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ニュージーランドの旬な情報や取材報告など、タイムリーな話題を綴っています。

投稿日 : 2019.1.24 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

HAKAシリーズのワインをテイスティングしました。

HAKAシリーズのワインをテイスティングしました。

HAKAワインのソーヴィニヨン・ブラン2018、シャルドネ2017、メルロー2017をテイスティングしました。

HAKAワインはラベルにマオリ族の伝統的な躍りであるHAKAの踊りがデザインされ「飲む人すべてに元気になってもらいたい」というコンセプトのもとに作られたワインです。

HAKAとは戦いの前に相手を威嚇したり、自らの士気を高めるために激しい体の動きと力強い足の動きをリズムに合わせて行うグループパフォーマンスでしたが、現在では相手に対し敬意や感謝の意を表す舞として様々な場面で披露され、特にニュージーランドのラグビー代表「オールブラックス」がHAKAを試合前に行う事から世界的にも有名な文化として定着しています。

①HAKA ソーヴィニヨン・ブラン 2018
生産地 マールボロ
アルコール度 12.5%

マールボロは日照時間が国内最長を誇る恵まれた環境から、ニュージーランドでの栽培面積第1位、全国のソーヴィニヨン・ブラン種のブドウの約85%が集中し、ソーヴィニヨン・ブランの聖地と言われる地域です。

新鮮で華やかな青リンゴや南国の果実の香りが特徴的で、クリーンで爽やかさを伴うので、シーフードやグリルした魚介類との相性が抜群です。

少し濃い目ですが、余韻がしつこくなくてスッキリとした飲みやすいワインです。

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②HAKA シャルドネ 2017
生産地 ホークスベイ
アルコール度 12.5%

ニュージーランド最古の生産地であるホークスベイは国内で2番目の規模を誇るワインの産地で老舗ワイナリーも多く、気候と土壌の多様性を生かしたワイン産地として有名な地です。

柑橘系の豊かな香りと果実味が特徴的で、優しい樽香が奥深さを引き出します。

クリーム系パスタ・ホワイトシチュー・シーザーサラダなど少しこってりとした料理に合わせるとスッキリした酸が引き立ち、より楽しむ事が出来ます。

口当たりが軽く、フルーティーで飲みやすいワインです。

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③HAKA メルロー 2017
生産地 ホークスベイ
アルコール度 12.5%

熟したプラムやダークチェリーなどの果実味が溢れ、バランスのとれた味わいです。
タンニンが少なめでまろやかな口当たりなので、長い余韻が楽しめます。

ボロネーゼやハンバーグなどの肉汁とフルーティーなメルローが爽やかによくマッチします。

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ニュージーランドワイン産業は、世界市場では生産量約1%とまだ少ないですが、恵まれた環境により品質が高く、近年人気が高まっています。

また、ニュージーランドワインは全ボトルの99%以上スクリューキャップが普及しているので、飲みやすさや親しみやすさにも繋がっていて、今後ますます目が離せないワインです。

杉山

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投稿日 : 2018.10.1 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

2014年度エアーニュージーランド・ワインアワード・チャンピオンワイン ヴィダル・エステート「レガシー ホークス・ベイ シャルドネ2013」

2014年度エアーニュージーランド・ワインアワード・チャンピオンワイン ヴィダル・エステート「レガシー ホークス・ベイ シャルドネ2013」

こんにちは。

毎年のエアーニュージーランド・ワインアワード・チャンピオンワインを飲むという企画を継続してやらさせていただいています。

前回試飲した2013年度はマールボロにあるノーティラス・エステートの「キュヴェ・ブリュットNV」でしたが、程よい熟成を感じられるポテンシャルの高い1本でした。

その翌年、今回テイスティングするのは、2014年度はヴィダル・エステート(Vidal Estate)の「レガシー ホークス・ベイ シャルドネ2013」です。

ヴィダル・エステートは100年以上前にホークスベイに設立された、非常に古いブティック・ワイナリーの1つで、ヴィラ・マリア社の傘下としても有名です。

1900年代初期から大切に使われている器具と、最新鋭の設備を融合させ、独自のワイン作りを続けており、この賞以外にも、例えばひとつ前のヴィンテージ、「レガシー
ホークス・ベイ シャルドネ2012」は、ロンドンで行われる権威あるワインの賞、インターナショナル・ワイン・チャレンジでトロフィーを獲得しています。

