ホーム > NZブログ > ジェイミー・ジョセフ

NZブログ

 各種条件で絞り込み

ニュージーランドの旬な情報や取材報告など、タイムリーな話題を綴っています。

投稿日 : 2018.3.4 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

スーパーラグビー 2018 サンウルブズ vsレベルズ レポート

スーパーラグビー 2018 サンウルブズ vsレベルズ レポート

3月3日(土)に秩父宮ラグビー場にて行われたスーパーラグビー 2018 サンウルブズ vs レベルズの試合を取材してきました。

結果は37対17でレベルズがサンウルブズを下しました。

この試合で注目していたスタンドオフに入ったヘイデン・パーカー。

IMG_9262

彼が入ることにより、攻撃のリズムが出てテンポ良く攻撃できると思っていましたが。。。

前半14分に右のハムストリングスを痛めて負傷退場。
残念ながら本日からの南アフリカ遠征のメンバー外となってしまいました。

試合後もファンサービスをせず、足を引きずりながらロッカールームへ戻っていた姿が痛々しかったです。。。

また、前節フルバックのジェイソン・エメリーは右手根骨骨折。。。

IMG_9247

ギプスをつけて観客席からチームメイトへ声援を送っていました。
しかし試合後にはファンサービスをしていました。

IMG_9533

そしてこのポーズ!サンウルブズのモチーフであるオオカミみたいです。

IMG_9535

さてここからは試合のレポート。

試合の敗因は、前半早々のバックス3人の負傷交代だと思います。
チームとしてもちろんリザーブの選手も戦略理解はしていますが、前半20分でバックス3人の交代は間違いなく攻撃のパターンを遂行するのが難しくなりますので、想定外だったと思います。

さらにラインアウト。。。

IMG_9272

これも出し手と受け手とのかみ合いが良くなかったです。
これは練習で修復ができると思うので、そこまで心配はしていません。

また先週のブランビーズの選手と比較すると、今週のレベルズの選手たちのプレッシャーが激しかったです。。。

IMG_9357

そのことによって判断ミスも見られました。

しかし、サンウルブズも昨年以上にパワーアップしてるように思いました。
昨年までチーフスでプレーしていたリーチ・マイケル。

IMG_9311

彼がチームにいるということで、チームとしての落ち着きが出ています。

後半38分のエドワード・カークのトライ。
このトライは田中の判断でのトライといっても過言ではないと思います。

IMG_9461

ベテランと新しい選手との融合がこのチームをより一層レベルアップさせますし、それがW杯に向けての強化に必ず繋がると思います。

レベルズでキウイブリーズで注目したのはリース・ホッジ

IMG_9248

バックスのポジションならどこでもできるという、ユーティリティープレイヤー。

2016年からレベルズでプレーをしている彼は、今後オーストラリア代表としても着実に注目されることだと思います。
その理由は191cmと思えないステップ。バックス顔負けのタックルです。

この試合では目立つプレーはあまり見られませんでしたが、これからも注目したい選手の一人です。

とてもファンにも優しく、試合後バスに乗る前にファンサービス。

IMG_9541

自ら携帯で写真を撮ったり、サインに応じていました。

キウイブリーズ恒例の試合後のインタビューをレベルズのリース・ホッジに行いました。

IMG_9542

■ 今日の試合はいかがでしたか?

非常にタフな試合でした。
サンウルブスは非常にエキサイティングなラグビーをプレーし、グランドを広く使って走るので、前半はとても難しい試合展開を強いられました。その結果、タイトな試合になってしまいました。
我々はハーフタイムの中で改善点を見つけ、後半はテンポ良く攻撃をしてトライを挙げることができました。

■ ホッジ選手はオーストラリア代表としてNo.10として昨年プレーしていますが、10番と12番と、どちらの方がよりプレーしたいと思っていますか?

