投稿日 : 2019.4.20 | 投稿者 : Kiwi Breeze
スーパーラグビー 2019 ROUND10 サンウルブズ vs ハリケーンズ レポート
4月19日(金)に秩父宮ラグビー場にて行われたスーパーラグビー 2019 ROUND10 サンウルブズ vs ハリケーンズの試合を取材してきました。
結果は29対23でハリケーンズがサンウルブズを下しました。
2021年シーズンよりスーパーラグビーからの撤退が決まったサンウルブズ。
今季2勝は挙げているものの、秩父宮ラグビー場では勝利がないので、なんとしても勝利をファンと分かち合いたいという気持ちでグランドに入って行った選手たち。
サンウルブズとしては初の金曜のナイター試合で、仕事終わりにスタジアムに駆けつけた方も多く見られました。
この試合での注目選手は、サンウルブズはジェイミー・ブースで、ハリケーンズのTJ ・ペレナラ。
両ハーフバックがどのようにゲームマネジメントするか注目をしました。
最初にアウェーのハリケーンズのTJ ・ペレナラ。
スタジアムで観た方はお分かりだと思いますが、チームの心臓と言える動きで、攻守にわたり声掛けをしたり、スペースがあると足を使って突破をして、ディフェンスの時間でもフォワードの選手にもタックルにいき一人で止めてました。
さすがオールブラックスです。
対してサンウルブズのジェイミー・ブースも序盤から味方選手に指示をしていましたが、TJ ・ペレナラと比較をしてしまうと。。。
という感じでした。しかし、サンウルブズのディフェンス陣に対して指示を与え続け、ハリケーンズにスペースを無くして、得意の攻撃パターンを何度も作っていました。
ここからは試合のレビューです。
前半はサンウルブズの前へ出るタックルとプレッシャーで完全にペースを握りました。
ハリケーンズの選手はサンウルブズのプレッシャーに圧倒され、ミスが多く目立ちました。
サンウルブズはハリケーンズのショートサイドでの部分で効果的に攻撃し、ペースを握っていました。
しかし後半は一転し、ハリケーンズがテンポとペースを戻し、勝利を挙げました。これは初年度からスーパーラグビーに参加している経験や、さらにチャンピオンチームとしてのゲームマネジメント力が素晴らしかったです。
今回ヘイデン・パーカーがキックを外すところを初めて生で見て、ある意味貴重だと思いました。。。
平日の夜にも関わらず、1万6805人のオーディエンスが秩父宮ラグビー場に集まりました。
これは非常に素晴らしいことであると思いますし、どの選手も声援が非常に力になるとミックスゾーンでもコメントがありました。
また、ハリケーンズの選手も「サンウルブズの声援は素晴らしい」と試合後コメントをもらいました。
これは他のスポーツでもいえるんですが、日本の応援は海外のチームではないような独特な声援だそうです。
試合後、トニー・ブラウンは記者会見で「良いチームはコンペティションで勝ちにこだわることだけど、グレイトなチームは負けないことにこだわる。
この違いは意味が違う」と言っていました。
もちろん勝ちにこだわることが重要ですが、どんな試合でも負けないことが本当に強いチームの使命だと思いました。このことは自分がニュージーランドでの高校生活でサッカーをやっていたときに同じことを聞いたので、懐かしく感じました。
次節は、自分が高校を卒業したダニーデンを本拠地としているハイランダーズ。
次も金曜ナイターの開催になるので、ファンの方も一度生でラグビーを観てもらいたいと思います。
自分としては、正直どちらのチームを応援しようか、非常に迷っています。。。
2017年のニュージーランドのインバカーギルで行われた試合では、ハイランダーズの監督をしていたトニー・ブラウン。
また、来日メンバーもかなり豪華で、知り合いの選手も多いので、今からユニフォームを半分にしてスペシャルなユニフォームを作成しようかと考え中です!?
ちなみに、トニー・ブラウンとアシスタントコーチのコーリー・ブラウンのファミリーが来日していて、試合を観に来ていました。
実はスタジアムで大型ビジョンにもちらっと映っていたんです!ファミリーは月曜にニュージーランドに帰国するとのことです。
あと、サンウルブズの通訳の名富くんはキングスハイスクール出身で自分の後輩です!
頑張ってほしいです!
ではでは
熊木
タグ : サンウルブズ, スーパーラグビー2019, ハリケーンズ