投稿日 : 2018.6.21 | 投稿者 : Kiwi Breeze
「クラウディーベイ × グリロジー」 メーカーズディナー
こんにちは。
何度も記事を書かせていただいている、ニュージーランドでもっとも有名なワイナリー「クラウディーベイ」のテクニカル・ディレクター、ジム・ホワイト氏が来日し、2日間メーカーズディナーを開催しました。
ジムといえば、先日もアップさせていただいたクラウディーベイの収穫時期のドキュメンタリーでガイドをしてくれた方です。
詳しくはこちら
今回は2日間という短い東京滞在でしたが、東京初日のこの日は、ヒルトン東京お台場のレストラン「グリロジー」にて、メーカーズディナーが開催されました。
海風が心地よく、ちょうど日が沈み始めたころから、グリロジーのテラスにて、スパークリングワインの「ペロリュス」と前菜が振舞われました。
前菜には「42ヶ月熟成イベリコ豚の生ハム」
「ラムサモサキノアを使ったイカ飯キャヴィア添え」が振舞われました。
特に生ハムは目の前で切り出して、サーブしてくれました。口に入れた瞬間に生ハムが溶けて無くなるほどに濃厚な味わいと甘みのある脂で、本当に美味しい生ハムでしたが、ペロリュスとのマリアージュはベストとは言えず・・それぞれ単体で楽しみたい印象でした。
イカ飯のほうは、メニューではソーヴィニヨン・ブランとのマリアージュと書かれていましたが、ペロリュスと一緒にサーブされました。
こちらは程よい酸味とスパイス感があり、ペロリュスともよくマッチしているなと感じました。
しばらくして、室内に案内され、ソーヴィニヨン・ブラン2017がサーブされました。
こちらに関しては、特にマリアージュが無くて残念でした・・
続いては、シャルドネ2016とともに、「タラバ蟹、牡蠣のスパイスキャラメリーゼ、赤貝、春豆のサラダとトマトカプレーゼムース添え」というお料理がサーブされました。
シャルドネはソーヴィニヨン・ブランと同じ、ソーヴィニヨン・ブラン用のグラスに注がれたことがちょっと驚きでしたが、シャルドネのクリーミーさとポテンシャル、ニュアンスは失われていなかったので、良かったです。
お料理は単体としてはとてもすばらしかったですが、蟹や牡蠣、赤貝などは、どんな味付けをしても、やはりソーヴィニヨン・ブランのほうがマッチングするなと感じました。。
このペースで書いていくと、長編の記事になってしまいますね(笑)
これ以降は、それぞれのワインとフードのみ、ご紹介します。
クラウディーベイのもうひとつのすばらしいソーヴィニヨン・ブラン「テ・ココ2014」とは「イサキのグリル
雲丹のエンジェルヘアパスタ~アスパラガスのプロス コーンスプラウト~」。
このマッチングもすばらしかったです。コーンスプラウトのほんのりとした甘さが、テ・ココを引き立てていました。
クラウディーベイの誇る最高級ピノ・ノワール「テ・ワヒ2015」とは、「オーストラリア産ドライエージングビーフテンダーローインとフォアグラ入りダークチェリーコンポート」。
テンダーローインステーキの濃厚で肉厚なジューシーさは言うまでもありませんが、フォアグラの香りとダークチェリーが、テ・ワヒとすばらしくマッチしていました。
そして最後に、デザートと紅茶orコーヒーがサーブされて終了です。
これらのマリアージュは本当に私にとって最高の勉強となったのですが、今回もうひとつお伝えしたいのが、ジムのホスピタリティー、場を盛り上げるエンターテイメントの要素です。
非常に驚かされました。
全てのテーブルにジムが周り、一人ひとりの参加者と丁寧に話をする。
そして参加者の中にたまたま結婚記念日の方がいたので、ジムのオーガナイズでサプライズでお祝いをする。
こういうことはわかっていてもなかなかできないことだなと、大変に感動しました。
グリロジーの美味しいお料理、クラウディーベイのワイン、そしてジムのホスピタリティーによって、すばらしい夜が演出されていたように思います。
兎にも角にも、大変楽しい時間を過ごさせて頂きました。
関係者の皆さま、本当にありがとうございました。
我妻
タグ : CLOUDY BAY, クラウディーベイ, ニュージーランドワイン, マールボロ