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ニュージーランドの旬な情報や取材報告など、タイムリーな話題を綴っています。

投稿日 : 2018.2.17 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

ニュージーランドワイン会「メルロー」の会

ニュージーランドワイン会「メルロー」の会

こんにちは。

昨日、毎月恒例となっている私主催のワイン会を開催させていただきました。

毎回違うテーマで開催させていただいているワイン会、今回のテーマは「メルロー」です。
メルローは、フランスのボルドーを発祥地とする赤ワイン用ぶどう品種で、プルーンのような熟した黒い果物の香りが特徴です。

また、酸味やタンニンは強くなく、「シルキー」「絹のような」「なめらかな」という表現をされるとおり、芳醇でまろやかな味わいも長所の1つです。

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多くはカベルネ・ソーヴィニヨンやカベルネ・フランとブレンドされる「ボルドースタイル」のワインに多く使用されることが多いですが、メルロー単体のワインも多くつくられています。

メルローは比較的病気に強く、栽培しやすい品種といわれており、日本でも作られているのですが、ニュージーランドでも美味しいメルローのワインが作られています。

今回はメルローの生産を得意とするワイナリーのメルロー単一品およびメルロー主体のブレンドの計6本を集めました。

乾杯の1本目は、シレーニ・エステート セラー・セレクション スパークリング・メルロー・スウィートをお出ししました。こちらはメルロー100%のスパークリングで、世界的に見てもとっても珍しいのではないかと思います。

ほんのりと甘く、どんどん飲めてしまうこちらのスパークリング、ある意味危険なワインです(笑)

今回も参加者から、「おいしい~」という声をたくさん頂きました。

そんな飲みやすいこちらのスパークリングにあわせたのは、「ベーコンとたまねぎの彩り野菜サラダ」です。

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ドレッシングもやや甘めの特製たまねぎドレッシングをご用意しました。その甘さとベーコンの香りが、スパークリングを引き立ててくれたと思います。

続いて2本目は、同じくシレーニ・エステート セラー・セレクション メルロー2016です。

日本で一番売れているニュージーランドワイン、シレーニは、デパートなどに入っているワインショップでよく見かけます。

シレーニでは、たくさんの品種のワインを作っていますが、実はチーフ・ワイン・メーカーであるグラント・エドモンズ氏は「ミスター・メルロー」と呼ばれるほど、メルローを用いた赤ワインを最も得意としているんです。

フローラルで華やかなプラムのような香りが強く、飲みやすくも深みのあるこちらのメルロー。さすが、ニックネームの通りだなと思います。

このワインに合わせたのは「ツナとアボカドのブルスケッタ」。

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サクッと楽しんでいただけるお食事をご用意しました。

3本目はナタラワ・ワインズのステイブルズ メルロー2015です。

ナタラワ・ワインズはホークスベイの土地の高い潜在力に注目し、ワイナリーが設立されたのは1981年。ニュージーランドにおけるブティックワイナリーの先駆けとなる存在です。

お食事としてあわせたのは「エリンギとマッシュルームのソテー~醤油風味~」です。

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赤ワインはどうしても洋食に合わせがち。しかし、香ばしい香りを引き立てるお醤油は、赤ワインととってもマッチするんです。

4本目はオイスターベイ メルロー2015をお出ししました。

オイスターベイは、上場企業であるデレゲート・ワイン・エステート(Delegats Wine Estate)が1990年に設立した、ニュージーランド最大級であり、世界的に見ても知名度の高いワイナリーです。

ベリーのアロマにプラムの濃厚さ、やわらかな樽のニュアンスと、スパイス香、そして最後にほんのりと甘さを感じる、エレガントで飲みやすいメルローです。

こちらも、リーズナブルでとても美味しいメルローでした。

お食事としてあわせていただいたのは、「照り焼きチキン」です。

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甘めに濃厚なタレをしっかりチキンに絡めて、作らせていただきました。

この甘く、濃厚な醤油ダレが、スパイスが長く続くオイスターベイのメルローにマッチングしていたのではないかと思います。

ちなみにこのタレは焼き鳥にも通じるものがあり、メルローと焼き鳥は「意外だがよく合う」マリアージュとして、知られています。

5本目は大沢ワインズ フライングシープ メルロー&カベルネ・ソーヴィニヨン2014です。

「海外で農業をしたい」という長年の夢を実現すべく、色々な農業国を視察した結果、ニュージーランドでワイン造りを始めることを決意した大沢泰造氏。

「安全で美味しいワイン造りは、最高のぶどうを作る事から始まる」という信念の元、ニュージーランドで高級ワインを作り続けている、日本人経営者のワイナリーです。

お食事としてあわせたのは「豚と牛のデミグラスソース・ボロネーゼ」です。

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メルローとボロネーゼは、王道の組み合わせでもあると思いますが、デミグラスソースもカベルネ・ソーヴィニヨン主体の赤ワインで、じっくり煮込んで作りました。

