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ニュージーランドの旬な情報や取材報告など、タイムリーな話題を綴っています。

投稿日 : 2024.10.27 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

リポビタンDチャレンジカップ2024 日本代表 vs オールブラックス レポート

リポビタンDチャレンジカップ2024 日本代表 vs オールブラックス レポート

10月26日(土)に日産スタジアムにて行われた、リポビタンDチャレンジカップ2024 日本代表 vs オールブラックス を取材してきました。

ウェルカムイベントの記事(http://kiwibreeze.jp/15034/)でも書きましたが、オールブラックスは10月17日(木)に来日しました。
トレーニングの合間にさまざまなイベントにも参加していました。

そして一部選手は25日に出国し、欧州へと向かいました。
今回ハイランダーズからオールブラックスに選出されたのがイーサン・デグルートだけでしたが、彼も先に出発しています。
2022年に来日した時も、そして今回も日本で試合に出れず残念だと言っていました。

キウイ・ブリーズが注目するのは
2021-2022年にトヨタヴェルブリッツでプレーしたパトリック・トゥイプロトゥ

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今回初めてキャプテンを務めます。

同じく2021-2022年に東京サントリーサンゴリアスでプレーしたダミアン・マッケンジー

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さらに2023年から東京サントリーサンゴリアスでプレーしているサム・ケイン

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副キャプテンです。

2021年にはNTTドコモレッドハリケーンズ でプレーし、2024-2025年シーズンはリコーブラックラムズ東京 に加入するTJ・ペレナラ

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日本と縁のある選手4人に注目しました。
選手紹介では、特にこの4人の時に声援が大きかったように感じました。

試合前のハカ
TJ・ペレナラのリードでカ・マテ

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試合開始後、流れを掴んだのは日本代表でした。
5分にジョネ・ナイカブラのトライで先制しました。

キャプテンのパトリック・トゥイプロトゥ

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16分のトライの瞬間を見るとよく分かりますが、フィジカルが強かったです!

20分ワーナー・ディアンズのトライが決まったかと思われましたが、TMOによりノックオンでノートライ。
そこからオールブラックスのペースになりました。

25分にトライしたサム・ケイン

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攻守にわたってチームに貢献していました。

前半だけで7トライを決めたオールブラックスが43-12でリードして折り返します。

後半11分
交代で入ったピーター・ラカイ

後半19分に入ったルーベン・ラヴ

ともに初キャップです!

後半37分にルーベン・ラヴ はデビュー戦にして初トライを決めました。
そしてラスト1プレーでもトライし素晴らしい活躍でした!

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チームメイトも皆彼に祝福の言葉をかけて一緒に喜んでいました。

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入場者数は60,057人でした。
たくさんの観客が集まり、両チームへ声援が送られていました。

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試合は、64-19でオールブラックスが勝利しました。

オールブラックスは正直ベストメンバーではなかったですが、新たな戦力でチーム全体でカバーし合っていたように感じました。
例えば、一歩二歩先を見据えて前に進む視野の広さ。
ボールを出すタイミングの見極め。
ゴール間際でタックルされても体をひねりながらトライを決め切る力。
スペースを作らないように散りながらも、要所要所では複数人で止めにかかるなど、しっかりプレッシャーをかけれていました。

個人的に良かったと感じたのは、NO8のウォレス・シティティ

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とにかくフィジカルが凄かったです。
姫野を片手で振り切るパワー!!
これから楽しみな選手です。

どの選手も皆たくさんファンサービスしていました。

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TJ・ペレナラとルーベン・ラヴ、キャム・ロイガード

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長きにわたってオールブラックスをリードしてきたベテランと、若い2人。世代交代の寂しさと期待が入り混じります。。。

記者会見では、
スコット・ロバートソン ヘッドコーチ

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「テストマッチとして日本は素晴らしいスタートでした。速くて、超速に値するプレーだったと思います。自分たちはしばらく日本に遅れをとりましたが、前半自分たちがしたいことをしっかり実行することができました。それはとても良かったと思います。後半になって少しスローダウンしましたが、全体的に見てしっかりとした勝利を挙げることができましたし、なによりも怪我人が出なかったのが良かったです」

