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ニュージーランドの旬な情報や取材報告など、タイムリーな話題を綴っています。

投稿日 : 2017.12.19 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

クーパーズ・クリーク “Razor Back” SV セントラル・オタゴ ピノ・ノワール2015 テイスティングレポート

クーパーズ・クリーク “Razor Back” SV セントラル・オタゴ ピノ・ノワール2015 テイスティングレポート

こんばんわ。

先日、アミスフィールドのピノ・ノワール2014の開栓後からの時間経過に関するテイスティングレポートを書かせていただいたところ、好評を頂きましたので、今後も時間経過を加えたテイスティングレポートをさせていただきたいと考えています。

アミスフィールドの記事はこちら

さて、今日はその第2弾としまして、クーパーズ・クリークというワイナリーの「レザーバック SV セントラル・オタゴ ピノ・ノワール2015」のレポートをお届けしたいと思います。

1980年に設立されたクーパーズ・クリーク・ワイナリーは、「ぶどうを、常にその最良のものが得られる場所で育てる」というポリシーの元、世界のおよそ20ヶ国以上にワインを輸出しています。

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輸出されたワインは、国外のワインコンテストでも高い評価を集め、数多くのトロフィーを獲得しています。

そんな彼らのワインのラインナップの中でもSV(Select Vineyards)と名のつくものは、自社畑の中でも特に厳選した畑のぶどうを使用した、最上級のワインです。

そして、実はこのワインは、日本では弊社専売で取り扱わせて頂いています。

(弊社でこういった特別なワインを取り扱う際、私もその選定に関わらせていただいています)

さて、改めてこの企画は「ワインはボトルをあけてから、何日かに分けて飲む」という人のために、ワインキーパーなどを一切使わず、通常のスクリューキャップのみで保存した状態で、どれくらい味が変わっていくかを実験したものです。

1日にテイスティングする量は、約200ml、グラス2杯分です。

徐々に減っていく中で、どのように味や香りが変わっていくかを観察しました。

<抜栓後>

グラスに注ぐと、チェリー、プラムなどの黒い果実と、ほどよいスパイス香がゆっくりと立ち上ります。非常にフルーティーで、さまざまな果実の香りが何層にも重なっています。

口に含むと、シルクのような柔らかな舌触り、そして、しっかりとしたチェリーのような果実味が口いっぱいに広がり、続いてほのかな酸味、ミネラル感、柔らかなタンニンが口の中に長く続きます。最後は程よいスパイス感でフィニッシュを迎えます。

洗練された柔らかな飲み口とバランスの取れた味わいで、エレガントなピノ・ノワールというのが印象的です。

実はこういった複雑なバランスをしっかり保った、柔らかなピノ・ノワールは、セントラル・オタゴ産としてはとても珍しいものです。

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セントラル・オタゴのピノ・ノワールの多くは、骨格が太く、しっかりとした果実味、土のような香り、そして長く続くタンニンが特徴です。一つ一つのエッセンスのエッジがすべて立っているワインと言えるかもしれません。

しかし、クーパーズクリークのピノ・ノワールは、もちろん一つ一つのエッセンスの個性はしっかりとあるのですが、すべてが調和されてまとまっているので、決して骨太とは言えないまろやかさがあります。

そのため、単体で飲んでもよし、食事にあわせてもよし、という使い勝手の良いワインなのです。

栓をあけた直後はその絶妙なバランス感と、果実の香ばしさをたっぷりと味わうことができます。

<2日目>

1日目とほとんど変わらず、エレガントな香りは一切失われていません。口に入れた瞬間に広がる果実味、舌触り、酸味、ミネラル、タンニンも、ほぼ1日目と同じです。

このワインの持つ、複雑なアロマのバランス感のポテンシャルを、2日目も十分に味わうことができました。

<3日目>

グラスに注いだ瞬間に立ち上る香りは、2日目と変わらずにほとんど失われていません。
しかし、口に入れた瞬間に広がるエッセンスには、ややバランス感が欠けてきている印象がありました。

