投稿日 : 2018.1.30 | 投稿者 : Kiwi Breeze
インヴィーヴォ エイトポイント (Eight Point) ソーヴィニヨン・ブラン2016&2017 飲み比べ
こんにちは。
先日、「エイトポイント バイ インヴィーヴォ(Eight Point byInvivo)」のソーヴィニヨン・ブラン2016と2017のヴィンテージの違いを飲み比べてみました。
エイトポイントは、ニュージーランドを代表するワイナリーのひとつ、インヴィーヴォの送るブランドのひとつです。
当時30歳のニュージーランド人、Tim LightbourneとRobCameronの2人によって2007年に設立されたインヴィーヴォは、非常に短期間のうちに世界市場に認められるワイナリーに成長しています。
例えば、Decanter World Wine Award 2010においては、世界トップ10のソーヴィニヨンブラン(Top10Sauvignon Blanc in the world)に選ばれたり、
2011年には424本のマールボロ産ワインのみで行われた「theMarlborough wineshow」にて最優秀ソーヴィニヨンブランと最優秀ワインの2冠に輝くなど、数多くの輝かしい成功を成し遂げています。
そんな彼らの作り出すブランド「エイトポイント」のソーヴィニヨン・ブランが、年によって違いがあるのかを試してみたく、この飲み比べをしてみました。
まず、それぞれをグラスに注いだこちらの写真をご覧ください。
違いが分かりますか?
ちょっと写真が見づらいかもしれませんが、左が2016、右が2017です。
どうでしょう。
2017の方が、色が薄いんです。
香りを比べてみると、2017の方がガツンと来るフレッシュな香りがします。青草のようなグラッシーなアタックが強く、より強い柑橘の香りが立ち上ってきます。
2016ももちろんフレッシュでグラッシーではあるのですが、比較すると2017の強さをより感じます。
まさに摘み立て、フレッシュな「搾り立て」といった表現が分かりやすいかなと思います。
実際の味はといいますと、グレープフルーツやライムのような柑橘系の果実を手でぎゅっと搾った時に感じる、みずみずしいインパクトを強く感じました。まさに「搾り立て」のライムやグレープフルーツ。そんな果実味がファーストインプレッションですが、同時にその果実味から来る酸味は、人によってはやや強いと感じたり、少し苦いと感じるかもしれません。
しかし、それだけフレッシュだという証拠で、まさに「柑橘系白ワイン」といえるかもしれません。
魚介類、特に牡蠣や新鮮な白身のお刺身などに、とても合うワインだと思います。
それに比べ、2016はフレッシュさと、まろやかさが同居している感じです。柑橘系、グレープフルーツのようなみずみずしい酸をしっかり感じるのですが、2017ほど苦味は感じず、「搾り立て」というよりも、程よく円熟されている感じです。
他社のソーヴィニヨン・ブランに比べても、マールボロの特徴的な青草の香り、柑橘のアロマ、酸味が良く出ているのですが、2017と比べてしまうと、落ち着いた印象を受けるのが面白いですね。
おそらくこれが、1年間瓶内で熟成されたことによる、円熟味なのでしょう。
好みが分かれるところですが、両ビンテージともとても美味しくいただけました。
ちなみに、冬だったこともありますが、キャップをあけた4~5日後であっても、劣化の少ないワインでした。
予想では、香りが完全に飛んでしまうかなと思ったのですが、確かに開栓後のガツンと来るみずみずしさは弱まりましたが、柑橘系の香りは健在で、味の方も、2017は少し丸みを帯びた感じはありましたが、美味しく頂けました。
両ビンテージとも、少なくとも3日間くらいは栓を開けたあとも十分に楽しめるお得なワインです。
こんな記事を書いておいて申し訳ないのですが、2016は既に在庫切れで、現在取り扱っているのは2017のみですが、是非フレッシュでみずみずしい、エイトポイントのマールボロ
ソーヴィニヨン・ブランをお試しくださいね!
金額もとってもリーズナブルですよ!
我妻
タグ : インヴィーヴォ, ニュージーランドワイン, 飲み比べ