パトリック・トゥイプロトゥ

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「自分の感想としては、両方ともボールの扱いがうまくいったと思います。そしてやはりヘッドコーチが言っていたように、最初は日本がプレッシャーを与えてきました。日本は良いスタートをとったと思います。でも最終的には自分たちが思うようなプレーができました。また今後ラック周りを改善していきたいです。お互いのチームとも負けている時と勝っている時があるというゲームでしたが、客観的に見て自分たちはしっかりとした勝利を収めることができて良かったです」

ここからは質疑応答の一部をお届けします。

Q. 序盤手こずる場面もありましたが、TMOの後くらいから盛り返していました。チーム内ではどのように話し合いペースを掴みましたか

A. (パトリック)
おっしゃる通りで、ダミアン・マッケンジーやサム・ケインと特に話をしました。TMOの後にダミアンがリードし、いろいろな意思決定がうまくいきました。チームには優れたリーダーがたくさんいて、プレーをしながら改善していくことができるので、ゲームキャプテンとして非常に幸運だと思っています

Q. 前半特にアウトサイドから崩していたが、そのあたりは試合前にインプットしていたのですか、それとも状況判断だったのですか

A. (ヘッドコーチ)
試合前に日本代表のプレースタイルをよく見て、こういうスペースの使い方をするのだなということは理解をしていました。特に前半や後半の初めのところは自分たちが思っていたような戦術を使えました

Q. 今日のメンバーのパフォーマンスについて

A. (ヘッドコーチ)
今回の試合は、選手に対してプレーのチャンスを与えるというのが大事なことでした。新しいメンバーがたくさんいますので、新しいコンビネーションを試すチャンスでしたし、今回の試合と、次の2つのテストマッチで選手全員にプレーするチャンスを与えたいと思います。1つひとつというよりも試合を通じて自分たちをステップアップさせていきたいですし、日本は身体が大きい選手も多かったのでそういう選手たちとプレーができて良かったです

Q. 後半攻撃が停滞した時間帯もありましたが、どう感じていましたか

A. (パトリック)
日本が後半ボールを保持していましたので、私たちはディフェンスに回らなくてはいけませんでした。自分たちがボールを持った時にはチャンスを活かすことができたのですが、ノックオンなどハンドリングエラーがあったりとそういうのを繰り返すとどうしても疲れてしまいます。日本は速いプレーをしますので、そういったのにも影響を受けたと思います

オールブラックスは27日朝に日本を発ち、欧州遠征へ向かいました。今頃飛行機ですね。

ちなみに試合にはアーロン・スミス、ブロディ・レタリック、デイン・コールズ、サム・ホワイトロックも来てました。

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あと久しぶりにジョー・ウィーラーに会えました!

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サントリーサンゴリアスを退団し引退後はSky Sportsでキャスターをしているそうです。元気そうで良かったです!

ではでは

熊木

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投稿日 : 2024.5.2 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 ディビジョン1 第15節 東芝ブレイブルーパス東京 vs 東京サントリーサンゴリアス レポート

NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 ディビジョン1 第15節 東芝ブレイブルーパス東京 vs 東京サントリーサンゴリアス レポート

4月27日(土)に秩父宮ラグビー場にて行われた、NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 ディビジョン1 第15節 東芝ブレイブルーパス東京 vs 東京サントリーサンゴリアス を取材してきました。

注目するのは、東芝ブレイブルーパス東京のシャノン ・フリゼル

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そしてキャプテン リーチ マイケルが約2ヶ月ぶりにスターティングメンバーに復帰しました。
ここでの復帰はチームとしても士気があがると思います。

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ともに府中市がホストエリアという府中ダービーで13,147人もの観客が秩父宮に集まりました。

前半2分ペナルティゴールでBL東京が先制すると、11分・19分と鮮やかなトライが決まります。
BL東京はフィジカルが強くブレイクダウンでもプレッシャーをかけ、東京SGの強みである速いテンポのプレーをさせませんでした。

前半終了間際に連続攻撃で粘りを見せた東京SGがトライを奪い、前半は17-10でBL東京がリードして折り返しました。

後半に入りBL東京 が2トライを決め、一時は21点差に。

リーチ マイケルは後半23分に交代しました。

終盤BL東京に少し疲れが見えたところで東京SGが2本連続トライで点差を縮めてきましたがノーサイド。

試合は36-27で東芝ブレイブルーパス東京が勝利しました。
この結果により、リーグ2位が決定しました。

プレーヤー・オブ・ザ・マッチはSO中尾
個人的にはマイケル・コリンズかなと思いましたが。。。

良いトライでした!