これは、とても注意深く飲まなければ分からないかもしれませんが、最後に来る酸味とスパイス感がやや強くなってきたと感じました。

ほんの少し酸味が強くなってしまったことで、絶妙に保たれていたバランス感が少し崩れてきたのかもしれません。

しかし、逆にスパイスを強く感じるため、お肉料理には、より合わせやすい状態とも言えるでしょう。

<4日目>

さすがにグラスに注いだ瞬間の香りのエッセンスも、少し弱くなってきました。エレガントな果実味と、スパイス感が少しばらけてしまった印象です。3日までは両方が絡み合って立ち上ってきたものが、ほどけてしまった、そんな印象です。

味のほうも、さすがに少しピントがぼけてしまった感じです。3日目よりも、さらに酸味とスパイス感が強くなり、果実味が弱まった印象です。

逆にいうと、それだけ繊細なバランスの中で保たれたワインだともいえるでしょう。

<結論>

2日目までは、全く遜色や劣化なく、そのポテンシャルを最大限に楽しむことができます。
もし3日目まで残ってしまった場合は、お肉料理などと合わせて楽しむと良いかと思います。

エレガントな果実味、土の香り、ミネラル、酸味、タンニン、スパイス、すべてがバランスよく整った、セントラル・オタゴの生んだ素晴らしいピノ・ノワールです。

きっと、ピノ・ノワールの表現の奥深さを感じていただけることと思います。

ピノ・ノワールがお好きな方は、是非一度お試しいただきたい一本です。

我妻

▼クーパーズ・クリーク「レザーバック SV セントラル・オタゴ ピノ・ノワール2015」取扱い店舗

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投稿日 : 2017.12.17 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

トップリーグ 2017-2018 キヤノンイーグルス vs NECグリーンロケッツ

トップリーグ 2017-2018 キヤノンイーグルス vs NECグリーンロケッツ

12月16日(土)にニッパツ三ツ沢球技場で行われたキヤノンイーグルス vs NECグリーンロケッツの試合を取材してきました。

全ての試合に言えますが、この試合は同カンファレンス同士の対戦でトップ4をかけての負けられない試合でした!
さらにキウイブリーズ注目のアダム・トムソンが昨年までプレーをしていたキヤノンということもあり、いつも以上に気合が入っているように見えました。

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アダムはチーム最年長として攻守に渡り頑張っていました。

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バックス顔負けのパスワーク。。。

前半、NECはキヤノンのやりたい事ができないようにマネジメントしていたようです 。
エリアや規律、ディフェンスも良くやれていました。

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11番の飯山の良いタイミング(21分と41分)での2トライ。

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力強く、今後が楽しみなウィングだと思います。

後半は強い風上に立ったこともあり、思うようにエリアをマネジメントできずキヤノンのペースになってしまったことが今後の課題のように思えました。
ラグビーにはリズムがありますし、強いチームは相手のペースになったときに、いかに相手にストレスを与えられるかがNECにとって今後重要なタスクだと思います。

試合後のグリーティングでのアダム。

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多くのファンに写真やサインをしていました。スタッフから早く戻るように声をかけられても最後まで対応する姿はさすがプロだと思いました。

試合後、アダム・トムソンに試合の感想を伺いました。

とても難しいゲームでした。
キヤノンはフィジカルが強いチームですし、ブレイクダウンで我々は多くのミスをしてしまいました。
しかしハードゲームを勝利できてとても満足をしている。
我々はこの試合で必ず勝利をしなくてはいけなかったのでね!

試合後も多くのキヤノンの選手と話していたアダム。

最後の一枚は、現在でもじじいと呼び合ってふざけていたキヤノンの菊谷選手と。

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2011年ラグビーW杯で日本代表の主将としてニュージーランドとも対戦した盟友です。
菊谷選手は今シーズンで引退とのことなので、自分としても寂しい気持ちがあります。。。

本日もサントリーの試合を取材してきます!