私自身はそこまで強いこだわりはありません。レベルズでは多分12番、13番などでのプレーが多くなると思っています。指示があればどのポジションでもプレーしますが、個人的には10番や15番や、ウィングなどのほうがしっくり来ます。しかし、どのポジションでプレーするかというよりも、チームがシーズンを通じて勝つことのほうが大事だと思っています。

■ 今年の10月に日本で開催されるブレディスローカップが開催されますが、来日してくれますか?

そうですね、(オーストラリア代表として過去に)選出されていましたが、今はスーパーラグビーで、レベルズの一員として試合に集中したいと思っています。その結果として、幸運にも(また)オーストラリア代表に選ばれれば、そうですね、来日可能ですね。

■ オーストラリア代表選手は、たくさん日本でプレーしています。もし日本のチームからプレーのオファーがあったら、どう思いますか?

2020年まで契約が残っています。これから3年以上はオーストラリアでプレーします。その後、私は日本が大好きですので、自分のキャリアとしてどこかのチームでプレーするというのもいいですね。今はオーストラリアでプレーする事が一番だと思っています。

ミックスゾーンでトニーと少し話しました。
昨日はホテルに帰って昨日の試合のレビューをして、本日から南アフリカに行くとのことです。

また、試合前の練習中に身につけていたキャスケットと自分のニットを交換してと言ったら断れました。。。

IMG_9232

遠征から帰ってきたらプライベートでどこかで会いたいですね!

ではでは

熊木

タグ : , , , , , ,

投稿日 : 2018.2.26 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

スーパーラグビー 2018 サンウルブズ vsブランビーズ レポート

スーパーラグビー 2018 サンウルブズ vsブランビーズ レポート

2月24日(土)に秩父宮ラグビー場にて行われたスーパーラグビー 2018 サンウルブズ vs ブランビーズの試合を取材してきました。

結果は32対25でブランビーズがサンウルブズを下しました。

前半はホームの声援を受け、躍進したサンウルブズ。
チームでコミュニケーションを図り、モールでトライを挙げていました。

IMG_8812

前半25分ごろから徐々にブランビーズがサンウルブズの攻撃パターンに適応してチームを立て直し、サンウルブズに仕事をさせませんでした。

チーム内で問題点を見つけ、ゲーム中に修正を行うとは、さすが強豪だと感じる瞬間でした。

後半は体力的な部分もあったかもしれませんが、ブランビーズのペース。

その中少し気になったのが、サンウルブズの選手のコミュニケーションです。

前半の方がより会話がとれていたように思えました。

この試合で今後最も楽しみな選手を見つけました。

姫野!!

IMG_8955

ブランビーズ相手でも物怖じせず、攻撃の起点になっていました。今後の日本代表を引っ張る選手の一人になると確信しています。

キウイブリーズで注目したフルバックのジェイソン・エメリー。

IMG_8789

キレのある動きとポディショニングが良かったです。ハイランダーズではセンターとして攻撃的な選手でしたが、サンウルブズではフルバックとしてゲームマネジメントができていました。

ハイランダーズにはオールブラックスで世界最高峰の選手ベン・スミスがいたこともあり、ポディショニングがレベルアップしているようにみえました。

IMG_9021

ステップなど攻撃的な選手なので、次回こそはトライを決めて弾みをつけてもらいたいです。
このスマイルも女性ファン獲得に一役買いそうですね!

パナソニック ワイルドナイツでのプレー経験もあるヘイデン・パーカーは合流して4〜5週間でしたが、しっかりゲームマネジメントができていたように感じましたし、彼の正確なキックは相手にとって非常に脅威になると思います。

IMG_8866

試合後はファンに向けてサインを書くジェイソン・エメリーやヘイデン・パーカー。

IMG_9003

IMG_9019

全員の選手が対応をしていました。Jリーグやプロ野球ではあまり見ない光景ですし、選手と観客が一つになってラグビーを盛り上げようとしている姿が素晴らしいです。

試合後ジェイミー・ジョセフHCは、「次の試合に向けて、特別に何かするということはない。いつも通りにベストパフォーマンスをあげる練習をやっていくだけ。自分たちの戦い方は決まっている。」とコメントしました。

IMG_8751

スーパーラグビーに参戦しこの高いレベルで試合をすることにより、選手一人一人の判断するスピードやレベルが向上することは明らかですので、次節に期待しています。

キウイブリーズ恒例の試合後のインタビューをヘイデン・パーカーに行いました。

IMG_9024

■ 今日の試合についてどう感じたか?