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記者会見で、東京サントリーサンゴリアスの田中監督

「ブレイブルーパスのフィジカリティはわかっていたが強かった。ただトライ数は5本4本なので、自分たちの我慢しつづけるアタックができればスコアできるということも今日分かったので、そういうのはポジティブなところ」
「次のクボタ戦で勝って、もう一回準決勝で東芝にチャレンジしたい。大きな学びを得たと思っているので、その学びを活かせるチャンス。そういう舞台で、悔しい敗戦をしたリベンジになる」

東芝ブレイブルーパス東京のトッド・ブラックアダーHC

「もちろんあまりうまくいかなった部分もあるが、それ以上に自分たちがすごく良くできる部分にもっとフォーカスして、強みをさらなる強みにやっていこうという確信を持てたのが学び。プレッシャーのかけ合いで厳しいゲームだったが、その中でもディフェンスでどれだけハードワークできるか分かったのが収穫」

リーチ マイケル

「ラグビーは接点を勝たないといけない。サンゴリアスは接点にフォーカスしてやってくるチームなので、後半サンゴリアスがテンポが良くて自分たちのディフェンスラインを破ってきたりしていた。接点の重要性をもう一回フォーカスしてやっていきたい」
「今日の勝利は自信を持てたと思う。でもサンゴリアスは絶対変えてくる。そこも準備しないといけない。やられた後のサンゴリアスが1番こわい」
と話していました。

試合後ミックスゾーンにてシャノン ・フリゼル
に独占インタビューをしました。

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Q. 今日の試合の感想は

A. とても楽しむことができました。両チームともに良いチームです。対戦したのは今回が2回目ですが、勝ててとても嬉しく思っています

Q. 次節に向けて目標は

A. 自分としてはまだ勉強することがあると思っています。来週からのトレーニングで今抱えている問題を修正し、次のゲームに臨みたいです

最後に、試合後に遭遇したサム・ケイン

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「オールブラックスに戻ってプレーできるのを楽しみにしています!」
とのことでした。
現在のコンディションについて詳細は分かりませんが、やる気に満ちている印象を受けました。

早いものでリーグ戦も残すところ1試合となりました。
プレーオフトーナメントも取材予定ですので、そちらもまたレポートします!

最後にファミリーロードでの一枚。ファンには嬉しいですよね。

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ではでは

熊木

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投稿日 : 2023.12.25 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 ディビジョン1 第3節 三重ホンダヒート vs 東京サントリーサンゴリアス レポート

NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 ディビジョン1 第3節 三重ホンダヒート vs 東京サントリーサンゴリアス レポート

12月24日(日)に三重交通G スポーツの杜 鈴鹿にて行われた、NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 ディビジョン1 第3節 三重ホンダヒート vs 東京サントリーサンゴリアス を取材してきました。

キウイブリーズが注目するのは、三重ホンダヒートのミッチェル ・ハント

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元ハイランダーズで、今シーズンより三重ホンダヒートに加入しました。
第1節と2節はFBでしたが、今節は初めてSOでスターティングメンバーに入りました。
ハイランダーズでもSOが本職だったので、活躍に期待しています。

前日本代表アシスタントコーチのトニー・ブラウンにミッチェル・ハントの印象を聞いたところ、「プレーに安定性があり、才能もあるプレイヤーだと思う」と言っていました!

三重ホンダヒートはディビジョン1に昇格し、2戦2敗とまだ勝ちがありませんが、徐々にディビジョン1のスピードや当たりの強さなどに慣れていくと思われます。
対する東京サントリーサンゴリアスは先週は東芝ブレイブルーパス東京との府中ダービーに敗れ、1勝1敗となっています。
オールブラックスのキャプテン サム・ケインもいます!

