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ニュージーランドの旬な情報や取材報告など、タイムリーな話題を綴っています。

投稿日 : 2018.10.11 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

チャートン テイスティングセミナー

チャートン テイスティングセミナー

先日、チャートンを輸入しているインポーターのオフィスで開催されたテイスティングセミナーに行ってきました。

サム&マンディー・ウィーヴァー夫妻によって造られるマールボロの自然派ワイナリー『チャートン』は、 マールボロの定型的なテイスティングに加えて、 ヨーロッパのファインワインの複雑味を融合した新しいスタイルのワインを造っています。

実は、2017年ニュージーランドに行ったときにサムが飛行機が一緒で話したことがあったので、約1年ぶりの再会でした。

当日はパワーポイントの資料を基に、詳しく各ワインの説明及びビオディナミについても説明してもらいました。

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チャートンの畑は牛や蜂も飼育しており、ワイン畑だけではなく生物間相互作用も考えて作っているように感じ、非常に興味を持ちました。

当日試飲したワインリストは、

マールボロ ソーヴィニヨン・ブラン2017

マールボロ ヴィオニエ 2015

マールボロ ピノ・ノワール2015

マールボロ アビス ピノ・ノワール2013

マールボロ プティ・マンサン 2015

です。

特徴に残ったワインのテイスティングコメントを書きたいと思います。

マールボロ ソーヴィニヨン・ブラン2017

まず初めにニュージーランドのマールボロらしいソーヴィニヨン・ブランを想像する方は多いと思いますが、違います。マールボロのソーヴィニヨンブランは我が道を行くみたいなスタイルが多い中、寄り添ってくれるようなソーヴィニヨン・ブランでした。
エレガントで、ほのかに感じる柑橘系・白い花・トロピカルフルーツのアロマがあり、繊細な和食などと非常にマリアージュすると思います。
上品で気品あるソーヴィニヨン・ブランでした。

また、個人的に購入してセラーに入れようと思っているワインは「マールボロ アビス ピノ・ノワール2013」です。

お値段は高いですが、最高峰のピノノワールだと思いました。

チャートンの畑の中でもっとも日照の良い傾斜角14度の区画で、ブルゴーニュの特級畑との共通点もあるようです。

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上品でありながらパワフルで黒い果実の風味があり、セントラルオタゴのピノノワールに負けないくらいのしっかりした骨格があり、セラーで熟成を進めたら今後楽しみな1本のように感じました。

他にもヴィオニエやプティ・マンサンなどニュージーランドでは珍しい品種も作っており、おもしろい生産者だなと思いました。

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チャートンのワインは楽天ブリーズオンラインショップで販売中ですので、ご興味ある方はぜひ!

詳しくはこちら

ではでは

熊木

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投稿日 : 2018.10.5 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

2019年シーズン サンウルブズ ヘッドコーチ トニー・ブラウン 記者会見

2019年シーズン サンウルブズ ヘッドコーチ トニー・ブラウン 記者会見

本日、14時30分から行われた 2019年シーズン サンウルブズのヘッドコーチに就任したトニー・ブラウンの記者会見を取材してきました。

時間通りに会場入りしたトニー。多少緊張していたと思いますが、メディア一人ひとりの質問に丁寧に対応していました。

以下、質問内容です。

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日本代表とサンウルブス両方のコーチを兼任する大変さについてはどう考えているか?

ユニークなシチュエーションで、SRのチームの中で唯一だと思う。
大変なこともあるが、良い点もたくさんあるはずだ。たとえば、SRで経験したことが、国際試合で同じような展開になることもあるはず。
ワールドカップで素晴らしい成果を出したい。

HCオファーの打診のタイミングと、内容について

最も重要なことはサンウルブスの継続性。昨シーズンの経験を引き継いでいくということ。新しいヘッドコーチをつれてくるのは得策ではない。
ジェイミーをはじめ、他のコーチがチームに与えてくれたものを、来シーズンに継続していけば、いい結果がついてくると思う。
オファーの打診のタイミングは、特にはっきりは覚えていなくて、わからない。ジェイミーが離れたときから、話は出ていた。数ヶ月かけて決まったものだ。

先ほど2チームは同時に進行するのは良い影響があるといったが、もちろん悪い影響もあると思う。チーム序盤に良い活躍をしたとしても、途中抜ける可能性もある。

基本的にNZのスーパーラグビーとオールブラックスの関係と似ている。主力選手が抜けても戦い抜けるチームの深さを作れる。

また、抜けた選手たちについても、3~4ラウンド終わった後に戻ってきたときに、プレーの価値を発揮する必要があるため、良い結果を出してくれる可能性が高まる。

また、若い選手に機会があると思う。
機会があるというのは試合に出るという意味だけではない。ヘイデン・パーカーなどと一緒に練習することで、非常に良い刺激があるはずだ。

私たちは多くのスコッドを抱える。チームスタート時には30人という小さな人数で開始するが、SRがスタートして後半から大きな所帯になってくる。SRは怪我が多い。
多くのプレーヤーが後半に加入してくるのはそういった意味で当然だし、シーズンの中で多くのメンバーが関わってくれるのはいいことだと思う。

日本代表に帯同していて、サンウルブスにいないときはどうするのか?

