投稿日 : 2019.4.28 | 投稿者 : Kiwi Breeze
スーパーラグビー2019 ROUND 11 サンウルブズ vs ハイランダーズ レポート
4月26日(金)に秩父宮ラグビー場にて行われたスーパーラグビー2019 ROUND 11 サンウルブズ vs ハイランダーズの試合を取材してきました。
結果は0-52でハイランダーズがサンウルブズを下しました。
まさに元ハイランダーズのヘッドコーチであるトニー・ブラウンへのリスペクトを感じた試合でした。
今シーズン数々のハイランダーズの試合をみてきましたが、その中でもベストの試合といえるでしょう。
それだけハイランダーズの気迫は物凄かったです。皆がハードワークして、勝ちきるための強い気持ちを感じました。
サンウルブズは今シーズンの多くの試合は、前半から畳み込むように攻撃をしかけてペースを握る戦術で、後半になり失速し敗戦という形が多かったのですが、この試合は終始ハイランダーズのペースでした。5分に神戸製鋼でもプレーをするトム・フランクリンがトライし、サンウルブズを圧倒。
それから終始ハイランダーズのペースであったものの、ときにサンウルブズが主導権を握ったときでも落ち着いて対処していました。
その後もハイランダーズは最後の最後まで手を抜かず、90分間集中を切らすことなく戦い抜きました。
キャプテンズランの記事でも書いていた通り、まず9番アーロン・スミス
10番ジョシュ・イオアネ
が自由にプレーできていたこと、さらにFW陣は特に4番ジャクソン・ヘモポ
5番トム・フランクリン
が良かったのがハイランダーズの快勝の要因といえるでしょう。
全ての選手がハードワークをして、同じ方向を向いているように思えた試合でした。
対してサンウルブズはハイランダーズのプレッシャーからくる焦りからか、ハンドエラーが多くなってしまいました。
タックルのあとの選手のフォローが遅かったですし、選手が孤立してしまっていました。
選手間同士のコミュニケーションも不足していたように感じました。
その中でも、ヘイデン・パーカーの気合いは特別なものを感じました。
諦めることなく、走り続けタックルする姿は、見ていて心を打たれました。
試合後、両チームの選手ともに力を出し切ったのがよくわかりました。
サンウルブズはこの悔しさをこれからのプレーに繋げて欲しいと思います。
この結果をみて、いろいろな意見を言うファンやメディアもいるでしょう。
しかし自分からみたら、サンウルブズはマイナスな要素は全くないと思います。なによりこの日のハイランダーズは本当に素晴らしかった。
ハイランダーズはしっかりとサンウルブズの対策をして試合に臨んできていたと感じましたし、サンウルブズはそれだけ要注意されるような存在になったのではないでしょうか。
アーロン・スミスをはじめとして選手たちは試合後たくさんのファンにサインや写真撮影に応じていました。
ファンを大切にする姿勢がとてもよく伝わりました。
試合後にハイランダーズの15番マット・ファデスに独占インタビューを行いましたので、次の記事でお届けします。
他にもキウイブリーズならではの情報もありますので、要チェックです!お楽しみに!!
ハイランダーズの選手は、昨日ニュージーランドへ帰国しました。
ではでは
熊木