投稿日 : 2018.9.13 | 投稿者 : Kiwi Breeze
モトックス試飲会で「グリーンホフ」の生産者に会ってきました!
こんにちは。
先日、第一ホテル東京で行われた、モトックスの試飲会に参加してきました。
モトックスは日本でも有数のワインインポーターで、ヨーロッパ、アメリカ、ニューワールド、そして日本と世界各国のワインが200アイテム以上集結していました。
今回もたくさんのワイン関係者が集まり、会場内はたくさんの人の熱気で盛り上がっていました。
その中で、今回はニュージーランドの生産者「グリーンホフ」から、オーナー兼ワインメーカーのアンドリュー・グリーンホフさんと、パートーナーのジェニファーさんが来日していました。
グリーンホフはニュージーランド南島の北部、ネルソンに1990年に設立されたワイナリーです。
当時ニュージーランドはまだワイン産業が始まったばかりで、ネルソンにようやくいくつかワイナリーが設立されていたころです。
単なるワインラバーで、ワイン造りに関しては素人だったアンドリューさんは、ネルソンに小さなブドウ畑を購入し、そこから栽培農家や醸造家から学び続け、試行錯誤を繰り返しながら「自然栽培」をコンセプトに、独自のスタイルを確立していきました。
2008年には完全にオーガニックへの転換を行い、除草剤、殺虫剤、殺菌剤、可溶性肥料などは一切使用せず、オーガニック農法でブドウを育てています。ビオグロ認証も取得しています。
その丁寧で誠実な作業から作られるワインは、多くのワインファンはもちろん、専門家からも注目されています。
さて、今回の試飲会では、リースリング、ソーヴィニヨン・ブラン、ホープヴィンヤード・ソーヴィニヨン・ブラン、ピノ・ノワールの4種類が出されていました。
早速テイスティングをしてみると、どれもとても優しくて、ブドウ本来の味がしっかり表現されており、それでいてテクスチャーが何層にも重なって、とても複雑でバランスの良い味わいを持っているな、という印象でした。
リースリングは非常にアロマティックながらも、石灰土壌由来のミネラルが非常に豊かで、ほどよい甘さと酸味がバランスよく引き締まったドライな印象。
通常のソーヴィニヨン・ブランは、マールボロに比べて酸味が控えめで、メロンやパッションフルーツなどの甘い香りと果実味が前面に出てくる、アロマティックなタイプ。
ホープヴィンヤード・ソーヴィニヨン・ブランは、ほんのりと樽香が口の中で広がり、先ほどの果実味と非常にバランスよく混じりあって、テクスチャーを大きく広げていて、ゆっくり飲みたい1本です。
最後のピノ・ノワールは、優しくて柔らかなチェリーやブラックベリーの果実の口当たりの中にも、途中からしっかりとしたタンニンとスパイス感、カカオのようなどっしりとした風味が交じり合い、このバランスがとても良く取れた1本でした。
小規模経営のワイナリーのワインは生産者の人柄が出る、というのが私の仮説なのですが、人当たりがよく、人懐っこくて優しいアンドリューさんの性格が、やはりワインに現れているように感じました。
少しの時間でしたが、お会いしてお話させていただき、とても楽しい時間を過ごすことができました。
いつか是非ネルソンのワイナリーにも訪れてみたいものです。
さて、こちらのグリーンホフのワインですが、弊社楽天およびYahoo!のブリーズオンラインショップでも絶賛取り扱い中です。
この機会に是非飲んでみてくださいね。
我妻
タグ : オーガニックワイン, グリーンホフ, ニュージーランドワイン, ネルソン