ではでは

熊木

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投稿日 : 2017.12.13 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

「ピノ・ノワールの会」ニュージーランドワイン会開催報告

「ピノ・ノワールの会」ニュージーランドワイン会開催報告

こんにちは。

一昨日、私主催のワイン会を開催させていただきました。

毎回違うテーマで毎月開催させていただいているワイン会、今回のテーマは満を持してご用意させていただいた「ピノ・ノワール」です。

ニュージーランドのセントラル・オタゴは、世界三大ピノ・ノワールの産地として知られています。

その美味しさに感動したグラスメーカー“リーデル”の10代目は、セントラル・オタゴ専用のピノ・ノワールグラスを作らせたほどです。

今回はそのセントラル・オタゴのピノ・ノワールはもちろん、ニュージーランド各地から、6種類のピノ・ノワールを厳選し、それにあわせたお食事とともにご提供させていただきました。

乾杯の1本目は、シャーウッド・エステートの「ストラタム ピノ・ノワール2016」です。

シャーウッド・エステートはマールボロ地域の中で特にワイン生産に適しているとされる「ワイパラ・ヴァレー」に位置し、サステイナブルプログラムおよび有機栽培に取り組んでいるワイナリーです。

ニュージーランドのピノ・ノワールは、セントラル・オタゴ産だけでなく、マールボロ産も、再び注目されています。

先日の「エアーニュージーランド ワインアワード2017」でも、マールボロ産のピノ・ノワールが多く賞を受賞していました。

今回お出ししたワインには、残念ながら今年受賞したものはありませんが、それでも6本中3本は、マールボロ産をご用意させていただきました。

さて、こちらのピノ・ノワールは、美しい淡いルビーレッド色が特徴です。
非常にフレッシュで豊かなベリー果実のアロマが芳ばしく、口の中を果実味が優しく包み込みます。かすかにオークの香りが漂いますが、タンニンや酸は控えめで、非常に飲みやすいと思います。

フルーティーで綺麗な色のこのワインは、女性にとても好まれそうです。

そんなさわやかなピノ・ノワールにあわせたのは、「フレッシュグリーンサラダ」です。

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ベリー系のほのかな甘みが、グリーンサラダの苦味と程よくマッチして、さっぱりと頂けたのではないかと思います。

続いて2本目は、ブラッケンブルックの「シャングリ・ラ ピノ・ノワール2015」。

ブラッケンブルックはニュージーランド南島の町ネルソンで、非常にアロマティックなワインを生産するワイナリーで、ブドウは全てサステイナブル(持続可能)な畑で大切に育てられています。

こちらは少しブラックを帯びたルビー色で、ベリー系のアロマに加え、プラムやチェリーなどの味わいも感じられます。

タンニンやスパイスも控え目で、こちらもストラタムと同じように柔らかで飲みやすいのが印象的です。

このワインに合わせたのが「きのことチキンのフリカッセ」。

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フリカッセとは、バターでしっかりと玉ねぎを炒めながらも、白いソースで野菜とチキンを煮込むお料理です。

玉ねぎの甘さと鶏肉のジューシーな味わい、たっぷりとバターの香りをなじませたジャガイモが、ワインの持つベリー、プラム、チェリーなど黒い果実の味わいとバランスよくマッチしたのではないかと思います。

3本目はクーパーズ・クリークの「セントラル・オタゴ SV “RAZOR BACK”ピノ・ノワール2015」をお出ししました。

こちらを、リーデルのセントラル・オタゴ ピノ・ノワールグラスに注がせていただきました。

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注いだ瞬間に立ち上る、ブラックベリー、プラムなどの濃厚な果実味が、期待感を高めます。

口に含むと、非常に繊細でシルクのような口触り、そこに豊かな果実味とセントラル・オタゴの土壌特有のミネラル分、長く続くタンニン、これらがどれもすべて複雑に絡み合います。

しかしながら強いパンチはなく、あくまで柔らかで、優美。まさにアロマティックなワインと言えるでしょう。

このワインは単体で楽しんでいただきたかったため、ちょっとしたおつまみとして、チョリソーをあわせていただきました。

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こちらも辛すぎず、パンチが強すぎず、というものを選ばせていただきました。