そしてまた、ニュージーランド航空のエコノミークラスで、ソーヴィニヨン・ブランがサーブされているので、ニュージーランドに行ったことがある方は、このソーヴィニヨン・ブランを飲んだことがあるかもしれません。

写真は3月に行った際のニュージーランド航空のワインラインアップ。
左から2番目が、ヴィダルです。

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そういった意味で、名実ともに文句なしのワイナリーのシャルドネ、しかもラベル裏には熟成のポテンシャルが6~8年と書かれていますので、ちょうど5年目の今、味わい深いワインが飲めると期待感が高まりました。

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スクリューキャップを開けると、ほんのりと樽香、バニラのような香りが漂ってきます。

ラベル裏にかかれてあるとおり、11ヶ月間しっかり樽熟成されたシャルドネのようです。

グラスに注ぎ、回しながら香りをかいでみると、樽やバニラの香りの中にも、ハーブのような青い香りも感じることができました。

いよいよ飲んでみると、、、

あれ?硬い。。

樽やバニラの芳醇な香りはあるものの、それは一瞬、続いてシャルドネ由来のパッションフルーツのような果実味がやってきましたが、酸味と苦味がやや立ってしまって、テクスチャーが広がっていきません。

一つ一つのパーツが、ちぐはぐに音を奏でていて、それがハーモニーになっていない、そんな感じです。

ちょっとサーブ温度が低かったのかなと思い、ゆっくりと温度を上げていって、気を取り直して再飲。

今度は、冷たいときには気にならなかった果実味の後味が、もったりとしてしまって、それが樽香とアンバランスな不調和をきたしてしまいました。

そして何より、飲み終わったあとに、あまり心地いいとはいえない余韻が口の中に残りました。

うーん。。
これはもしや、、死んでしまっている!?

温度帯を変えたり、ちょっと時間を置いたりしましたが、パーツのばらばら加減は修復されず・・

大変残念な結果に終わりました。

熟成させたものではなく、当時飲んだらどんな味だったのかなぁと思いを巡らせながら、今回のテイスティングを終了しました。

ちなみに、購入後はすぐにセラーに入れてしっかり保管していましたので、保管状態は悪くなかったはずです。

少なくとも今まで飲んだチャンピオンワインの赤に関しては、どれも素晴らしかったので、シャルドネの熟成というのはまた赤とは違うのかもしれません。

ワインの難しさでもあり、面白さをまた感じた今回のテイスティングとなりました。

我妻

 

 

【過去のチャンピオンワインのテイスティングレポート】

2013年:ノーティラス・エステート「キュヴェ・ブリュットNV」

2012年:グラスホッパー・ロック「セントラル・オタゴ ピノ・ノワール2010」

2011年:ヴィラマリア「シングルヴィンヤード・ホークスベイ シャルドネ2010」

2010年:ペレグリン「ピノ・ノワール2009」

2009年:ユリヒャー「ピノ・ノワール2008」

2008年:チャーチロード「リザーブ・ホークスベイ シラー2007」

2007年:トリニティーヒル「オマージュ シラー2006」

2006年:デルタ・ヴィンヤード「ピノ・ノワール2005」

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投稿日 : 2018.8.13 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

