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ニュージーランドの旬な情報や取材報告など、タイムリーな話題を綴っています。

投稿日 : 2019.5.19 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

ニュージーランドワイン「ストラタム」シリーズをテイスティングしました!!!

ニュージーランドワイン「ストラタム」シリーズをテイスティングしました!!!

ニュージーランドワイン「ストラタム」の以下の6シリーズをテイスティングしました。

①ソーヴィニヨン・ブラン 2018
②リースリング 2016
③ピノ・グリ 2017
④シャルドネ 2017
⑤ピノ・ノワール ロゼ 2017
⑥ピノ・ノワール 2017

ニュージーランドの家族経営のワイナリーである「シャーウッド・エステート」は、ニュージーランド南島の都市クライストチャーチから車で約1時間程北上した場所に位置するワイパラ・ヴァレーに1987年にダイアン&ジルのシャーウッド夫妻によって設立されたワイナリーです。

ワイパラ・ヴァレーと国内最大のワインの生産地であるマールボロに自社畑を所有している「シャーウッド・エステート」は、「高品質のワインは世界中の人々を魅了する」という信念を掲げ、ブドウの栽培から醸造、熟成、ボトリングまで一貫して自社で行い、無農薬、化学肥料不使用、サステイナブルプログラム(環境保全型で環境に配慮した手法でのワイン造り)に取り組み、その活動はニュージーランドワインの発展に大きく貢献しています。

①ソーヴィニヨン・ブラン 2018

生産地 マールボロ
アルコール度数 13%

トロピカルフルーツの豊かなアロマにあふれ、フレッシュな酸味が爽快で、心地よい清涼感が長く続きます。

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「彩り押し寿司」と「塩から揚げ」とマリアージュしましたが、酢飯の酢と甘みがソーヴィニヨン・ブランの爽やかな酸味とフルーティーでかすかな甘みとマッチし、塩から揚げに絞ったレモンはワインの爽快さと相性が良く、スッキリ味わう事が出来ました。

②リースリング 2016

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生産地 ワイパラ・ヴァレー
アルコール度数 12%

レモンやライムのアロマが印象的で、豊かな果実味でやや甘口、そして優しい口当たりなので飲みやすい味わいです。

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「麻婆豆腐」と「アボカドとツナのサラダ」とマリアージュしましたが、麻婆豆腐のピリッとした辛さにリースリングの優しい甘さを合わせる事で全体的に味わいがまろやかになり、油分もリースリングの酸が流してくれるので口の中がスッキリしました。

また、アボカドのまったりとした甘さとリースリングのフルーティーな味わいと酸味が相性が良かったです。

③ピノ・グリ 2017

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生産地 ワイパラ・ヴァレー
アルコール度数 13%

桃やシトラス、洋ナシのアロマが広がり、熟した豊かな果実味を感じる事が出来ます。

ジューシーな余韻が長く続き、ふくよかで深みのある白ワインです。

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「スイートチリチキン」とマリアージュしましたが、味わいに厚みのあるピノ・グリは強い味付けの料理にも負けない存在感を感じました。

④シャルドネ 2017

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生産地 ワイパラ・ヴァレー
アルコール度数 12.5%

アプリコットや洋ナシ、桃などのアロマと樽の豊かな香りが印象的で、キレのある酸とドライな味わいを持ち、フレッシュで滑らかな芳醇な味わいです。

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「チキンソテー きのこクリームソース」とマリアージュしましたが、シャルドネの豊かなコクがクリームソースのコクと相性が良くマッチしました。

⑤ピノ・ノワール ロゼ 2017

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生産地 ワイパラ・ヴァレー
アルコール度数 12.5%

サーモンピンクの華やかな色合いで、チェリーやリンゴ、野生のイチゴのアロマがいっぱいに広がります。

フレッシュな味わいで、爽やかな酸味とドライな味わいのバランスが良く、あらゆる料理に合わせやすい万能なロゼワインです。

冷やして飲むとスッキリ感が増し、印象が大きく変わります。

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「サーモンのアクアパッツァ」とマリアージュしましたが、魚介のシンプルな旨みにスッキリと口当たりが良く馴染みました。