最後の6本目は、同じく大沢ワインズ プレステージ・コレクション メルロー&カベルネ・ソーヴィニヨン2013です。

こちらは厳選された区画で特別に作られたブドウを用いて丁寧に作られ、20ヶ月の樽熟成を経てリリースされます。

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完熟した果実味が非常にまろやかに、柔らかくなり、またオーク樽の柔らかなニュアンスが非常に深みを作っている、とても完成度の高いワインです。

参加者の方が、香りだけでずっと楽しめるとおっしゃっていましたが、まさにそんなアロマティックで芳醇なワインでした。

こちらに合わせたのは、「ラムチョップの赤ワイン煮込み」です。

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ラムチョップを柔らかく、じっくりスパイスを使って煮込み、大沢ワインズのプレミアムなワインを引き立てるように味付けさせていただきました。

6本全く違う表情を持つこと、メルローというワインの幅広さと、お食事との合わせやすさに、皆さんとても驚いて、また喜んでくださいました。

最後に今回も参加者の皆様で集合写真を撮影。

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ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!

我妻

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投稿日 : 2018.2.16 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

サラ・グレゴリアス サッカー女子ニュージーランド代表 復帰

サラ・グレゴリアス サッカー女子ニュージーランド代表 復帰

Twitterではリツイートをしていましたが、ASエルフェン埼玉やコノミヤ・スペランツァ大阪高槻でプレーしていた女子サッカー ニュージーランド代表のサラ・グレゴリアスが代表へ復帰しました。

日本での最終戦を取材したときには、「一度ニュージーランドへ帰って家族との時間を大切にするために代表を引退する」と発言していたサラ。

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昨年4月にニュージーランドに行ったときも、マスターに出たりプロとしてではなくプレーをしていたサラが遂に代表復帰を果たします。

同じタイミングで復帰したのがアビーアーセグ。

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ニュージーランド女子最多キャップ(131キャップ)で、引退するまで代表を引っ張ってきた選手の一人です。
彼女も半年だけ日本のASエルフェン埼玉に所属していました。

女子サッカー ニュージーランド代表は今年初めに監督が代わり、若手とベテランの融合を目指して代表復帰した2選手。
若手に対して経験を伝授してもらいたですね。

来月4日と6日にはスコットランド代表と親善試合をする女子サッカー ニュージーランド代表。

2人のベテランの選手がチームを引っ張り、底上げすること間違いないと思っています。

そして2019年にフランスで開催されるFIFA女子ワールドカップでぜひ活躍してほしいです!

ではでは

熊木

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投稿日 : 2018.2.12 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

白馬でクラウディーベイのジムをアテンドしています!

白馬でクラウディーベイのジムをアテンドしています!

こんにちは。
ただ今、白馬に来ています。

突然の私ごとですが、幼少からスキーに親しみ、今もスキーが趣味なのですが、クラウディーベイの畑の責任者のジムが日本にスキーをしに来たため、1日アテンドしながら一緒に滑っていました。

今日の白馬は連休の中日ということもあり、多くのスキーヤー、スノーボーダーにあふれていました。

しかし、昨日雨が降ったことと、強風が吹いていた関係で、コンディションもそこまで良くなかったのですが、山頂付近は気持ちよく滑ることができました。

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ゆったりとビールを飲みながらランチを満喫し、朝から1日滑ったあとは、同じ時期に来ていた友人たちと合流してディナーを楽しみました。

ディナーにはお土産としてクラウディーベイのペロリュスを持参し、来ていた人たちに味わって頂きました。

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とても飲みやすく、美味しくて素敵なスパークリングで、また飲みたいということや、色や泡立ちがとても綺麗で、香りが素晴らしいなど、好印象の感想を頂けて、ジムもとっても喜んでくれました。

同じく、昨年ジムが視察した「いづみ橋」という日本酒の酒蔵が新発売した限定500本の「キラキラとんぼ〜有機・玉栄」もお土産として持っていったところ、ジムもその美味しさに大変喜んでくれました。

解散後はジムと2人で、改めてゆっくりと飲みながら情報交換をしつつ、楽しい時間を過ごさせていただきました。

日が暮れてからは白馬には良質な雪が多く降り始め、明日のコンディションに非常に期待を持てます。

なんでも、オーストラリア人とニュージーランド人の間では、「ジャパウダー」と言う単語があり、日本の最高のパウダーは唯一無二のものだと評価しているそう。

明日はそのジャパウダーをジムに是非とも満喫して欲しいものです。

我妻

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投稿日 : 2018.2.5 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

京都でニュージーランドワイン会を開催させていただきました!

