投稿日 : 2019.7.29 | 投稿者 : Kiwi Breeze
リポビタンDチャレンジカップ パシフィックネーションズ2019 日本ラウンド 第1戦 日本代表 vs フィジー代表
2019年7月27日(土)に釜石鵜住居復興スタジアムにて行われた、リポビタンDチャレンジカップ パシフィックネーションズ2019日本ラウンド第1戦 日本代表 vs フィジー代表の試合を取材してきました。
チケットは前売り券が完売し、スタジアムはほぼ満員。
たくさんの観客が応援に駆けつけていました。
この試合で注目したのは、まずフィジー代表のパトリック・オズボーン。
クボタでプレーをしていたこともあり、日本のラグビーを誰よりも知っているフィジーの選手の一人です。
今シーズンはスーパーラグビーのハイランダーズと契約をしたものの、膝の怪我でチームに絡むことがあまりできていませんでした。
しかし今回のパシフィックネーションズで代表に召集され、9月に開催されるW杯でも召集される可能性が高いです。
負傷からの復帰ということもあり、まだ100%のコンディションではないと思いますが、パワフルなプレーが垣間見ることができたのでこれから楽しみです。
試合後にはキウイブリーズ独占取材を行ったので、ぜひ最後までご覧ください!
日本代表では、自分の高校の先輩であるトニー・ブラウンや監督のジェイミー・ジョセフが、
①多様な攻撃バリエーションのスタイルを好むフィジーのラグビースタイルにどう対策するのか
②自分たちのペースでどのようにゲームをマネジメントするか
③ベンチ入りしたリーチ・マイケルがどのタイミングでピッチに入り、試合勘やコンディションがどうか
について注目しました。
それでは、ゲームのレビューです。
前半から日本はディフェンスの速いプレッシャーで、フィジーが得意とする個を自由に動かすことを許しませんでした。
そして主導権を握り、ペースを死守しました。
セットプレーも今までになく安定していました。攻撃のバリエーションについても、日本代表に合ったスタイルでトライを挙げることができていました。
これはトニーが得意とするスタイルだと改めて思いました。
W杯でもこのスタイルを貫けば、ベスト8も見えてくるのではないでしょうか。
日本代表で注目したリーチ・マイケルはまだ100%の仕上がりではなかったものの、チームを牽引する統率力や体を張る姿が印象的でした。
次に大阪で開催されるトンガ戦では、フル出場してもらい80分プレーをする姿を見てみたいです。
テストマッチなので、一番重要なことは勝ち!
チームが1つにまとまり、辛い宮崎合宿を過ごした結果を選手一人ひとりが実感できたのではないでしょうか。これはとても重要なことだと思います。
ラグビーはメンタルスポーツでもあり、練習でやった内容をプレッシャーがかかる試合でいかに再現できるかがポイントとなるので良かったです。
しかし、課題が見えた試合でもありました。
後半トライを挙げられるチャンスがありましたが、取り切ることができませんでした。W杯ではこの1トライで勝敗が左右されると思います。
また、後半20分すぎから選手の動きや判断力が遅くなるシーンが多数見られました。
ベテラン選手(フォワードとバックス)が話し合い、ゲームプランを考えることでもっとスムーズになると思いました。
試合は、34-21で日本代表が勝利しました。
ここからは、フィジー代表パトリック・オズボーンのキウイブリーズ独占インタビューです。
本日の試合は!?
とても暑い試合でした。日本はとても素晴らしい試合で、我々は多くのミスをしてしまいましたがこれもラグビーだと思っています。私も日本でプレーをしていましたが、多くの選手が湿度と温度でショックを受けています。昨日は風もありましたが、本日の試合は風もなくコンディションを整えるのが難しかったと思います。日本代表は長い間が合宿を行っていると聞いていますが、皆さんも試合を見てわかったと思いますが、非常に素晴らしいチームに仕上がっていると感じました。
元ハイランダーズで指揮をしていたジェイミー・ジョセフとトニー・ブラウンにメッセージを
グッドラックと言いたいです。日本代表はW杯で結果を出すことが最終的な目標でしょうから、頑張ってと思っています。セミファイナルなどで日本代表とフィジー代表が対戦したらリベンジしたいです。
試合後釜石まで駆け付けたファンにサインや写真をするパトリック。
トニーと試合後にメールでやり取りをしたのですが、W杯まで東京には戻れないようです。
戻ってくるタイミングで一緒にニュージーランドワインを飲みたいと思っています。しかしそういう時はラグビーの話は全くしないんですよね。。。
ではでは
熊木
タグ : トニー・ブラウン, パトリック・オズボーン, フィジー代表, ラグビー日本代表, リーチ・マイケル