⑥ピノ・ノワール 2017

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生産地 マールボロ
アルコール度数 12%

ラズベリーやチェリー、ストロベリーなどの赤系果実のフルーティーなアロマが広がり、シャープな酸とタンニンを感じ、果実味豊かで滑らかな味わいです。

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「ラタトゥイユ」とマリアージュしましたが、煮詰めたトマトの酸味とピノ・ノワールの酸がよく合いました。

シャーウッド・エステート」は設立から約30年の間に大きな成長を遂げましたが、生産量が増えた今なお、家族経営でワイナリーを運営しています。

高品質なワインを造り続け、ニュージーランドのワイン業界に大きな存在感を示しています。

楽天ブリーズオンラインショップでも取り扱っておりますので詳細はこちらです。

杉山

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投稿日 : 2019.4.17 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

ニュージーランドワイン「マナ バイ インヴィーヴォ」をテイスティングしました。

ニュージーランドワイン「マナ バイ インヴィーヴォ」をテイスティングしました。

マナバイインヴィーヴォ」のソーヴィニヨン・ブラン2018、ピノ・ノワール2017をテイスティングしました。

マナバイインヴィーヴォ」は2007年、当時30歳だったティム・ライトボーン(マーケティング&ディレクター)とロブ・キャメロン(ワインメーカー&ディレクター)によって設立され、南島のマールボロとセントラルオタゴから世界水準の高品質なワインを生産するワイナリーです。

世界中に最高のニュージーランドワインを届けるという理想のもと、2009年以降数々の賞を受賞し、世界規模のワイナリーに成長しています。

ワイナリー名の「インヴィーヴォ(ラテン語)」は英語では「IN THE LIFE」という意味を持ちます。

商品名の「マナ(MANA)」はニュージーランドの先住民族であるマオリ族が大切にしていた価値観であり、日本語では「」や「品格」を意味します。

ニュージーランドに貨幣制度が存在する前、マオリ族の間で流通していたのはお金ではなく「MANA」という価値観でした。

マオリ族はお金や物資のためではなく「MANA」を高めるために生きていたといい、人間が本来持つ高潔さや気品という尊い価値観を大切にしていたマオリ族の思想を意味しています。

①ソーヴィニヨン・ブラン 2018

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生産地 マールボロ
アルコール度数 12.5%

南島のマールボロ地方のアワテレとワイラウで収穫されたぶどうを使用し、約28%はビオグロ認証(オーガニック認証)を受けた畑のぶどうが使用されています。

トロピカルフルーツやライム、グースベリーのアロマが香り、爽やかな酸味とキリッとした辛口の爽快な白ワインです。

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アスパラガスの天ぷら」と「イカのマリネ」とマリアージュしましたが、旬のアスパラガスと衣のサクッとした食感がソーヴィニヨン・ブランの爽やかさとマッチし、天ぷらにかけたレモンとマリネの酸味も相性が良かったです。

②ピノ・ノワール 2017

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生産地 マールボロ・セントラルオタゴ
アルコール度数 13%

マールボロ産のピノ・ノワール80%とセントラルオタゴ産のピノ・ノワール20%を使用し、約11ヶ月間フレンチの古樽で樽熟成されました。

マールボロの赤系果実(イチゴ・ラズベリーなど)の風味にセントラルオタゴの黒系果実(ブルーベリー・ブラックチェリーなど)の風味がバランス良く調和し、生き生きとした酸ときめ細かい滑らかなタンニンが優しい口当たりです。

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ポークソテー グリーンピースソース」と「マカロニ ナポリタン」とマリアージュしましたが、旬のグリーンピースに塩・コショウでシンプルに味付けした豚肉の旨みと甘みがピノ・ノワールの果実味たっぷりの滑らかな口当たりと良く合い、口の中に豚肉の脂っぽさが残らず心地良かったです。

また、ナポリタンのトマトの味わいともよくマッチしました。

あらゆる肉料理に合わせやすいピノ・ノワールです。

MANA」シリーズのワインはニュージーランド在住の執筆家・森の生活者である四角大輔氏がプロデュースした減農薬ワインなので、初心者の方からワイン好きな方まで楽しめる世界トップクラスのニュージーランドワインです。