とっても楽しむことができましたし、プレーをすることができて嬉しかったです。
今日がサンウルブズの初戦で、チームに合流してまだ4〜5週間ですが、十分に動けたと思います。これからもっとコンディションを上げていきたいです。

■ 日本の観客について、どう思いますか?

本当に素晴らしい観客でした。練習にも来ていただき、激励を貰いました。また今日もですが、試合後に残って声援を送ってくれました。
彼らは世界的にみても一番の素晴らしいサポーターだと思っています。

次節は3月3日(土)に レベルズ戦が秩父宮ラグビー場で行われます!

キウイブリーズでは選手への質問を受け付けています。
お気軽にキウイブリーズまでお送りください。

ではでは

熊木

タグ : , , , , ,

投稿日 : 2017.12.5 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

サンウルブス 2018シーズンチームの発表記者会見内容

サンウルブス 2018シーズンチームの発表記者会見内容

こんにちは。

昨日はサンウルブス 2018シーズンチームの発表記者会見を取材してきました。

サンウルブスはスーパーラグビー3年目のシーズンを迎え、2018年2月24日からホーム8試合、アウェー8試合、合計16試合を戦います。

2018シーズンより、ヘッドコーチにはラグビー日本代表の監督も務めるジェイミー・ジョセフ氏が就任しました。

IMG_4329

記者会見の最初に、2018年から5年間掲げるチームスローガン「Go Beyond 2019」が発表されました。

Go Beyond 2019の中には、
① Go for the champion
② Go to the Rugby Park

そして2018年のスローガンでもある
Go for Top 5 in 2018

この3つのサブスローガンが定められていることも伝えられました。

続いてジェイミーヘッドコーチが、以下のように決意を述べられました。

IMG_4326

===
2018年のシリーズ、とにかく楽しみです。
目標はとにかくスローガンに掲げた「Go for top 5 in 2018」。
これを目指して、戦っていきます。

私たちは過去2シーズンを通じて、たくさんの経験をつんできました。
フィロ・ティアティア前ヘッドコーチから引き継いで、良いポジションにいると思います。

選手たちはこれからのシーズン、休みの少ない中でのハードスケジュール、長距離移動によって、疲労や怪我が予測されます。

その中で勝っていくのは苦労すると思いますが、これだけの強い顔ぶれのプロフェッショナル集団の揃ったチームメンバーと、シーズンを戦えるのがとても楽しみです。
===

記者より今回新たにサンウルブスに加入したラグビー日本代表キャプテン、リーチ・マイケル選手について問われると、

「代表ではキープレーヤーだが、サンウルブスでは違った役割を期待している。トータルバランスの良いゲーム展開を作るうえで重要となる、クオリティーの高い選手として期待している」

と答えていました。

また、サンウルブスの課題は「スクラム」であるとし、そこを補強する選手として、今回新たに加入したジョージア出身のジャバ・ブレグバゼ選手の役割にも期待していると話していました。

以下、今回の記者会見に参加した5選手のコメントです。

稲垣 啓太選手:

IMG_4344

 選手一丸となって戦っていきたい。次のシーズンこそは結果を出したい。

堀江 翔太選手:

IMG_4357

 代表選手としては、慣れているジェイミーコーチはやりやすい。個人目標としては、3年目を大きな飛躍の年としたい。また、ジョージア出身のジャバ選手と組んで、レベルアップしたい。

山田 章仁選手:

IMG_4347

 会場とチームが一体となる試合を作っていきたい。トライもひとつでも多く決めたい。

ヴィリー・ブリッツ選手:

