投稿日 : 2018.5.22 | 投稿者 : Kiwi Breeze
NZワイン会「クラウディーベイ」の会
こんにちは。
18日に毎月恒例、ニュージーランドワイン会を開催しました。
今回のテーマは「クラウディーベイ」。
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このブログをお読みの方は既にご存知かと思いますが、ニュージーランドでもっとも有名かつ、世界にニュージーランドワインのすばらしさを広める立役者となったワイナリーのひとつです。
ある著名なワイン評論家が、クラウディーベイのソーヴィニヨン・ブランを絶賛し、「世界が白に目覚めた」と表現したことは有名な話です。
さて、今回のワイン会では、日本で発売されているクラウディーベイのワイン6本と、ピノ・ノワールのオールドヴィンテージ2本、合計8本をご提供させていただきました。
まず乾杯の1本目は、伝統的なシャンパーニュ製法で作られたスパークリングワイン ペロリュス[NV]です。
最低2年間の瓶内二次発酵を経てリリースされるこちらのスパークリングは、ライムやレモン、グレープフルーツのニュアンスと、複雑なナッツや、イースト香の特徴が複雑に絡み合い、口の中にたくさんの香りが開く、完成度の高いスパークリングです。
お食事は前菜として、スパイスを効かせたブラックオリーブとグリーンオリーブのカナッペと、レモンオリーブとミニトマトのピンチョスでお楽しみいただきました。
2杯目は、クラウディーベイを世界的ワイナリーにさせた、ソーヴィニヨン・ブラン2017です。
フレッシュなライム、レモン、グレープフルーツのようなニュアンスに、みずみずしい酸とミネラルがさわやかさを演出する、こちらのワイン。
皆さんから美味しいという声がもれ聞こえます。
お食事は、NZ産グリーンマッスルを使った魚介のセビーチェ。
たっぷりとライムを搾り、白ワインビネガーで酸味を効かせたこちらのセビーチェと、ソーヴィニヨン・ブランがとてもマッチしていたと思います。
続けて3杯目はテ・ココ2014です。
テ・ココとは、ニュージーランドの先住民であるマオリ族の言葉で「クラウディーベイ」を意味します。
こちらのワインは異なるスタイルで作られたソーヴィニヨン・ブランで、樽熟成から来る深い味わいと、何層にも重なり合うテクスチャーが特徴のプレミアムワインです。
お食事としてあわせていただいたのは、鱈の素揚げ~タルタルソース添え です。
テ・ココにはてんぷらなどがとてもよく合うんです。
4杯目はシャルドネ2016です。
2016ヴィンテージはちょうどこの2~3週間に日本に入ってきてリリースされたばかりで、今までのヴィンテージからマイナーチェンジがされました。
レモンのようなさわやかな香りがやってきて、クリーミーな口当たりの中に、わずかなミネラル感とローストしたナッツのような特徴が混ざります。繊細でやわらかくまろやか。美しい白ワインだと感じさせる完成度がありました。
お食事としては、クラムチャウダーをご用意させていただきました。
こちらのシャルドネには、こういったクリームを使ったお料理、サーモンなどにもとてもよく合います。
5~7杯目はピノ・ノワールの飲み比べとして、2010、2014、2015の3つのヴィンテージをご用意しました。
2010年ヴィンテージは、先日クラウディーベイのセラードアで購入してきたものです。
恐らくこうやってクラウディーベイのピノ・ノワールのヴィンテージ違いを飲み比べることは、ほぼできないのではないでしょうか。
2010年は僕自身もとても楽しみにしていたのですが、まさに飲み頃で、美しいブラックチェリーやプラムのような香りが際立ち、円熟された甘みと滑らかな舌触り、豊かな味わいが最高に美味しかったです。
2015年は非常にいい年だったということもあり、個人的には2014年よりも美味しく感じましたし、このように8年近い熟成も望めると思いました。
なお、お食事はトマトチーズリゾットをお出ししました。
最後の8杯目は、テ・ワヒ2015です。
こちらを、リーデルのセントラルオタゴ・ピノ・ノワールグラスにサーブさせていただきました。
一般的に、セントラル・オタゴのワインは、より黒く、豊かな色合いを持っており、同じようにセントラル・オタゴ産のテ・ワヒはその性質を強く持っています。
ピノ・ノワール2015よりも骨格が強く、パワフルで、タンニンが非常にしっかりとしています。
こちらには王道の合わせ方、ラムステーキをお出しさせていただきましたが、やはりテ・ワヒとの相性はバッチリでした。
お食事後、皆様で記念撮影。
今回も来てくれた人の笑顔あふれる、大満足の会になりました。
来月はニュージーランド滞在時にも訪問した「アストロラーベ」のワイン会を行う予定です。
なお、先日私がニュージーランドに訪問した際に、こちらのクラウディーベイに宿泊させていただき、ドキュメンタリービデオも製作させていただきました。
良かったらこちらのビデオ、是非ご覧くださいね。
詳しくはこちら
我妻
タグ : NZワイン会, セントラルオタゴ, ニュージーランドワイン, マールボロ