楽天ブリーズオンラインショップでも取り扱っておりますので詳細はこちらです。

杉山

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投稿日 : 2019.1.24 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

HAKAシリーズのワインをテイスティングしました。

HAKAシリーズのワインをテイスティングしました。

HAKAワインのソーヴィニヨン・ブラン2018、シャルドネ2017、メルロー2017をテイスティングしました。

HAKAワインはラベルにマオリ族の伝統的な躍りであるHAKAの踊りがデザインされ「飲む人すべてに元気になってもらいたい」というコンセプトのもとに作られたワインです。

HAKAとは戦いの前に相手を威嚇したり、自らの士気を高めるために激しい体の動きと力強い足の動きをリズムに合わせて行うグループパフォーマンスでしたが、現在では相手に対し敬意や感謝の意を表す舞として様々な場面で披露され、特にニュージーランドのラグビー代表「オールブラックス」がHAKAを試合前に行う事から世界的にも有名な文化として定着しています。

①HAKA ソーヴィニヨン・ブラン 2018
生産地 マールボロ
アルコール度 12.5%

マールボロは日照時間が国内最長を誇る恵まれた環境から、ニュージーランドでの栽培面積第1位、全国のソーヴィニヨン・ブラン種のブドウの約85%が集中し、ソーヴィニヨン・ブランの聖地と言われる地域です。

新鮮で華やかな青リンゴや南国の果実の香りが特徴的で、クリーンで爽やかさを伴うので、シーフードやグリルした魚介類との相性が抜群です。

少し濃い目ですが、余韻がしつこくなくてスッキリとした飲みやすいワインです。

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②HAKA シャルドネ 2017
生産地 ホークスベイ
アルコール度 12.5%

ニュージーランド最古の生産地であるホークスベイは国内で2番目の規模を誇るワインの産地で老舗ワイナリーも多く、気候と土壌の多様性を生かしたワイン産地として有名な地です。

柑橘系の豊かな香りと果実味が特徴的で、優しい樽香が奥深さを引き出します。

クリーム系パスタ・ホワイトシチュー・シーザーサラダなど少しこってりとした料理に合わせるとスッキリした酸が引き立ち、より楽しむ事が出来ます。

口当たりが軽く、フルーティーで飲みやすいワインです。

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③HAKA メルロー 2017
生産地 ホークスベイ
アルコール度 12.5%

熟したプラムやダークチェリーなどの果実味が溢れ、バランスのとれた味わいです。
タンニンが少なめでまろやかな口当たりなので、長い余韻が楽しめます。

ボロネーゼやハンバーグなどの肉汁とフルーティーなメルローが爽やかによくマッチします。

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ニュージーランドワイン産業は、世界市場では生産量約1%とまだ少ないですが、恵まれた環境により品質が高く、近年人気が高まっています。

また、ニュージーランドワインは全ボトルの99%以上スクリューキャップが普及しているので、飲みやすさや親しみやすさにも繋がっていて、今後ますます目が離せないワインです。

杉山

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投稿日 : 2018.9.20 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

2013年度エアーニュージーランド・ワインアワード・チャンピオンワイン ノーティラス・エステート「キュヴェ・ブリュットNV」

2013年度エアーニュージーランド・ワインアワード・チャンピオンワイン ノーティラス・エステート「キュヴェ・ブリュットNV」

こんにちは。

今回もやって参りました、毎年のエアーニュージーランド・ワインアワード・チャンピオンワインを飲むという企画。

前回試飲した2012年度はセントラル・オタゴにあるグラスホッパー・ロックというワイナリーのピノ・ノワール2010で、非常に素晴らしい1本でした。

2013年度は、これまた非常に楽しみにしていました、マールボロにあるノーティラス・エステートの「キュヴェ・ブリュットNV」です。

ノーティラス・エステートは、今年の3月にも訪問させていただき、ワインメーカーのクライヴ・ジョーンズ氏とのインタビューも、Kiwi Friendsに載せさせていただいています。

詳しくは、こちら

改めてノーティラス・エステートについて、簡単にご紹介させていただきますね。

ノーティラス・エステートは、1985年にソーヴィニヨン・ブランをリリースしてから、30年以上家族経営を続けているワイナリーです。

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その品質と実力はニュージーランドでも屈指のもので、2013年度のチャンピオンになっただけでなく、白ワインのアルバリーノも、2016年と2017年にも「その他の白ワイン部門」にて、ベスト白ワインに選出されています。

