投稿日 : 2018.7.27 | 投稿者 : Kiwi Breeze
「クーパーズ・クリーク」 ワイン会開催しました。
こんにちは。
先日、毎月恒例のワイン会を開催させて頂きました。
今回のテーマは「クーパーズ・クリーク」。
クーパーズ・クリークは、オークランドにあるワイナリーで、先日のニュージーランド訪問でも、お邪魔させていただいたところのひとつです。
たくさんの種類、レンジを生産しているクーパーズ・クリークですが、そこから5本を厳選して、それに合うお食事とともにご提供させていただきました。
1)マールボロ ソーヴィニヨン・ブラン2016
乾杯は、良く冷やしたソーヴィニヨン・ブランをご提供させていただきました。
完熟したメロンやアプリコットのような甘くフルーティーな香りが立ち上り、程よい酸味と苦味、ミネラル感がとてもバランスが良く、暑い日の続くこの季節にぴったりの1本です。
お食事には、「ヤリイカとトマトのマリネ」をご提供。
アクセントとしてほんのりシソを入れたのですが、そのシソとイカの風味が、ワインとマッチしたのではないかと思います。
2)SV ホークス・ベイ シャルドネ “ライムワークス” 2016
SVとはSelect Vinyardの略で、自社畑の中で厳選した畑のぶどうを使用されたアッパーレンジの1本です。
爽やかなレモンやグレープフルーツの果実感と、バニラやバターのようなまろやかさ、そして全体を優しく包み込む樽香のバランスが良い、完成度の高いシャルドネです。
お食事には「魚介のアクアパッツァ」をご用意しました。
ジューシーな魚介のだしと、バニラやバターのようなまろやかなシャルドネが良くマッチしていたのではないでしょうか。
3)マールボロ ピノ・ノワール 2014
4)SV セントラルオタゴ ピノ・ノワール“レザーバック” 2015
同じ生産者による、ブドウの産地の違いを飲み比べていただきました。
写真左がマールボロ、右がセントラルオタゴです。色味の違いは、ほとんどありませんが、味も香りも全く別物です。
マールボロの方は、スパイシーで辛口。全体をしっかりとしたタンニンが包み込み、その骨格に柔らかで凝縮した果実味があるのが特徴。
一方、セントラルオタゴの方はまろやかでエレガント。タンニン、酸味、果実味がすべてバランスよく複雑に絡み合い、芳醇な香りとともにゆっくり飲める1本です。
レンジの違いもありますが、やはり軍配はセントラルオタゴのピノ・ノワールにあがった感じです。
お食事には、「ズッキーニのカレー風味ソテー」
「ツナとトマトのパスタ」をご用意。
ズッキーニの方はピノ・ノワールとの合わせ方として、特に皆さん大変ビックリされ、喜んでくださいました。
5)SV ホークス・ベイ カベルネ&メルロー ギムレット・グラヴェルズ 2013
ギムレット・グラヴェルズとは土地の名前なのですが、グラヴェルとは「砂利」を意味します。実際この土地は石ころだらけの土壌で、この砂利が太陽の光を反射、太陽の熱を蓄えることにより、夜間でも平均気温が10℃を下回ることがなく、ワイン栽培に理想的な環境を作り出しているそうです。
そんな暖かな環境でしっかりと作られたカベルネ、メルローは、インパクトのある果実感、タンニン、スパイスと、重厚な樽の香りによって、骨太に仕上がっていました。
これもとても美味しく、ゆったりとしっかり味わえる1本です。
こちらにあわせたのは、王道「ラムステーキ」です。
ジューシーなラムが、こちらの赤ワインにぴったりでした。
最初は硬い雰囲気だった会も、ワインとお食事が進むにつれ、非常に楽しくにぎやかな場となりました。
今回はワインをお仕事にされている方もご参加いただきましたが、大変満足して勉強になったというご感想も頂き、嬉しい限りです。
暑い中ご来場くださった皆様、本当にありがとうございました。
我妻
タグ : クーパーズ・クリーク, ニュージーランドワイン