京都でニュージーランドワイン会を開催させていただきました!

こんばんは。

昨日は、東京でのワイン会の様子をご覧頂いていた方が企画、招聘してくださり、京都にてワイン会を開かせていただきました。

今回は現地在住のシェフに料理を担当していただき、私はワインの選定と全体の監修をさせていただきました。

会場は京都らしく、清水に程近い町家の一室をお借りし、アットホームな形でワイン会を開催いたしました。

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今回は特にマリアージュに力をいれ、シェフとは何度もやり取りをさせていただいて決定したメニューです。

選んだワインはニュージーランドを代表する4ワイナリーの4本。何を選んだかは、このあとの記事を読み進めてくださいね。

さて、一本目、乾杯のドリンクとして選ばせていただいたのは、「オイスターベイ」スパークリング キュヴェ・ブリュット[NV]です。

オイスターベイはアメリカで最も売れているニュージーランドワインで、マールボロ地方にある牡蠣の養殖が盛んな湾に由来して、名づけられたワイナリーです。ポリシーのひとつとして、牡蠣に合うワインを造るということを掲げています。

そんなオイスターベイのスパークリングは、100%シャルドネで作られている、とても珍しいワインです。爽やかな柑橘系や白桃のフルーティーな香り、ブドウが持つ果実味あふれるエレガントさと、すっきりとした後味が楽しめるスパークリングワインです。

乾杯後、爽やかなこちらのスパークリングワインを飲まれたお客様から、思わず「美味しい」という一言が漏れます。
この美味しいを聞くのが、私として何より嬉しい瞬間のひとつだったりします。

フードマリアージュとしては、前菜の王道でもある、
「生ハム」

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「スモークサーモンのブルスケッタ」

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そしてオイスターベイのコンセプトを踏襲させていただき、

「牡蠣のコンフィ~九条ねぎと柚子のかおり~」

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の三種をお出しさせていただきました。

九条ねぎは京都ならではの食材として、「オイスターベイ×京都」をイメージして、使っていただいたものです。

それぞれのフードマリアージュを楽しんでいただけたのではないかと思います。

続いて二本目は、王道「クラウディーベイ」のソーヴィニヨン・ブラン2017です。

Kiwibreezeの読者の皆様はご存知だと思いますが、ニュージーランドワインを世界に広めた立役者のクラウディーベイのソーヴィニヨン・ブランは、フレッシュで活き活きとしたグレープフルーツのような柑橘系の味わいと、酸味が絶妙で、すっと飲めてしまう白ワインです。

こちらに合わせて頂いたのは、
「鯛とホタテのカルパッチョ」
をお出しさせていただきました。

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特に鯛のほうには、シソとレモンを添えさせていただき、シンプルにお塩とオリーブオイルで召し上がっていただきました。

シソの青みは、クラウディーベイのソーヴィニヨン・ブランととても相性がよいので、是非味わっていただきたく、シェフにシソを使って欲しいとお願いしました。

鯛にもホタテにもそれぞれに良く合うという事も感じていただけたのではないかと思います。

また、おつまみとして、キャロットラベもお出しいただきました。

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続いて三本目は、「クーパーズ・クリーク」のSelect Vinyards “RAZOR BACK” セントラルオタゴ ピノ・ノワール2015をお出ししました。

こちらは弊社専売で取り扱わせて頂いているピノ・ノワールで、クーパーズ・クリークの「香りの魔術師」の異名をとるワインメーカー、サイモン・ナンズ氏が、繊細でシルキーな飲み口と、ブラックベリー、プラムなどの濃厚な果実味、ミネラル、長く続くタンニン、すべてをバランスよくマッチさせて作った、非常にレベルの高い赤ワインです。

もちろん、こちらはリーデル社特製の「セントラル・オタゴ ピノ・ノワールグラス」に注がせていただいて、お楽しみいただきました。

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実は今回、参加者の中に猟師さんがいらっしゃって、彼が数日前に狩猟した鴨と鹿とイノシシを食材としてご提供いただいたのです。

