。
チャンピオンになったワインは、1年間ニュージーランド航空のファーストクラスにて、振舞われることになっています。
ちなみに2017年のチャンピオンワインは、イザベル・エステートのシャルドネ2016でした。これについては、以前こんな記事を書かせていただいています。
さて、お待たせしました。
デルタ・ヴィンヤードのピノ・ノワール2005は、どうだったかと言いますと・・
グラスに注ぐと、美しいレンガ色に変化しており、チョコレートやカカオのニュアンスが柔らかに立ち上ってきました。
樽熟成されたフレーバーが、まろやかなロースト香と円熟した深みとなって、香りだけでも幸せな気分になります。
一口飲んだ瞬間に、思わず「あぁ、美味しい」と声が漏れてしまいました。
シルクのような舌触り、香りからも感じられたチョコレート、カカオのニュアンス、優しい土の香り、熟成したイチジクやプラムのようなテイスト、そしてまろやかなタンニンとスパイス感が混ざり合って、静かなフィニッシュを迎えます。
非常に複雑な中にも絶妙なバランスでワインが熟成されていて、本当に素晴らしいヴィンテージになっていました。
ニュージーランドワインのヴィンテージのポテンシャルが、充分にあるということが分かりました。
これは個人的にもとても嬉しい発見ですが、何故ニュージーランドにはヴィンテージの保管がないのでしょう・・
恐らくですが、5年、10年と熟成させる前に、ワインが大好きなキーウィーは、みんな我慢できずに飲んでしまうんでしょうね(^^;
それはまぁ冗談としまして、、
美味しいワイン、好きなワインを自分のセラーで保管して数年後に開けるという楽しみが、ニュージーランドワインでもできそうですね!
今後、弊社オンラインショップでは、デルタ・ヴィンヤードの取り扱いを本格的に始動する予定ですのでお楽しみに!
我妻
タグ : エアーニュージーランド, エアーニュージーランド ワインアワード, デルタ・ヴィンヤード, ニュージーランドワイン