投稿日 : 2017.9.3 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク
トップリーグ 2017-2018 サントリーサンゴリアス vs ヤマハ発動機ジュビロ
9月2日(土)に秩父宮ラグビー場で行われたサントリーサンゴリアス vs ヤマハ発動機ジュビロの試合を取材してきました。
この試合の一番の注目は、トップリーグ100試合出場のヤマハの五郎丸。
多くのメディアがこの試合に足を運んでいました。
結果は27対24でサントリーが勝利しました。
前半から両チームともに持ち味を存分に発揮した試合展開でした。
13分江見のトライ!
中鶴との連携の良さを感じさせるトライでした。
また、個人的には前半41分の村田のトライ。
このトライが勝因を分けたと言っても過言ではないと思います。
サントリーは前半を17対10で折り返したことによるアドバンテージがあったと思います。
しかし、課題も見えた試合でもありました。
サントリーはスクラムで上手く攻める事が出来ず、強豪と試合をする際は高いプレッシャーの中落ち着いてゲームをマネジメント出来るか等を、今後のトレーニングで修正していけばより良いチームになると思います。
また、マット・ギタウの視野の広さには脱帽しました。。。
正直なところ、年齢も34歳とピークを過ぎての来日だと思っていましたが、そんなことはありませんでした。
この試合でも、ジョー・ウィーラーは相変わらずFWの中心選手としてチームメイトに声を出したり、カバーリングの速さを感じました。
ロックなので派手なプレーはあまりありませんが、チームの勝利の為に献身的なプレイヤーだと思います。
この試合でのマンオブザマッチ「小野」。
彼の判断力の良さとスペースを見つけることの上手さが後半41分のトライに繋がったと思います。
幼少期をニュージーランドで過ごしてラグビーをしていたことも多少影響しているかもしれません。
自分がニュージーランドにいた際はもちろんチームとしてのストラテジーはあります。しかし、その中でも個の判断が必要になってくる場面が必ずありました。
あの場面で正面のプロップの選手との駆け引きや冷静な判断は、これからの日本代表にとっても重要な位置になると思います。
試合後にミックスゾーンで、恒例のサントリー「ジョー・ウィーラー」に試合の感想を伺いました。
「とてもタフな試合でした。上位のチームであるヤマハのプレッシャー(スクラム・セットピース)を多く受けてしまいました。その為、チームとして考えていたプレーをすることが出来ませんでした。
しかし、ラスト10分のプレーにはチームのみんなを誇りに思います。私たちは最後の最後まで諦めることなく試合をすることで、勝利を挙げる事が出来た思います。美しい試合ではなかったかもしれません。最後の最後での勝敗を分けた試合をしたということは、スペシャルな経験でもありました。」
このような試合を継続して行うことができれば、トップリーグのファンは必ず増え続けると思います。
取材をしている間も緊張感のある試合でした。
両チームの意地と意地のぶつかり合いを間近で感じる事が出来ました。
また、勝敗に関係なく試合後のこのような交流はラグビーの文化!
ではでは
熊木
タグ : サントリーサンゴリアス, ジョー・ウィーラー, トップリーグ, ヤマハ発動機ジュビロ