良い質問だね。
ちょうど今プランニングしているところだ。私がいないときはスコット・ハンセンが代理をしてくれるし、彼が100%良い仕事をしてくれるはずだ。
サンウルブスにしか出場しない外国の選手も、すぐに適応してくれると思っている。具体的には素早くてスキルのある選手だ。

ジェイミーから引き継いだことは?

私がサンウルブスで体現したいことは、常に最大限にイノベイティブであること。
JJと比べると私はリラックスした性格だ。ただ、JJが積み上げてきてくれたチームカルチャーをベースに、さらに積み上げていくことを大切にしたい。
イノベイティブなチーム作りをしていくし、たくさんの人に試合を観に来てほしい。
また、世界中をみてもこのスタイルのチームはサンウルブスだけなので、多くの人にみてほしい。

選手のコンディションでも変わってくると思うが、代表選手はどのあたりから起用できると思うか?

そもそも日本代表が誰になるかが決まっていないという前提での話だが、ラウンド4~6から入ってくることを想定している。

去年のシーズンの目標として5位以内とあげたが、今の具体的な目標は?

いま具体的な目標は申し上げることができないが、スタイルが大事だと思う。そのスタイルをチームにどのように浸透できるかを考えている。

そのスタイルとは、試合に来てくれればわかると思うが、スペースを使うこと、スピードに乗ること、ボールキープ率を上げること、ターンオーバーからすぐにカウンターに変化すること、セットピース、スクラムを最小限にすること、すばやい展開を続けていくこと。これらが上手にできたら、必然的に結果がついてくると思う。

優勝ということを言えるわけではないし、日本のメディアをフォローしているわけではないが、母国NZの人たちが観て「すごいね」と言ってもらえるプレーをしたい。具体的には、イノベイティブで革新的で「この試合は日本だけしかできないね」と言ってもらえたらうれしい。

SRをまだ体験したことの無い選手たちをどのように育成していくのか?

チームの深さを作るのはとても難しいことで、チームのやりたいことを徐々にわかってもらうには時間が必要で、正直2~3年はかかるだろう。
だからこそ、JJから引継ぎ、去年と同じアシスタントコーチ、選手たちが来ること、その中で積み上げていくことが非常に大事だ。

トニーは3チーム目のHCだと思うが、今楽しみにしていることは?

去年からの経験を継続することがとても楽しみなことだ。昨シーズン後半は、自分たちがやりたいことができるようになってきた。
何度も話しているが、それを引き継いでいくことが大切だ。
何年も前のことは覚えていないので、過去HCをしたチームのことはすいません、忘れました(笑)。
先のことしか見ていないし、先のことが楽しみな性格なので。

JJは統括という立場になったが、チームに関してはJJと一緒に作っていくのか、完全に任せられているのか?

JJがまずは大まかなスコッドを決め、補強に関しては私とスコット・ハンセンで決めていきます。

記者会見後にパーソナルな質問で、いつファミリーが来日するのかを聞いたところ、来週火曜日とのことでした。

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彼は負けず嫌いで、気持ちの強いヘッドコーチです。
これからの日本ラグビー界の発展に必要な人材だと思っています。
また、2019年W杯で結果を残すためにも、今回の人選が一番良かったと思っています。

上記、写真の笑顔を試合後多く見れたらいいなと思っています!

最後に取材後外に出てもらい、彼の一番好きなセントラルオタゴのピノノワールをプレゼントしました。

「中では渡せないから外で」と言ったら、「日本人みたいだね」って笑われました。。。

高校はトニーの後輩でもあるキングスハイスクールですが、それからはずっと日本ですし、記者会見の会場で渡す勇気は。。。

プレゼントしたワインは、プロフェッツロックのホームビンヤードピノノワール2014をセレクトしました。

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トニーは飲んだことがないワインと言っていたので、コメントをもらうのが楽しみです。
楽天やアマゾンやヤフーのブリーズオンラインショップでも取り扱っています。

最後に週末にでもプライベートな場でセントラルオタゴのワインを飲みながら、プライベートな話をしたいです!