さて、2013年にチャンピオンワインとなった、こちらのスパークリングワインは、ピノ・ノワールとシャルドネのブレンドで、シャンパーニュの伝統的製法で作られています。

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ノン・ヴィンテージではありますが、2013年度の製造ですので瓶内熟成でちょうど5年、ニュージーランドで今年飲んだものとどう違うのか、とても楽しみでした。

抜栓したコルクの先端は細くなっており、これは熟成して時を経たスパークリングワインの特徴としてよく見られるものです。そして、そのコルクからも香ばしいイースト香が漂ってきました。

ゆっくりとグラスに注ぐと、非常に美しい小麦色の中に、細かな泡が綺麗に立ち上ってきました。5年経っても、泡はロスしていません。
立ち上ってはじける泡から、青りんごのようなフレッシュな果実味と、ナッツやトースト香が漂ってきます。

綺麗な泡を眺めながら、いよいよテイスティングです。

非常にクリーミーかつ柔らかな泡が、その青りんごやナッツ、ロースト香を包み込んで、口の中で優しくはじけます。

そして、まだしっかりと生きている酸味と、かすかにライムの皮のような爽やかな苦味でフィニッシュしました。

このワインの印象としては、とにかく中盤で口の中ではじける、トースト香。現行ヴィンテージより、よりふくよかに感じました。

これが熟成、時間のマジックですね。

単体でもゆっくり、しっかりと飲めますし、泡や酸味の状態からすると、もっと熟成のポテンシャルがあるなと感じました。

職人クライヴさん、いい仕事をしていますね。

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惜しむべきは、このスパークリングワインが、日本未入荷だということ。

いつか日本でも販売して欲しいと改めて思いましたし、もしセラーなどをお持ちで、ニュージーランドに行かれる方は、是非購入して、熟成させたら、お宝の1本になると思いますよ!

我妻

【過去のチャンピオンワインのテイスティングレポート】

2012年:グラスホッパー・ロック「セントラル・オタゴ ピノ・ノワール2010」

2011年:ヴィラマリア「シングルヴィンヤード・ホークスベイ シャルドネ2010」

2010年:ペレグリン「ピノ・ノワール2009」

2009年:ユリヒャー「ピノ・ノワール2008」

2008年:チャーチロード「リザーブ・ホークスベイ シラー2007」

2007年:トリニティーヒル「オマージュ シラー2006」

2006年:デルタ・ヴィンヤード「ピノ・ノワール2005」

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投稿日 : 2018.8.26 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

「No.1 ファミリー・エステート&マウント・ディフィカルティー」 ワイン会

「No.1 ファミリー・エステート&マウント・ディフィカルティー」 ワイン会

こんにちは。

先日、毎月恒例のワイン会を開催させて頂きました。
今回のテーマは「No.1 ファミリー・エステート&マウント・ディフィカルティー」。

2つのワイナリーをテーマに、4本の厳選したワインと、それに合うお食事をご提供させていただきました。

ナンバーワン・ファミリー・エステートは、フランス・シャンパーニュ地方で12世代にわたり、シャンパーニュを造り続ける家柄のダニエル・ル・ブリュン氏が、新たな地でシャンパンを作ることを夢見て、1999年にマールボロで家族と共に設立したワイナリーです。

ここのワイナリーは、スパークリングワインしか作っていません。機械も製法も全てシャンパーニュ地方のものを踏襲しています。

1)No.1 ファミリー・エステート キュベ [NV]

乾杯は、そのこだわりのスパークリングワインをご提供させていただきました。

100%シャルドネで作られたブランドブランで、グアバやアプリコットなどの果実の香りと、きめ細かで、クリーミーな泡立ち、そして麦芽のようなイーストのコクが素晴らしく、残暑の厳しいこの季節には何杯もお代わりしてしまいそうな1本です。

お食事には、「ジャガイモとタマネギのスープ」をご提供。

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クリーミーなスープと、クリーミーなブランドブランが、とても良くマッチしていたと思います。