4本目は「ジョージ・ミッシェル ゴールデンマイル ピノ・ノワール 2014」です。

ブルゴーニュのChateau de Grandmont
のオーナーであリ、醸造家であるジョージ・ミッシェルは、ニュージーランドのマールボロで、ピノ・ノワールの高いポテンシャルも見出し、1997年にジョージ・ミッシェル
エステートを設立しました。

こちらのピノ・ノワールは、まさにエレガントという表現がふさわしいワインだと感じます。ベリーの果実味、スミレの花のようなブーケの香り、チョコレートの風味など、たくさんのアロマが何層にも重なって感じられ、さらにベルベットのように本当になめらかなタンニンに包まれます。スパイス感も程よく、香りだけでずっと楽しめてしまうワインです。

柔らかでエレガント、そして伝統的なブルゴーニュの手法を引き継いでいるため、こちらのワインは、クーパーズ・クリークの対比として、ブルゴーニュのピノ・ノワールグラスに注がせていただきました。

お食事としてあわせたのは、「ほうれん草とスモークサーモンのクリームパスタ」です。

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スモークのしっかり効いたサーモンとあわせましたので、ワインとの相性もよかったのではないかと思います。

5本目は、「クラウディーベイピノ・ノワール2014」。

クラウディーベイは、ニュージーランドワインを世界に広めた立役者のひとつとなった、代表的なワイナリーです。ソーヴィニヨン・ブランが有名なクラウディーベイですが、ピノ・ノワールも非常に素晴らしいポテンシャルを持っています。

薔薇やスミレ、熟したベリーからダークチェリーやプラムなど奥行きのある様々な香りが感じられます。その上でしっかりとした骨格を持ち、オークとハーブの香りがさらに複雑味を加え、しっかりとしたタンニンとスパイス感で、長く余韻が続きます。

こちらとあわせたのが、「牛ほほ肉の赤ワイン煮込み」です。

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じっくりと煮込みました赤ワインも、もちろんピノ・ノワールを使いました。クラウディーベイの持つスパイス感が、少し優しく味付けさせていただいたこちらのお料理と良く合ったかと思います。

フィニッシュとしてお出ししたのが、「プロフェッツ・ロック Home Vineyard ピノ・ノワール2014」です。

セントラル・オタゴで唯一無二のワインを造るため1999年に創業したプロフェッツ・ロックは、いまや世界的なレストランにとって欠かすことのできないワインとなっています。世界中の有名なレストランが多く採用しているからです。

ラズベリーやチェリーの豊かな香りとスパイシーなアロマが感じられます。芳醇なアロマはシルクのように滑らかなタンニンと、バランスのとれた酸味とともに口の中で絶妙に調和され、そして長い余韻が続きます。

しっかりとしたインパクトがありながらも、重すぎず、繊細、豊かに湧き上がる複雑なアロマの数々。グラスを回しながら、ゆっくりと楽しむ。その時間がとても贅沢に思える、スペシャルなワインだと思います。

こちらにあわせたのが、「ラムチョップのステーキ マスタード添え」です。

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プロフェッツ・ロックはしっかりとした味わいがあるため、ラムもレア目に焼かせていただきました。ラムのやわらかさ、香りが残るほうが、こちらのピノ・ノワールによく合うからです。

6本全く違う表情を持つこと、ピノ・ノワールというワインの幅広さに、皆さんとても驚いていらっしゃいました。

最後に参加者の皆様で集合写真を撮影。

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今回は珍しく男性の多い会となりました。
(写真を撮ってくださっているのは女性です。全員男の方が面白いということで、その方に撮ってもらいました笑)

皆さん静かに、自分の中にかみ締めるように一つ一つのワインを味わっていらっしゃるのが印象的でした。

さて、今回で今年のワインイベントは一旦終了です。

来年もまた、特徴的で面白いワイン会、企画を作って行きたいと思います。

ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!

