投稿日 : 2025.5.21 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク
JAPAN XV vs ニュージーランド学生代表(NZU) 2025 レポート
5月20日(火)に別府市営実相寺多目的グラウンドで行われた、JAPAN XV vs ニュージーランド学生代表(NZU)を取材してきました。
ニュージーランド学生代表(NZU)は、1908年から続く伝統あるラグビーチームで、ニュージーランドにある大学の現役の学生もしくは近年卒業しその地域の大学クラブチームでプレーしている選手によって編成され、日本との対戦の歴史は1936年の初来日に遡るそうです。
ニュージーランド学生代表は先週13日に来日し、16日にはU20日本代表と対戦して45-52で惜しくも敗れてしまいました。
2・3戦目はJAPAN XVと対戦します。
今回、別の仕事の出張と合わせて、弾丸で別府に行ってきました!
キウイブリーズが注目するのは、自分と同じキングス・ハイスクール出身のスティーヴ・サレリア
現在はオタゴ大学の4年生で、今回初来日とのことです。
試合前にはハカを披露したニュージーランド学生代表
ニュージーランドでは全高校にもハカがあり自分が行っていたキングスハイスクールにもありました。
試合開始から、試合はJAPAN XVペース。
前半6分に先制したのを機に、どんどんリードを広げていきます。
正直なところスピードやフィジカル、プレッシャーもですし、攻撃の洗練さにおいてJAPAN XVはレベルが違ったように感じました。
NZUは慣れない湿度の高い中でのプレーで手にボールがつかなかったり、JAPAN XVの攻撃のスピードの速さに苦戦していました。
前半は42 – 0 でJAPAN XVがリードして折り返しました。
スティーヴ・サレリアは後半11分から入りました。
しかし後半28分に故意の反則として、イエローカードでシンビンに。
焦りが出てしまったんだと思います。
後半26分に23番ジョシュア・ラドクリフのトライを皮切りに、NZUの反撃が始まりました。
JAPAN XVはバテてしまっているように感じました。
全体的にチームとしてはとても良かったのですが、最後の締めの部分はまだ課題がありそうです。
後半から入りトライも決めた22番ミカ・ムリアイナ
現在オタゴ大学生で18歳と若く、身体はまだ細いなと感じましたが、これから楽しみな選手です。
オールブラックスのレジェンドで、トップリーグのNTTドコモでプレーしていたミルズ・ムリアイナの甥でもあります。
自分が若い頃に見ていた選手の子供が活躍する姿を見れるのはなんだか感慨深いです。。。
試合は、78-28でJAPAN XVが勝利しました。
試合後両チームのスタンドへの挨拶。
平日16時の試合にもかかわらず、観客数は600人とたくさんの人が応援に来ていました。
ニュージーランド学生代表へのインタビューは自分だけだったので、試合後にスティーヴ・サレリアに独占インタビューしました。
Q. 今日の試合はいかがでしたか?
A. 今日の試合はとてもタフでした。ピッチは砂漠のように乾いていたし、試合のスピードも速かったです。日本は試合の8割方、我々を追い詰めていたように感じました。
Q. 日本はとても湿度が高いと思いますが、どう感じましたか?
A. はい。そう思いました。冬のような試合だと思ってました。ここにはいつもと違うタイプの試合があるんですね。日本は思っていたより暑かったです。
Q. 次の試合に必要なことはなんだと思いますか?
A. 自分自身のためにもう一試合、カードをもわらないようにしたいです。そして、今までの出場時間よりも多く出場して、ベンチからインパクトを与えられるようにしたいです。
Q. 将来の目標を聞かせてください。
A. 将来の野望は、正直なところ、できるかぎりの高みを目指していくことですね。
Q. オタゴ大学ではどんな科目を履修したのですか?
A. スポーツと運動科学を専攻し、理学士号を取得しました。僕はまだ最終学年にいますが、秋までがんばって上手くいけば今年中に卒業できます。
土曜はリーグワンを取材予定のため大分には行けないのですが、最後の試合も頑張ってほしいです!
ではでは
熊木
タグ : JAPAN XV, オタゴ大学, キングスハイスクール, ニュージーランド学生代表