2)マウント・ディフィカルティー シャルドネ 2015

マウント・ディフィカルティーは、ニュージーランドのセントラル・オタゴにあるワイナリーで、1998年に設立されました。

イギリスのデカンタ―誌では、アタランギ、フェルトンロード、そしてマウント・ディフィカルティーがニュージーランドの3大ピノ・ノワールのメーカーと評される、NZの代表的ピノ・ノワール生産者でもあります。

そんな生産者のほかの白ワインもとても品質が高く、こちらのシャルドネは完熟したトロピカル・フルーツのようなふくよかな果実味と、非常に広がりのある樽感、ロースト香が何層ものテクスチャーを作っています。

お食事には「なすとトマトとアンチョビの冷製パスタ」をご用意しました。

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アンチョビとトマトのアクセント、そしてバジルの香りが、重厚な果実感とバニラやバターのようなまろやかなシャルドネが良くマッチしていたのではないでしょうか。

3)マウント・ディフィカルティー ピノ・グリ 2016

このワインを端的に表現するなら、トロピカルでフルーティー。ピーチやネクタリン、梨のフルーツのアロマから始まり、ふくよかで滑らかな舌触りにしっかりとした骨格を持ち合わせている、非常にアロマティックな1本です。

参加者の皆様からも、美味しいという声がたくさん聞こえました。

お食事としてあわせたのは、「とうもろこしと茄子の天ぷら」。

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近年、ニュージーランドではピノ・グリがとても人気です。

それは、お食事にとてもあわせ安いから。同じくニュージーランドで人気の和食にも、ピノ・グリは合わせやすく、今回は夏野菜を天ぷらにさせていただきました。

4)マウント・ディフィカルティー ローリング・メグ ピノ・ノワール 2016

いよいよ待ちに待った、NZ三大ピノ・ノワール生産者の、ピノ・ノワールです。

ローリング・メグ ピノ・ノワールは、セカンドラベルではありますが、そのポテンシャルは十分。
口に含むと、チェリーやブルーベリーなどの愛らしい果実味と、オーク樽のスパイシーさが口いっぱいに広がります。続いて柔らかだけど長く続くタンニンがゆったりと広がり、長い余韻を生み出します。口中でそうやって変化していく様がとても楽しく、それでいて柔らかな果実味を楽しめるピノ・ノワールです。

お食事には、「NZ産サーモンのグリル」をご提供。

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ピノ・ノワール=お肉という印象が先行しがちですが、もちろんサーモンにも良く合います。

この日はニュージーランド産のサーモンが手に入りましたので、じっくりと焼き上げさせていただきました。

さて、今回は新しい試みとして「次回ワイン会のちょいだし」という企画を考えました。

来月は日本で一番売れているニュージーランドワイン、シレーニ・エステートを特集する予定で、そのシレーニのワインから、ヌーヴォー赤・白2種類をちょっとだけお味見していただきました。

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ニュージーランドのある南半球は、季節が北半球と逆ですので、ブドウの収穫の時期は3月末から4月にかけて行われます。

そのため、2018年のワインは、いち早く7月ころから市場に出回るのです。

愛らしい果実味たっぷりのソーヴィニヨン・ブランとピノ・ノワールのヌーヴォーを、最後にご堪能頂いたところで、今日はデザートをお出しして終了。

デザートは、「レアチーズケーキ」です。アクセントに、NZ産のキーウィを乗せました。

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本日のワイン会はとても静かなスタートでしたが、お食事とお酒が進むにつれて、皆さんがドンドンと楽しく盛り上がっていくさまを見ていて、嬉しく思いました。

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ワイン自体10年ぶりに飲まれるという方もいらっしゃいましたが、美味しさにビックリしたという感想がまた、嬉しく思いました。

我妻

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投稿日 : 2018.7.9 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

キム・クロフォード テイスティングセミナーに行ってきました!

キム・クロフォード テイスティングセミナーに行ってきました!