我妻

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投稿日 : 2017.12.11 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

トップリーグ 2017-2018 サントリーサンゴリアス vs NECグリーンロケッツ

トップリーグ 2017-2018  サントリーサンゴリアス vs NECグリーンロケッツ

12月10日(土)に秩父宮ラグビー場で行われたサントリーサンゴリアスvs NECグリーンロケッツの試合を取材してきました。
今回は、オタゴレジェンド2人(アダム・トムソンとジョー・ウィラー)の対決で注目をしていました!

前半はサントリーペースでゲームマネジメントをすることが出来ているように思えましたが、後半はノックオンやキックの判断ミスが目立ったように感じました。

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試合後に監督会見で「非常にレベルの低い試合だった。個人のミスが多すぎるし、簡単にボールを渡し過ぎ。

何度も怒られたり子供でもしない様な同じミスを繰り返していた」と沢木監督も発言していました。
次節に向けて修正し、是非ともV2を達成してもらいたいです。

試合後、アダム・トムソンとジョー・ウィラーに試合の感想を伺いました。

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■アダム・トムソン

-今日の試合はいかがでしたか?

とてもハードでした。難しい試合でした。

-なぜハードだと感じましたか?

ディフェンスの時間が長かったからです。サントリーの方がボールを持つ時間が多く、私たちはボールオーバーでのミス、ペナルティーに反省しています。規律が不十分でした。
複数のポジションや領域に対応してプレーしていかなければいけません。

最初にカメラを向けた際のアダム!このカットはキウイブリーズならでは!?

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-次の試合に向けて何が必要だと思いますか?

今日の試合はステップアップになったと思います。先週のパナソニックとの試合は、とても残念な結果となりました。
今日はとてもハードな試合で、ディフェンスは先週より良くなったと思いますが、ボールフィニッシュのチャンスに対してプレッシャーを掛け続けなくてはいけないと思います。
残り2試合、キャノンとドコモ戦では良い試合をして、シーズンを終えたいです。

■ジョー・ウィラー

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-今日の試合はいかがでしたか?

前半は良くできたと思います。集中してプレッシャーを掛けられました。
しかし、後半がスタートしてからエリアを取られフラストレーションが溜まった試合でした。しかし4ポイントを取ってセミファイナルに進めたことをポジティブに考えています。

-ブレイクダウンについてはどうでしたか?

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レフリーに聞いてもらいたい質問ですね(笑)
フラストレーションが溜まって規律を守る事が出来ませんでした。試合のビデオを見て分析したいと思っています。ブレイクダウンはサントリーの連携に関して重要なパートなので、今後修正したいと思っています。

最後にアダム・トムソンのリングはオールブラックスとして優勝した2011年W杯の優勝リングです。

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また、ジョー・ウィラーのリングは今月マールボロのセント・クレアというワイナリーで結婚式を挙げた際に交換した結婚指輪です!

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おめでとうございます!

トップリーグもあと2節、取材に行きます!

ではでは

熊木

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投稿日 : 2017.12.8 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

アミスフィールド ピノ・ノワール2014 テイスティングレビュー

アミスフィールド ピノ・ノワール2014 テイスティングレビュー

こんにちは。

先日、アミスフィールドのピノ・ノワールの新ヴィンテージ2014が届いたので、そちらをテイスティングさせていただきました。

アミスフィールドは、ピノ・ノワールの世界三大産地のひとつ、セントラル・オタゴにあるワイナリーで、サステイナブル認証を受けた自社畑のブドウを用いてワインを造っています。

2014年には、英国王室ウィリアム王子とキャサリン妃がアミスフィールドを訪問されてピノ・ノワールを試飲されたり、ワイン・スペクテイター誌にて「ニュージーランド
ベスト6 ピノ・ノワール生産者」として特集されるなど、世界から注目されるワイナリーです。

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私も今年の4月に、アミスフィールドへ訪れました。
その際のレポートはこちら