ワイン・ポートフォリオのプレミアム・ブリュットを試飲しました

ワイン・ポートフォリオのプレミアム・ブリュットを試飲しました

こんにちは。

先日、ワイン・ポートフォリオというワイナリーの「レヴァレット(Leveret)・IQ・プレミアム・ブリュット・メトード・トラディショネル NV」を試飲しました。

ワイン・ポートフォリオは、「モートン・エステート」を世界的ワイナリーに育て上げた後、その名を大手メーカーに売却して新たに始めたブランドです。

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モートン・エステート時代に育てていた畑は、ほとんどそのまま手元に置き、ワインを造り続けていますので、事実上ほぼ、モートン・エステートと変わりません。

モートンは高価格帯のワインブランドですが、ワイン・ポートフォリオはお手ごろでお求め安い価格帯中心のワインを作っています。

そんな中でも高級なプレミアムスパークリングワインが、こちらのレヴァット・IQです。高級と言っても、お値段は3,650円(税込)ですので、そこまで高くはありません。

それでいて伝統的なシャンパーニュ地方の製法で作られており、ピノ・ノワール50%、シャルドネ43%、ピノ・ムニエ7%という比率のスパークリングなんです。

早速抜栓してグラスに注ぐと、美しい小麦色の中に、きめ細かな泡が立ちました。立ち上ってくる香りは、トースト香やローストしたナッツなど、とても香ばしいもので、期待が高まります。

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口に含むと、まろやかな泡とローストしたナッツなどの香ばしいアロマが、シトラス、ピーチ、レモンなどの果実味と複雑に絡み合い、非常にリッチな味わいで、とても美味しいです。

残糖数が9.5g/Lとあるとおり、最後には程よい甘みが口の中に残ります。

ファーストインプレッションのまろやかさと香ばしさとリッチネスがとても美しいスパークリングワインなので、一人で何杯も、というよりも、パーティー等で乾杯の1本としてご用意いただくと、ゲストの方にきっと喜ばれるのではないかなと感じました。

ラベルも重厚&高級感があるので、見栄えもとても良いですよ。
暑いこの季節、良く冷やして、是非お試しくださいね!

弊社楽天およびYahoo!ブリーズオンラインショップにて絶賛販売中です。

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我妻

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投稿日 : 2018.6.15 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

2012年度のエアーニュージーランド・ワインアワード・チャンピオンワイン「グラスホッパー・ロック セントラル・オタゴ ピノ・ノワール2010」

2012年度のエアーニュージーランド・ワインアワード・チャンピオンワイン「グラスホッパー・ロック セントラル・オタゴ ピノ・ノワール2010」

こんにちは。

今回もやって参りました、毎年のエアーニュージーランド・ワインアワード・チャンピオンワインを飲むという企画。

前回試飲した2011年度は少し残念な結果になりましたが、気を取り直して2012年度のチャンピオンワインをテイスティングさせていただきました。

この年のチャンピオンは、「グラスホッパー・ロック」というセントラル・オタゴにあるワイナリーのピノ・ノワール2010です。

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個人的には大好きなセントラル・オタゴのピノ・ノワールということで、非常に楽しみにしていました。

しかも、グラスホッパー・ロックは、ピノ・ノワールだけの生産者なんです。
こちらが作られたアーンズクルー・ヴィンヤードという畑は、セントラル・オタゴの中のアレクサンドラというエリアにあり、世界の中でも最南端にあるブドウ畑の一つなのだそうです。

最南端にありながらも、日照の強い地域で、その寒暖差が果実に強い影響を与え、凝縮感のあるブドウが作られています。

グラスホッパー・ロックは、現在日本に入荷されていませんし、小さなワイナリーですが、セントラル・オタゴの中ではトップクラスの品質を誇り、それでいて価格は控えめなため、コストパフォーマンスの高いことでも知られているそうです。

そういった事前情報が、さらに期待感を膨らませてくれます。
しかも8年前のヴィンテージですから、順調に熟成していれば、ピノ・ノワールにとって、まさに最高のコンディションなはずです。

さて、スクリューキャップをあけ、リーデルのセントラル・オタゴ ピノ・ノワールグラスに注ぎます。

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ピノ・ノワールとしては、かなり濃い目のブラック・ルビーのような色合いです。
セントラル・オタゴのピノ・ノワールは、濃い色のものを良く見かけます。