そんな大変贅沢な食材を使わせていただいたのですが、こちらのピノ・ノワールは、シェフが鴨を丁寧に調理してくれました。

「鴨のロースト~ベリーのソース 金柑と芽キャベツを添えて」

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鴨のジューシーさ、ベリーソースが絶妙に絡み合い、セントラル・オタゴのピノ・ノワールと素晴らしいフードマリアージュとなりました。

最後の四本目は、「シレーニ・エステート」の“エステート・セレクション”ザ・トライアングル・メルロー 2015をお出しいたしました。

大手ワインショップが輸入、販売しているシレーニ・エステートは、現在日本で一番売れているニュージーランドワインです。

シレーニのチーフワインメーカーのグラント・エドモンズ氏は「ミスター・メルロー」と呼ばれるほど、メルローを用いた赤ワインを最も得意とし、妥協を許さない品質を追求しこだわりのワインを造っています。

フルボディーながらも、完熟したプラムのようなふくよかな果実味と、程よいタンニン、柔らかな飲み口で、さすがミスター・メルローと呼ばれるだけある、素晴らしいワインだと感じました。

フードマリアージュとしては、この会のメインディッシュとなる、
「猪のラグーソースとカカオのペンネパスタ」

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「鹿の背ロースのステーキ」

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をお出ししました。

ジビエの持つ強さに決して負けない、むしろジビエとワインがお互いに溶け合って、さらに料理の美味しさを引き立てるマリアージュとなったように感じました。

最後にドルチェとして、
「りんごの赤ワイン煮とバニラのアイス」

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をお出しいただき、和やかに、大満足のまま会は終了しました。

最後に記念撮影。

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今回は京都周辺の大阪、神戸、奈良、岡山からもお客様が集まっていただき、新しいご縁と交流ができたことが有難く、また何より皆さんが大満足で帰られた事が本当に嬉しかったです。

会を主催し、招聘していただいた方と、素晴らしい料理を作ってくださったシェフ、そして食材ご提供いただいた猟師さんに、心より御礼申し上げます。

また是非、地方でもワイン会を開催したいものです。
本当にありがとうございました。

我妻

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投稿日 : 2018.1.30 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

インヴィーヴォ エイトポイント (Eight Point) ソーヴィニヨン・ブラン2016&2017 飲み比べ

インヴィーヴォ エイトポイント (Eight Point) ソーヴィニヨン・ブラン2016&2017 飲み比べ

こんにちは。

先日、「エイトポイント バイ インヴィーヴォ(Eight Point byInvivo)」のソーヴィニヨン・ブラン2016と2017のヴィンテージの違いを飲み比べてみました。

エイトポイントは、ニュージーランドを代表するワイナリーのひとつ、インヴィーヴォの送るブランドのひとつです。

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当時30歳のニュージーランド人、Tim LightbourneとRobCameronの2人によって2007年に設立されたインヴィーヴォは、非常に短期間のうちに世界市場に認められるワイナリーに成長しています。

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例えば、Decanter World Wine Award 2010においては、世界トップ10のソーヴィニヨンブラン(Top10Sauvignon Blanc in the world)に選ばれたり、
2011年には424本のマールボロ産ワインのみで行われた「theMarlborough wineshow」にて最優秀ソーヴィニヨンブランと最優秀ワインの2冠に輝くなど、数多くの輝かしい成功を成し遂げています。

そんな彼らの作り出すブランド「エイトポイント」のソーヴィニヨン・ブランが、年によって違いがあるのかを試してみたく、この飲み比べをしてみました。

まず、それぞれをグラスに注いだこちらの写真をご覧ください。

違いが分かりますか?

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ちょっと写真が見づらいかもしれませんが、左が2016、右が2017です。

どうでしょう。

2017の方が、色が薄いんです。

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香りを比べてみると、2017の方がガツンと来るフレッシュな香りがします。青草のようなグラッシーなアタックが強く、より強い柑橘の香りが立ち上ってきます。

2016ももちろんフレッシュでグラッシーではあるのですが、比較すると2017の強さをより感じます。

まさに摘み立て、フレッシュな「搾り立て」といった表現が分かりやすいかなと思います。

実際の味はといいますと、グレープフルーツやライムのような柑橘系の果実を手でぎゅっと搾った時に感じる、みずみずしいインパクトを強く感じました。まさに「搾り立て」のライムやグレープフルーツ。そんな果実味がファーストインプレッションですが、同時にその果実味から来る酸味は、人によってはやや強いと感じたり、少し苦いと感じるかもしれません。

