投稿日 : 2017.10.9 | 投稿者 : Kiwi Breeze
キリンチャレンジカップ2017 日本代表 vs ニュージーランド代表 レポート
10月6日(金)に豊田スタジアムで行われたキリンチャレンジカップ2017 日本代表 vs ニュージーランド代表の試合を取材してきました。
この試合で注目していたのは、なんといっても元ベガルタ仙台でこの試合で50キャップを迎えたマイケル・マグリンチィ。
試合前の独占インタビューでも「日本は素晴らしいチームなので、諦めることなくベストを尽くして結果を出したいと思う」とコメントをもらいました。
フォーメーションは、11月に行われる大陸間プレーオフを想定した5-3-2。守備をしっかり整えて攻撃をする、いつものスタイルです。メンバーも主力はW杯予選とほぼ同じでした。
キャプテンのウィンストン・リード(ウエストハム)が久々に代表復帰し、チームとしてもこの試合に懸ける気持ちを感じます。
前半は、戦術通り日本の早いパス回しにしっかり対応できるようにしようと言っていたように、ペースは日本代表にあったものの0対0で終わりました。
日本代表のスタメン。もっとメンバーを代えてくるかと思っていましたがニュージーランド代表のアナリストの想定内でした。
日本代表の香川にネガディブなコメントを出しているメディアもいますが、マグリンチィがカバーリングポジショニングをしていたから、香川に仕事をさせなかったのだと思います。
試合前に何度も香川のプレースタイルを確認していたからに他なりません。
日本は決定機をなかなか決められませんでしたが、あれもニュージーランド代表の寄せ(プレッシャー)や天候が影響していたと思います。
また、多くのメディアが注目したクリス・ウッド。
現在プレミアリーグのバーンリーでプレーしていて、ニュージーランド代表の中心選手です。
191cmと長身である彼にボールを集め、セカンドボールを11番マルコ・ロハスや7番コスタ・バーバルーゼスが拾って繋ぐサッカーを目指していたようですが、あまり機能しませんでした。
前半28分のマルコ・ロハスからのクリス・ウッドのシュートは、長年代表チームでプレーをしていることでのコンビネーションとタイミングだったと言えるでしょう。
50分に、ウエリントン・フェニックスのキャプテンでもある22番アンドリュー・デュランテのアクシデントなハンドはもったいなかったですが、この雨のコンディションのなかペナルティーエリア左からのシュートを打った山口の判断が良かったです。そしてこの大迫のゴールでゲームが動き出します。南米5位のチームと対戦するニュージーランド代表。この展開はまさに想定内。
その後59分にニュージーランド クリス・ウッドの得点。
少ないチャンスをものにするところが素晴らしいです!
お決まりのポーズ!
このままニュージーランドが勝ち越すかと思っていましたが、ハリルホジッチの選手交代。
乾を入れたことでチームとして攻撃のバリエーションが増えたのと、足元が悪くてもキレキレのドリブルは、ニュージーランド代表にとっても体力的にもきつかったことでしょう。
そして87分には、倉田の代表初ゴール。ニュージーランド代表の交代カードを切るタイミングや選手変更があっての失点だったと思います。
試合は2-1で日本が勝利しました。
ニュージーランド代表としては多くの反省点を見つけることができた試合でしたが、同時にW杯のプレーオフに向けてポジティブな連携も確認できたのではないでしょうか。
来月の試合が楽しみです。
最後に、7番のコスタ・バーバルーゼスは日本の宮崎駿監督の映画が大好きで、2020年頃に愛知にできるジブリパークに行きたいと言っていました。
また、現在メルボルン・ビクトリーでプレーしているので、「もし日本のチームと対戦できれば、大好きな日本にまた来たい」とコメントを貰いました。
現在27歳と一番いい時期の選手ですが、Jリーグでもプレーをしたいとも!?彼のキレキレなドリブルはJリーグでも通用すると思います。もしかしたら来日するかもしれない、ニュージーランド代表の選手です。
代理人は元名古屋グランパスに所属していたケネディーと同じみたいです。
試合後、ミックスゾーンでキャプテンのウィンストン・リードとクリス・ウッドにインタビューをしたので、その記事は明日アップします。日本代表に対して勝ちに行ってたんだと思いました。。。
さらに、マグリンチィ選手が日本代表選手と交換したユニフォームと、打ち上げの模様も!キウイブリーズ独占情報です。
ではでは
熊木
タグ : ウィンストン・リード, クリス・ウッド, ニュージーランド代表, マグリンチィ