香りをかぐと、芳醇なベリー系の香りと、完熟したプラムのような風味がいっぱいに広がります。黒い果実の宝庫という印象で、香りからして複雑なテクスチャーがあることが容易に想像できます。

そうして口に含みますと、非常にインパクトのある果実味、しっかりとした骨格を持ちながらも、繊細なベリーや完熟したプラムの甘さ、ローストしたナッツのような香り、そして柔らかなスパイスと酸味、口の中で長く優しくずーっと続くタンニン。これら全てがバランスがよく混ざり合って、香りのときに感じたように、何層にもテクスチャーが広がっていきました。これは本当に美味しいです。

特に完熟したプラムのようなフレーバーと甘さ、長く続くタンニンが、ずっと絡み合い、このピノ・ノワール全体を作り上げている印象です。

色々なニュージーランドのピノ・ノワールを飲んできましたが、これは本当にレベルが高いなと思いました。

しかもこれでNZ$40(3200円)程度というのだから、本当に驚きですね。

これはぜひとも、日本に入荷して欲しいなと感じました。

今日は大変すばらしいワインにめぐり合えて、嬉しい気持ちで終えられました。

【過去のチャンピオンワインのテイスティングレポート】

2011年:ヴィラマリア「シングルヴィンヤード・ホークスベイ シャルドネ2010」

2010年:ペレグリン「ピノ・ノワール2009」

2009年:ユリヒャー「ピノ・ノワール2008」

2008年:チャーチロード「リザーブ・ホークスベイ シラー2007」

2007年:トリニティーヒル「オマージュ シラー2006」

2006年:デルタ・ヴィンヤード「ピノ・ノワール2005」

我妻

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投稿日 : 2018.6.10 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

2011年度のエアーニュージーランド・ワインアワード チャンピオンワイン 「ヴィラマリア ケルターン ホークスベイ シャルドネ2010」

2011年度のエアーニュージーランド・ワインアワード チャンピオンワイン 「ヴィラマリア ケルターン ホークスベイ シャルドネ2010」

こんにちは。

先日、2011年度のエアーニュージーランド・ワインアワードでチャンピオンになったワイン、ヴィラマリア(Villa
Maria)の「シングル・ヴィンヤード ケルターン ホークスベイ シャルドネ2010」をテイスティングさせていただきました。

2006年度から順に、毎年エアーニュージーランドワインアワードでのチャンピオンワインを飲むという企画を行っています。
この賞は、ニュージーランドのワインアワードの中で最も名誉あるもののひとつで、多くのニュージーランドのワイン関係者にとってチャンピオンになることが目標とされているものです。

ご興味のある方は、過去記事も良かったらお読みくださいね。

さて、ヴィラマリアといえば、ご存知の方も多いかもしれませんが、ニュージーランドでもっとも有名なワイナリーのひとつで、ニュージーランド航空の国際線のエコノミークラスでサーブされています。

ワイナリーの設立も1961年と、ニュージーランド国内では最も古いもののひとつであり、ヴィラマリアは世界中のワインコンペティションでニュージーランド最多の受賞歴を誇るワイナリーとしても有名です。
例えば、またイギリスの専門誌「ドリンクス・インターナショナル」による「世界で最も称賛されるワインブランド」において、ヴィラマリアは2015年、2016年と2年続いてトップ10に選ばれています。

そういう意味で、名実ともに一流のヴィラマリアがエアーニュージーランド・ワインアワードでチャンピオンになるというのは、ある意味で妥当な結果ではあるのですが、それだけに楽しみにしていました。

しかも、2006年からチャンピオンワインの試飲を継続していますが、そこから数えると初の白ワインですので、期待感も高まります。

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スクリューキャップをあけ、グラスにゆっくりと注ぐと、まず立ち上ってくるのは白い花や洋ナシのようなほんのり甘くフルーティーな香り。
シャルドネ由来の潤沢な果実味のポテンシャルを感じさせます。その中からほんのりと樽の香りが漂ってきて、樽熟成されたシャルドネだと感じさせてくれます。