ではでは

熊木、

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投稿日 : 2018.10.1 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

2014年度エアーニュージーランド・ワインアワード・チャンピオンワイン ヴィダル・エステート「レガシー ホークス・ベイ シャルドネ2013」

2014年度エアーニュージーランド・ワインアワード・チャンピオンワイン ヴィダル・エステート「レガシー ホークス・ベイ シャルドネ2013」

こんにちは。

毎年のエアーニュージーランド・ワインアワード・チャンピオンワインを飲むという企画を継続してやらさせていただいています。

前回試飲した2013年度はマールボロにあるノーティラス・エステートの「キュヴェ・ブリュットNV」でしたが、程よい熟成を感じられるポテンシャルの高い1本でした。

その翌年、今回テイスティングするのは、2014年度はヴィダル・エステート(Vidal Estate)の「レガシー ホークス・ベイ シャルドネ2013」です。

ヴィダル・エステートは100年以上前にホークスベイに設立された、非常に古いブティック・ワイナリーの1つで、ヴィラ・マリア社の傘下としても有名です。

1900年代初期から大切に使われている器具と、最新鋭の設備を融合させ、独自のワイン作りを続けており、この賞以外にも、例えばひとつ前のヴィンテージ、「レガシー
ホークス・ベイ シャルドネ2012」は、ロンドンで行われる権威あるワインの賞、インターナショナル・ワイン・チャレンジでトロフィーを獲得しています。

そしてまた、ニュージーランド航空のエコノミークラスで、ソーヴィニヨン・ブランがサーブされているので、ニュージーランドに行ったことがある方は、このソーヴィニヨン・ブランを飲んだことがあるかもしれません。

写真は3月に行った際のニュージーランド航空のワインラインアップ。
左から2番目が、ヴィダルです。

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そういった意味で、名実ともに文句なしのワイナリーのシャルドネ、しかもラベル裏には熟成のポテンシャルが6~8年と書かれていますので、ちょうど5年目の今、味わい深いワインが飲めると期待感が高まりました。

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スクリューキャップを開けると、ほんのりと樽香、バニラのような香りが漂ってきます。

ラベル裏にかかれてあるとおり、11ヶ月間しっかり樽熟成されたシャルドネのようです。

グラスに注ぎ、回しながら香りをかいでみると、樽やバニラの香りの中にも、ハーブのような青い香りも感じることができました。

いよいよ飲んでみると、、、

あれ?硬い。。

樽やバニラの芳醇な香りはあるものの、それは一瞬、続いてシャルドネ由来のパッションフルーツのような果実味がやってきましたが、酸味と苦味がやや立ってしまって、テクスチャーが広がっていきません。

一つ一つのパーツが、ちぐはぐに音を奏でていて、それがハーモニーになっていない、そんな感じです。

ちょっとサーブ温度が低かったのかなと思い、ゆっくりと温度を上げていって、気を取り直して再飲。

今度は、冷たいときには気にならなかった果実味の後味が、もったりとしてしまって、それが樽香とアンバランスな不調和をきたしてしまいました。

そして何より、飲み終わったあとに、あまり心地いいとはいえない余韻が口の中に残りました。

うーん。。
これはもしや、、死んでしまっている!?

温度帯を変えたり、ちょっと時間を置いたりしましたが、パーツのばらばら加減は修復されず・・

大変残念な結果に終わりました。

熟成させたものではなく、当時飲んだらどんな味だったのかなぁと思いを巡らせながら、今回のテイスティングを終了しました。

ちなみに、購入後はすぐにセラーに入れてしっかり保管していましたので、保管状態は悪くなかったはずです。

少なくとも今まで飲んだチャンピオンワインの赤に関しては、どれも素晴らしかったので、シャルドネの熟成というのはまた赤とは違うのかもしれません。

ワインの難しさでもあり、面白さをまた感じた今回のテイスティングとなりました。

我妻

 

 

【過去のチャンピオンワインのテイスティングレポート】

2013年:ノーティラス・エステート「キュヴェ・ブリュットNV」

2012年:グラスホッパー・ロック「セントラル・オタゴ ピノ・ノワール2010」

2011年:ヴィラマリア「シングルヴィンヤード・ホークスベイ シャルドネ2010」

2010年:ペレグリン「ピノ・ノワール2009」

2009年:ユリヒャー「ピノ・ノワール2008」

2008年:チャーチロード「リザーブ・ホークスベイ シラー2007」

2007年:トリニティーヒル「オマージュ シラー2006」

2006年:デルタ・ヴィンヤード「ピノ・ノワール2005」

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