こんにちは。

今日は九段下にある「グランドパレスホテル」にて行われたキム・クロフォードのテイスティングセミナーに参加してきました。

キム・クロフォードは1996年に設立されたワイナリーですが、今アメリカで最も売れているニュージーランドワインとしてブランドを確立しており、国際的なワインコンペティションでも数多くの賞を受賞しています。

そんなキム・クロフォードのマーケット・ディベロップメント・マネジャーのトム・メイリング氏が講師として初来日し、セミナーが開催されました。

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今回は「ブレンディング・セミナー」と銘打たれ、非常にユニークでかつ、勉強になるセミナーでした。

キム・クロフォードのソーヴィニヨン・ブランは、マールボロ産の約120の区画から採れるブドウをブレンドして作られています。
全ての区画はそれぞれ非常に多様性に富んでいるため、ブレンドによってさまざまな味を作ることができます。今回はなんと、そのブレンド前の代表的な6種類の畑で取れたソーヴィニヨン・ブランのワインをテイスティングさせて頂くことができました。

それぞれがどんなフレーバーやアロマなのかということも、資料として綺麗にまとまっており、個人的に大変勉強になりました。

1)ラランギ(Rarangi)

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最も海岸に程近い場所にあるこのブドウ畑は、今から2,000年前は海岸だったそうです。非常に温暖な気候のこの区画で作られたソーヴィニヨン・ブランは、とてもジューシーな果実味、特にフレッシュで酸味の強いパイナップルのフレーバーを感じることができました。そして、その中にほんのりとミネラル感を感じました。

2)ローワー・ワイラウ(Lower Wairau)

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20年前は酪農地だったこともあり、非常に肥沃な土地だそうです。そのため、ブドウの栽培には適さないと考えられていましたが、パワフルな果実味を感じることのできるソーヴィニヨン・ブランでした。ピンクグレープフルーツのようなフレッシュな酸味の中に、ほのかな甘みを感じました。

3)アワテレ・ヴァレー(Awatere Valley)

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アワテレとはマオリ語で「激しい水が流れ、風が吹く場所」という意味だそうです。実際、ワイラウの2倍も強い風が吹くそうです。
アワテレで作られたソーヴィニヨン・ブランは今、非常に注目を集めており、グレープフルーツの果実味と、芝生を刈ったときに立ち上ってくる草の香り、ハーブの香りとほのかな苦味が特徴です。ニュージーランドらしいパワフルさがあります。

4)ブラインド・リヴァー(Blind River)

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起伏に富んだ土地で、もともとは植物も育ちにくいとされている貧しい土地でした。しかしここで収穫されたソーヴィニヨン・ブランからは、シトラスやハーブの香りとフレッシュなグレープフルーツのフレーバーを持つワインが完成しました。

5)セントラル・ワイラウ&ラパウラ(Central Wairau + Rapaura)

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マールボロで初めてソーヴィニヨン・ブランが栽培されたこの土地は、クラウディーベイなど最王手がワイン作りを行っています。グアバ、パッションフルーツなどのフレッシュなフレーバーが特徴で、飲んでみるといわゆる「マールボロ産ワイン」の教科書的な味わいでした。

6)サザン・ヴァレー(Southern Valleys)

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非常に乾燥していて風が強く、また陽も強い位置にあります。ここで作られたものは、完熟したフルーツ、特にメロンのような甘さを感じることができました。

さて、これら6種類のソーヴィニヨン・ブランを使って、自分だけのオリジナルブレンドを作ってください、というワークが出されました。

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私は3,5,6の区画のワインを中心に組み立て、1,2,4を少しずつブレンドしていきましたが、ひとつの区画のものをブレンドするたびに味が変化していくのは、本当に面白かったです。

その後、2017年ヴィンテージのキム・クロフォードのソーヴィニヨン・ブランがサーブされました。
どの単一区画とも違う、非常にバランスよくまとまったこちらのソーヴィニヨン・ブランは、本当に完成度が高く、フレッシュな果実味と酸味の中にも複雑なテクスチャーが交じり合い、とても美味しく感じました。

さすが、アメリカで一番売れているだけのことはあるなと感じました。

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こちらのキム・クロフォードのソーヴィニヨン・ブランと、ピノ・ノワールは、今後弊社の楽天およびYahoo!ブリーズオンラインショップでも取り扱う予定です。

どうぞご期待ください。

我妻

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Kiwi Breezeの更新情報です。

登録日 : 2018.5.8

NZフレンズに「Clive Jones」をアップしました!!

登録日 : 2018.4.10

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