そしてゆっくり口に含むと、、、あれ?ちょっと硬い?
洋ナシや桃のようなアロマティックな香りと甘さに、少しアンバランスに感じる酸味、樽感も一緒に混ざり合っている感じがあまりしません。

ちょっとサーブ温度が低かったのかなと思い、常温の中でゆっくり戻していきました。

すると、香りはさらにアロマティックになり、果実の風味とほんのりとした甘い香りが鼻を刺激し、幸せな気分にしてくれました。
そして再び口に入れると、先ほどのようなアンバランスさはなくなり、アロマティックな骨格を酸味と樽感がゆっくり覆ってくれました。

シャルドネは本当に温度帯が重要なことが分かりますが、しかしそれでも、このポテンシャルであれば、他のシャルドネでも同じレベルのものはたくさんあるような気がしました・・。

もしかしたらチャンピオンを取った当時に飲んだら違った印象だったのかもしれませんし、現行のケルターンホークスベイシャルドネのヴィンテージもまた違うかもしれません。

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しかし、残念ながら歴代のチャンピオンワインの中では初めて、感動で終わる、というものではありませんでした。。

また改めて、現行のケルターン ホークスベイ シャルドネを飲んでみたいなと感じました。

【過去のチャンピオンワインのテイスティングレポート】

2010年:ペレグリン「ピノ・ノワール2009」

2009年:ユリヒャー「ピノ・ノワール2008」

2008年:チャーチロード「リザーブ・ホークスベイ シラー2007」

2007年:トリニティーヒル「オマージュ シラー2006」

2006年:デルタ・ヴィンヤード「ピノ・ノワール2005」

我妻

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投稿日 : 2017.11.25 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

「エアーニュージーランド ワインアワード2017」 トロフィー速報

「エアーニュージーランド ワインアワード2017」 トロフィー速報

こんにちは。

本日、ニュージーランドワイン界で最も栄誉ある賞のひとつである「エアーニュージーランド ワインアワード2017 (Air NZ Wine Awards 2017)」のトロフィー発表および授賞式が、ニュージーランドのホークスベイにて行われました。

こちらのワインアワードは、毎年1,300を超えるエントリーの中から、各ブドウ品種の部門別チャンピオンと、すべてのワインの中からナンバーワンを決めるコンテストです。

昨年度チャンピオンはロウバーン・フェリー(Lowburn Ferry)の「ホーム・ブロック ピノ・ノワール2014(セントラル・オタゴ)」でした。

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ロウバーン・フェリーは、ニュージーランド国内外で、著名な賞を数多く受賞している実力派。実際、今年前半に発表された、ニュージーランド航空の「優良ワイン2017」でもピノ・ノワール部門で金賞を受賞しています。

日本未入荷ですが、先日運よくテイスティングさせていただくことができました。芳醇な香りと果実味、ミネラル、そして酸のバランスが絶妙で、口の中で何層にも味が変わっていくのが印象的でした。

ロウバーン・フェリーが二年連続チャンピオンという快挙を成し遂げるのか注目していましたが、果たして結果は・・・

今年のチャンピオンは、
「イザベル・エステート・ヴィンヤード(Isabel Estate Vineyard)」の「シャルドネ2016」でした。

イザベル・エステートは、マールボロ地区に古くからあるワイナリーで、有機農法、ビオグロ認証を受けてワインを醸造しています。

弊社ではまだ取り扱いがありませんが、イザベル・エステートのワイン自体は、日本に輸入されてきているようです。
しかし、今回受賞した2016ヴィンテージは日本にまだ入ってきていないようですので、早くテイスティングさせていただきたいものです。