IMG_4348

 サンウルブスはラグビーをとても楽しんでいるチーム。一緒に戦うことで学ぶことができる。個人的な目標としては、日本代表にも選ばれること。次のシーズン、成長して夢を叶えたい。

ゲラード・ファンデンヒーファー選手:

IMG_4349

サンウルブスに加われたことを嬉しく思う。スーパーラグビーでは古巣相手とも戦うが、冷静に対応する。

キモノデザイナーの斉藤上太氏がデザインした、2018シーズン特別デザインのユニフォームもお披露目され、次のシーズンに向けた熱意と決意を感じた会見でした。

IMG_4354

トップリーグもさることながら、スーパーラグビーも2018シーズン、目が離せそうにありません!

IMG_4386

なお、ジェイミー・ヘッドコーチは、ニュージーランドのオタゴ出身です。
オタゴといえば、ラグビーだけでなく、ワインもとても有名な地域です。

スローガンを達成された暁には、弊社専売で取り扱っている、クーパーズ・クリークのセントラルオタゴ産のワインを贈りたいものです。

我妻

タグ : , ,

投稿日 : 2016.11.7 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

ラグビー日本代表vs アルゼンチン代表 レポート

ラグビー日本代表vs アルゼンチン代表 レポート

11月5日ラグビー日本代表vs アルゼンチン代表の試合を取材しに、秩父宮ラグビー場へ行って参りました。
結果は、アルゼンチンに7トライを奪われ、20-54で敗れました。

ジェイミー・ジョセフHC(監督)の初戦ということもあり、試合前の表情は硬く、笑顔はあまりありませんでした。

IMG_4289

また、アタックコーチのトニー・ブラウン。高校の先輩でもあります。

IMG_4061

いつもはフレンドリーで優しい彼ですが、この日は多少ピリピリしているように思えました。当然プライベートや練習で見る顔とは違っていました。

IMG_4218

ちなみに、会場には元ラグビー協会会長の森氏や、オリンピック担当大臣の丸川氏の姿も確認出来ましした。

IMG_4308

ここからは、試合のレビューです。

ジェイミー・ジョセフ監督は、堀江(写真右)と立川(写真左)の二人にキャプテンを任せました。

IMG_4329

これは、スーパーラグビーのハイランダーズで指揮していた時と同じです。
この戦術はこれからもっと多くのチームで採用されることになると思います。

また、他のメディアでは「大敗」と書かれ、実際そうだとも思いますが、私は新たな発見も多く見ることが出来たし、このスコアで終われたのは健闘だったのではないかと思いました。

どの試合でも勝利を飾りたいと思うのは私も含め、ジャパンのことが好きな多くのファンの願いだと思いますが、体格差がありFWの圧力はピッチで見ていても明らかでした。そのアルゼンチン相手に適応出来た部分も見つけられたように感じ、勝敗だけではない収穫はあったと思います。

IMG_4477

アルゼンチンは、ニュージーランド・オーストラリア・南アフリカと試合を行い、組織力やチームのスタイルも確率され、ほぼ完璧な状態で来日していました。

IMG_4332

その中でもコンタクトの部分では互角以上!?ジャパンが押している場面もありました。

IMG_4419

連携やコミュニケーションは、チームとして始まったばかりなので、これから上がって行くしかないはず。今後に期待したいです。

今のジャパンにとってのゴールは2019年に日本で開催されるW杯!!
大きなビジョンをもって、チーム関係者・ファンの皆さんで一緒に盛り上げて行けたら良いなと思います!

最後に、最後の最後まで諦めずトライを決めた、この試合初キャップのレメキ・ロマノ・ラヴァには今後注目して行きたいです。

IMG_4525

彼のような選手が出てくることで、チームとしても競争が高まり、組織の実力をアップする相乗効果になると思います。

ではでは

熊木

タグ : , ,

What's new!

More >

Kiwi Breezeの更新情報です。

登録日 : 2018.5.8

NZフレンズに「Clive Jones」をアップしました!!

登録日 : 2018.4.10

NZフレンズに「野村祥恵」をアップしました!!

Twitter

NZ Information