しかし、それだけフレッシュだという証拠で、まさに「柑橘系白ワイン」といえるかもしれません。

魚介類、特に牡蠣や新鮮な白身のお刺身などに、とても合うワインだと思います。

それに比べ、2016はフレッシュさと、まろやかさが同居している感じです。柑橘系、グレープフルーツのようなみずみずしい酸をしっかり感じるのですが、2017ほど苦味は感じず、「搾り立て」というよりも、程よく円熟されている感じです。

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他社のソーヴィニヨン・ブランに比べても、マールボロの特徴的な青草の香り、柑橘のアロマ、酸味が良く出ているのですが、2017と比べてしまうと、落ち着いた印象を受けるのが面白いですね。

おそらくこれが、1年間瓶内で熟成されたことによる、円熟味なのでしょう。

好みが分かれるところですが、両ビンテージともとても美味しくいただけました。

ちなみに、冬だったこともありますが、キャップをあけた4~5日後であっても、劣化の少ないワインでした。

予想では、香りが完全に飛んでしまうかなと思ったのですが、確かに開栓後のガツンと来るみずみずしさは弱まりましたが、柑橘系の香りは健在で、味の方も、2017は少し丸みを帯びた感じはありましたが、美味しく頂けました。

両ビンテージとも、少なくとも3日間くらいは栓を開けたあとも十分に楽しめるお得なワインです。

こんな記事を書いておいて申し訳ないのですが、2016は既に在庫切れで、現在取り扱っているのは2017のみですが、是非フレッシュでみずみずしい、エイトポイントのマールボロ
ソーヴィニヨン・ブランをお試しくださいね!

金額もとってもリーズナブルですよ!

我妻

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投稿日 : 2018.1.25 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

13年前のヴィンテージのニュージーランド産ピノ・ノワールを開けました!

13年前のヴィンテージのニュージーランド産ピノ・ノワールを開けました!

こんにちは。
先日、デルタ・ヴィンヤードのピノ・ノワール2005を開けました。

こちらは、2006年のエアーニュージーランド ワインアワードでチャンピオンとなったワインで、熊木がセラーに保管していました。

ニュージーランドワインは歴史が40年程度のため、熟成したヴィンテージを楽しむことはほとんど無く、また、そもそもとしてニュージーランドワインは長期保存ができないのではないか、とも言われていました。

ですので、このワインをあけるのは少しドキドキだったのですが、果たして結果は・・

記事後半でお伝えします。

さて、エアーニュージーランド(ニュージーランド航空)では、毎年多数作られるワインの中から、1本だけチャンピオンワインを選出し、表彰します。

この賞はニュージーランドのワインメーカーにとって、もっとも栄誉ある賞のひとつで、日本で言うならば分野は違いますが、直木賞や芥川賞のようなものに当たるでしょうか。

チャンピオンになったワインは、1年間ニュージーランド航空のファーストクラスにて、振舞われることになっています。

ちなみに2017年のチャンピオンワインは、イザベル・エステートのシャルドネ2016でした。これについては、以前こんな記事を書かせていただいています。

こちら

さて、お待たせしました。

デルタ・ヴィンヤードのピノ・ノワール2005は、どうだったかと言いますと・・

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グラスに注ぐと、美しいレンガ色に変化しており、チョコレートやカカオのニュアンスが柔らかに立ち上ってきました。

樽熟成されたフレーバーが、まろやかなロースト香と円熟した深みとなって、香りだけでも幸せな気分になります。

一口飲んだ瞬間に、思わず「あぁ、美味しい」と声が漏れてしまいました。

シルクのような舌触り、香りからも感じられたチョコレート、カカオのニュアンス、優しい土の香り、熟成したイチジクやプラムのようなテイスト、そしてまろやかなタンニンとスパイス感が混ざり合って、静かなフィニッシュを迎えます。

非常に複雑な中にも絶妙なバランスでワインが熟成されていて、本当に素晴らしいヴィンテージになっていました。

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ニュージーランドワインのヴィンテージのポテンシャルが、充分にあるということが分かりました。
これは個人的にもとても嬉しい発見ですが、何故ニュージーランドにはヴィンテージの保管がないのでしょう・・

恐らくですが、5年、10年と熟成させる前に、ワインが大好きなキーウィーは、みんな我慢できずに飲んでしまうんでしょうね(^^;

それはまぁ冗談としまして、、
美味しいワイン、好きなワインを自分のセラーで保管して数年後に開けるという楽しみが、ニュージーランドワインでもできそうですね!

今後、弊社オンラインショップでは、デルタ・ヴィンヤードの取り扱いを本格的に始動する予定ですのでお楽しみに!

我妻

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登録日 : 2018.5.8

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登録日 : 2018.4.10

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