投稿日 : 2016.6.16 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク
ビーフ アンド ラム ニュージーランド主催『アンバサダーシェフが魅せる、ニュージーランド牧草牛』調理実演と試食ディナー
2016年6月13日(月) 会場:アンダーズ東京 ルーフトップスタジオ
「ビーフ アンド ラム ニュージーランド主催『アンバサダーシェフが魅せる、ニュージーランド牧草牛』調理実演と試食ディナー」に参加して参りました。
当日は雨と風の吹き付ける荒天でしたが、約100名のメディア関係者やレストラン関係者等が集結。
昨年と同様、まずはビーフ アンド ラム ニュージーランド日本代表ジョン・ハンドルビー氏による、ニュージーランド牧草牛の概要説明から始まりました。
牛の本来の姿である「広々とした自然豊かな土地で、草を食べて生きる」という、最も理想的な環境が整ったニュージーランドの牧草牛。
余分な物を与えられず、BSEや口蹄疫の発生もゼロと、世界第一級の安全性を保証されているんです。
そんな環境で育った牧草牛は、低脂肪・低カロリー・低悪玉コレステロールで、良質のたんぱく質も豊富です。
また、特に女性の美と健康に欠かせない鉄分が豊富で、ビタミンB群・ビタミンD・亜鉛・コエンザイムQ10・タウリンは1日に必要な摂取量を1食から摂取できます。
さて、続いては、2016年のアンバサダー・シェフに選ばれたスコット・ケネディ氏による調理実演です。
(スコットさんにはインタビューにもお答え頂きましたので、それはまた後日Kiwiフレンズでご紹介します。)
【ニュージーランド牧草牛 チャックロール(牛肩ロース)の蒸し焼き ベビーキャロットのタイム風味ローストとサルサ・ヴェルデを添えて】
とても大きな塊のチャックロール。
肉の表面に包丁で小さな穴を開け、にんにくとローズマリーを刺し、オリーブオイルと塩コショウで下味を付けていました。
焼く時には耐油紙とアルミホイルで覆って、175℃と低めの設定で3~4時間かけてじっくりと加熱するんだそうです。
そうする事で柔らかくパサパサせず、中までじっくり火を通す事が出来るんですね。
タマリンドとオレンジのグレーズがかけられていましたが、甘酸っぱくて好みの味でした。
また、添えられたサルサ・ヴェルデがよいアクセントになっていましたね。
生のにんにく・ケッパー・ピクルス 、ハーブ類を使ったサルサなんですが、にんにくのピリピリとした刺激や様々なハーブの香りが感じられ、甘いソースの合間にちょっと乗せると、味に変化があり良かったです。
牧草牛自体にはほとんど味付けをせずナチュラルテイストに仕上げていたので、ソースやサルサの組み合わせは面白いと思いました。
【ニュージーランド牧草牛ナーベルエンドブリスケット(トモバラ)のスパイシー・スローロースト 唐辛子とライム風味のコールスローサラダを添えて】
ブリスケットはスコットさんの一番好きな部位だそうです。
こちらも、低温でじっくりと時間をかけて調理すると美味しく仕上がるとの事。
香辛料をもみこんで、チャックロールと同じくオリーブオイルを表面にたっぷりと塗っていました。
オーブンに入れる24時間前までにはこの作業を終わらせておくことで、内側までしっかりと味が届くんだそう。
130~150℃の低温で約10時間かけて火を通し、しっとりと柔らかく仕上げられていました。
お肉は箸で崩れるほど柔らかく、表面はがりっと音を立てそうなほどカリカリ、脂身はもちもちとした食感でした。
コールスローは私がこれまで に食べた中で最も味付けが薄かったです。
こちらはちょっと物足りなかったかな?
この他にも、アンダーズのシェフが作ったニュージーランド牧草牛料理もブッフェスタイルで並べられ、牧草牛を堪能して参りました。
ニュージーランドと日本のシェフが考案したレシピ、それぞれ個性が感じられて楽しかったですね。
どちらかと言うと、ニュージーランドの方が肉にあまり味付けをしない「ナチュラル」を好むのかなと感じました。
こんなにも素晴らしいお肉なのに、残念なことに食べられるレストランや売られているお店が本当に少なくて・・・・・
日本でも益々高まる「赤身肉ブーム」の波に乗って、もっ もっと一般消費者の手に届きやすくなると嬉しいですよね。
お招き頂いたビーフ アンド ラム ニュージーランドの皆さま、貴重な体験をさせて頂きありがとうございました。
福本
タグ : アンダーズ東京, ニュージーランド牧草牛, 調理実演と試食ディナー