投稿日 : 2023.7.11 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク
リッチー・マコウ、ダン・カーター トークイベント presented by リポビタンSports × Alpen TOKYO
7月9日(日)にAlpen TOKYOにて行われた、リッチー・マコウ、ダン・カーター トークイベント presented by リポビタンSports×Alpen TOKYO を取材してきました。
こちらのイベントは、キャンペーン期間中にAlpen TOKYO内で、adidas+リポビタン関連商品を含む10,000円(税込)以上購入した先着30名を対象に行われました。
リッチー・マコウ
ダン・カーター
元オールブラックスの2人はリポビタンアンバサダーとして来日しました。
8日にはラグビークリニックを行い、リポビタンDチャレンジカップ2023 JAPAN XV vs All Blacks XVを観戦しました。
昨日の試合の後には、日本代表選手3名(流大、中村亮土、姫野和樹)と食事会をして、ラグビーワールドカップで日本代表が勝つためにできることなど、彼らから質問を受けアドバイスをしたそうです。
試合の感想として「前半20分くらいまでは非常に良いプレーができていて勢いがあった。ボールを保持してアタックしていたけど、なかなか点に繋げることができなかったのが試合の結果を左右したのではないか。同時にオールブラックスXVが得点を決めはじめたことで、試合を通じて日本が自信を失っていったように感じた。
また、キックの使い方によって、オールブラックスXVのように優れたランナーが揃ったチームに対してはキックすることで不用意にカウンターアタックのチャンスを与えてしまうことになるので、そこがあまり良くできていなかったのではないか」と伝えたそうです。
試合を振り返り、
リッチー・マコウ
「ニュージーランドの選手を中心に見ていましたが、オールブラックスXVには昨年もしくはそれ以前にオールブラックスを経験している選手が多数います。誰もがラグビーワールドカップにオールブラックスとして選ばれたいという気持ちでプレーしていると思いますので、それぞれ大きな目標に向かってハードワークしています。昨日ピッチの中で目立っていたのは、ブラッド・ウェバーです。気持ちをプレーで体現していて良かったと思います」
ダン・カーター
「ジャック・グッドヒューは怪我に悩まされたシーズンもありましたが、今シーズンはクルセイダーズの7連覇に大きく貢献した選手だと思います。昨日の試合でもゲームをコントロールしていて、オールブラックスXVの勝利に貢献していました。あともう1人挙げるとすれば、スティーヴン・ペロフェタはアウトサイドにチャンスを作ったりとスコアにつながるプレーをしていました」
オールブラックスの10番争いについて聞かれると、
「私がプレーした後にボーデン・バレットとリッチー・モウンガが長い間にわたってオールブラックスの10番のジャージを着ていました。その中で、ダミアン・マッケンジーはスーパーラグビーでのパフォーマンスが評価されて今回10番のジャージを着ることになっています。
10番の選手層というのはとても大事なことです。この2ヶ月間で自分がスターティングで10番のジャージを着たいというチーム内の競争で切磋琢磨してレベルアップをはかっていくことで選手層をさらに深めることができるので、セレクターとしては幸せな悩みだと思います。
また、ラグビーワールドカップは何が起こるかわからないので、自分がいつ呼ばれてもいいように準備をしておくというのが非常に大事です。忠実に戦術を理解してやるということも大事なことですので、オールブラックスXVの選手は来週も同じパフォーマンスができるのか、そしてオールブラックスに選ばれるためにどれだけのパフォーマンスができるのか楽しみです」
また、日本代表のディフェンスについて
リッチー・マコウ
「昨日の試合は特に前半バックローを中心にオールブラックスXVに良いプレッシャーを与えていました。試合が進むにつれオールブラックスXVがスコアをし始めて日本代表は後ろに下がりながらプレーをせざるを得なくなったので後半はインパクトはあまり出せなかったと思いますが、試合を通じてルースフォワードはディフェンスでコンタクトエリアでのプレッシャーを与えていました」
ラグビーワールドカップ2023フランス大会の開幕戦で、ニュージーランドはフランス代表と対戦します。
ダン・カーター
「間違いなく開幕戦はアメージングな試合になると思います。フランスは自国開催で、優勝候補筆頭に挙げられています。私の意見として、フランス・アイルランドが優勝候補に選ばれるチームだと思っています。
開幕戦でフランスと対戦できることは、オールブラックスにとってチャンスになります。ここでプレーしておくことで、自分たちが優勝できるのかという立ち位置がわかる指標になります。
正直ニュージーランドは優勝候補筆頭には入っていないので、下馬評は低いかもしれません。彼らが今までと違った環境・立ち位置にいる中でどれだけ準備をしてワールドカップに臨めるか、その1試合目でフランスと戦うことはチャレンジになると思っています」
リッチー・マコウ
「ラグビーワールドカップは何が起こるかわからない大会で、どの国が優勝してもおかしくはありません。まずプール戦でしっかり勝つこと、そしてプール戦が終わった後に決勝トーナメントで1試合1週毎に相手にフォーカスしてハイパフォーマンスが連続でできるかどうかが重要です。それはチャレンジングなことですが、チーム一丸となってチームを創り上げ、プール戦で培った勢いを決勝トーナメントで持つことが非常に大事だと思っています」
記事では全ては紹介できませんが観客からの質疑応答もあり、さまざまな質問にひとつひとつに真摯に答えていました。
あっという間の1時間でした!
金沢
タグ : ダン・カーター, リッチー・マコウ, リポビタンSports