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前半2分に東京SGのトライで先制し、その後もトライを重ねていきます。

前半28分サム・ケインが交代しました。

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試合後の記者会見によると、大事を取ってとのことでした。

前半は、17-6で東京SGがリードし折り返します。

後半に入り、東京SGはらしさが出せずに自滅していってしまったように感じました。
三重Hはキックを上手く使って攻撃を仕掛けられていましたし、ディフェンスも良かったです。

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試合は、34-16で東京サントリーサンゴリアスが勝利しました。

三重ホンダヒートは敗れはしたものの、今後に向けて収穫のあるゲームだったと思います。

記者会見でアラン・クローリーHCは、ディフェンスでの修正が必要、アタックも粘り強くやる必要があるといった反省点に加えて、10番と15番(ミッチェル・ハントと呉 洸太)をコンバートしたことによるポジティブなパフォーマンスがあったとコメントしていました。

試合後、ミッチェル ・ハントに独占インタビューしました。

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Q. 10番と15番、プレーするにあたり違いはありますか?

A. 10番と15番はよく似ていると思います。10番の方がおそらく、試合の方向性を決める上でコントロールできる立場にあると思います。だから今日の試合でよりコントロールしやすくなったというのも、その一因だったと思います。そうでなければ、どちらもバックフィールドに入り、どちらもキックし、どちらも走ることになります。一般的なプレーでは10番と15番、非常に似ていると思います。

Q. 来日前ハイランダーズでも10番と15番でプレーしていましたが、どちらが好きでしたか?

A. 10番だと思いますね。10番の方がよりゲームをコントロールすることができるので。どのラインアウトがベストなのか、試合の勢いはどうだったのか、それをランで解決しなければならないんです。だから10番を背負うチャレンジは好きですね。

Q. 今日の試合はいかがでしたか?

A. この2週間よりはずっと良かったです。今週は基本に戻ったと思います。ゲームの細部において自分たちに集中することができました。それが結果に表れたと思います。だから、これから先、どうすればもっと良くなっていけるか、いい方程式を見つけたと思います。少しずつね。そう、今日はポジティブでした。

Q. 今シーズンの目標を教えてください

A. チームとしては、できるだけ多くの試合に勝ちたいと思っています。去年はここにいなかったけど、ホンダがリーグワンに入ったことでみんなが興奮しているのが伝わってくるんです。だから個人的には、自分の経験を生かして力になりたいと思っています。そして毎週調子を上げて、ディビジョン1で何勝かできることを願っています。

三重ホンダヒートとは1年契約とのことでしたが、「できる限り長く日本でプレーしたい」と話していました。

試合後にはファンにサインや写真に応じてました。

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来年もニュージーランドの選手にフォーカスするという独自の視点で試合レポートをお届けしたいと思っています!

ではでは

熊木

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投稿日 : 2020.5.6 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

オールブラックス 新キャプテンが発表されました!

オールブラックス 新キャプテンが発表されました!

お久しぶりです。
新型コロナウイルスの影響で、ラグビー不足の方も多いのではないでしょうか。
自分もその1人です。。。

しかし、5/5に嬉しいニュースが!

昨年のワールドカップでオールブラックスを引退したキアラン・リードの後任として、オールブラックスの新キャプテンにサム・ケインが選ばれたとニュージーランドラグビー協会が発表しました。

サム・ケインは28歳で、ポジションはフランカーです。
スーパーラグビーのチーフスでもキャプテンを勤め、オールブラックスでは68キャップと昨年のラグビーワールドカップ日本大会でも活躍していました。
彼は寡黙ながらチームの為に体を張り若い選手の模範となれるような人柄なんですが、グレイトオールブラックスでありキャプテンのリッチー・マコウからNo7のジャージを受け継いだ選手です。

自分も取材でインタビューしたことがありますが、人間的にも素晴らしい選手です。

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今年のテストマッチの開催は難しいかもしれませんが、サム・ケインがキャプテンとなったオールブラックスの試合が早く観たいですね!

ではでは

熊木

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登録日 : 2018.5.8

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