ちなみに私はまだイザベルのワインをテイスティングしたことはありませんが、弊社代表の熊木は、過去に2005ヴィンテージを飲んだことがあるようです。

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そういったご縁もありますので、今後弊社でもイザベル・エステートのワインの取り扱いを検討したいと考えています。

また、今回はリザーブワイン、オープン赤ワイン、ピノ・ノワールの3部門で受賞した「ダッシュウッド(Dashwood)」のピノ・ノワール2016にも注目です。

ダッシュウッドもイザベルと同じように、マールボロ地区に古くからあるワイナリーで、CO2の削減、太陽光発電による電力の削減や、サステイナブル・ワインメイキングで認証を得ており、テロワールを反映した葡萄のポテンシャルを最大限に生かすワイン作りをしています。

こちらも2016ビンテージはまだ日本には入ってきていないようですが、お手ごろ価格のワインとして、今後注目されそうです。

今回はマールボロ産のワインが多くトロフィーを手にする結果となりました。

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近年はピノ・ノワールはセントラル・オタゴ産の方に注目が集まっていましたが、今年の結果を得て、マールボロ産のピノ・ノワールが大きな波に乗ってくるかもしれません。

このように、良質なワイナリーがお互いにしのぎを削って、高めあっているニュージーランドワイン業界は、さらに世界的に注目度が高まってくると思います。

今後も目が離せませんね!

以上、「エアーニュージーランド ワインアワード2017」速報でした。

我妻

<参考>

チャンピオン(AIR NEW ZEALAND CHAMPION WINE OF THE SHOW)
Isabel Chardonnay Marlborough 2016

リザーブワイン部門(O-I NEW ZEALAND RESERVE WINE OF THE SHOW)
Dashwood Pinot Noir Marlborough 2016

▼部門各賞
赤ワイン(New Holland Agriculture Champion Exhibition Red Wine)
Falcon Ridge Estate Syrah Nelson 2016

白/スパークリングワイン(New Zealand Winegrowers Champion Exhibition White or Sparkling Wine)
Isabel Chardonnay Marlborough 2016

スパークリング(Wineworks Champion Sparkling Wine)
Aotea by the Seifried Family Methode Traditionelle Nelson NZ

デザートワイン(New Zealand Winegrowers Champion Sweet Wine)
Forrest Botrytised Riesling Marlborough 2016

ピノ・ノワール(JF Hillebrand New Zealand Champion Pinot Noir)
Dashwood Pinot Noir Marlborough 2016

メルロー&カベルネ ブレンド(Bayleys Real Estate Champion Merlot, Cabernet and Blends)
Villa Maria Cellar Selection Organic Merlot Hawke’s Bay 2016

シラー(Fruitfed Supplies Champion Syrah)
Coopers Creek Reserve Syrah Hawke’s Bay 2016

シャルドネ(Rabobank Champion Chardonnay)
Isabel Chardonnay Marlborough 2016

ピノ・グリ(Guala Closures New Zealand Champion Pinot Gris)
Saddleback Pinot Gris Central Otago 2017

ソーヴィニヨン・ブラン(Label and Litho Champion Sauvignon Blanc)
Goldwater Sauvignon Blanc Wairau Valley Marlborough 2017

ゲヴェルツトラミナー(Riedel New Zealand Champion Gewurztraminer Trophy)
Lawson’s Dry Hills Gewurztraminer Marlborough 2016

リースリング(Plant & Food Research Champion Riesling)
Mount Riley Riesling Marlborough 2017

その他白ワイン(Quay Connect Champion Other White Styles)
Nautilus Albarino Marlborough 2017

オープン赤ワイン(Dish Magazine Champion Open Red Wine)
Dashwood Pinot Noir Marlborough 2016

オープン白ワイン(New World Champion Open White Wine)
Goldwater Sauvignon Blanc Wairau Valley Marlborough 2017

※現地速報を元にした表記をしておりますので、賞の名前は正式ではない可能性があり、後日発表される名称と異なる場合があります。
速報という性質のため、あらかじめご了承ください。

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