4月にテイスティングしたのは、2013ヴィンテージでしたが、最新の2014ヴィンテージがどんなものか非常に楽しみにしていました。

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早速あけてみると、スミレの香りを中心に、チェリー、プラムなど、華やかな果実の香りが非常に良い気分にさせてくれます。香りだけで長い時間、楽しんでいられるほどに、美しいフルーティーさが特徴で、これは2013よりもよりグレードが上がったかもしれません。

そして、口に含むと凝縮した果実、滑らかな舌触り、シルキーで繊細なタンニン、そしてほのかな黒胡椒のようなスパイス。それが長く口の中で続いて、ゆっくりとフィニッシュを迎えます。

2013はシスト土壌から来る、しっかりとした土の香りが特徴的でしたが、2014はよりまろやかでシルキー、バランス感が重視されて造られたように感じました。

ワイン単体でゆっくりと時間をかけて楽しむことのできる、本当に美しいワインです。

さて、今回はあまり行わない試みをしてみました。

通常、皆さんはワインのボトルをあけて、どれくらいで飲まれるでしょうか?

たくさんの人数がいれば、1本はパッと開いてしまうでしょうが、何日かに分けて飲むという人も多いのではないでしょうか。

しかし時間が経ってくると、ワインは徐々に劣化してきて、数日経ったワインが美味しくなくなって飲めなくなってしまった、という経験をされたことがある人も多いでしょう。

そこで、ワインキーパーなどを一切使わず、通常のスクリューキャップのみで保存した状態で、どれくらい味が変わっていくかを実験してみました。

<抜栓2日目>
香りは一切失われていませんでした。
繊細さ、滑らかな舌触り、濃縮した果実味、そして長く続くタンニン。すべて開封直後とほとんど変わらないことに、非常に驚きました。

<抜栓3日目>

香りも依然として豊かでフルーティーで、決してポテンシャルは落ちません。
味もほとんど変わらずでしたが、注意深く味わって飲むと、若干スパイス感が弱まり、その分まろやかに、より柔らかくなっている感じでした。

人によっては、こちらの方が飲みやすいと感じる人もいるかもしれません。

<抜栓4日目>

酸化して少し苦味が出てきた感じもありましたが、フルーティーな香りはそのまましっかり残っていました。スパイス感は3日目よりさらに弱まって、柔らかなワインとなっていました。

酸化が見られたので、4日目で完飲しました。

しかし、これだけポテンシャルが落ちないのは、本当にいいワインだという証拠ですね。

すぐに開けてしまっても、何日間かに分けてゆっくり味わいのも、どちらでも楽しめる素晴らしいワインです。

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年末年始のお祝いに、是非いかがですか?

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我妻

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投稿日 : 2017.12.5 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

サンウルブス 2018シーズンチームの発表記者会見内容

サンウルブス 2018シーズンチームの発表記者会見内容

こんにちは。

昨日はサンウルブス 2018シーズンチームの発表記者会見を取材してきました。

サンウルブスはスーパーラグビー3年目のシーズンを迎え、2018年2月24日からホーム8試合、アウェー8試合、合計16試合を戦います。

2018シーズンより、ヘッドコーチにはラグビー日本代表の監督も務めるジェイミー・ジョセフ氏が就任しました。

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記者会見の最初に、2018年から5年間掲げるチームスローガン「Go Beyond 2019」が発表されました。

Go Beyond 2019の中には、
① Go for the champion
② Go to the Rugby Park

そして2018年のスローガンでもある
Go for Top 5 in 2018

この3つのサブスローガンが定められていることも伝えられました。

続いてジェイミーヘッドコーチが、以下のように決意を述べられました。

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===
2018年のシリーズ、とにかく楽しみです。
目標はとにかくスローガンに掲げた「Go for top 5 in 2018」。
これを目指して、戦っていきます。

私たちは過去2シーズンを通じて、たくさんの経験をつんできました。
フィロ・ティアティア前ヘッドコーチから引き継いで、良いポジションにいると思います。

選手たちはこれからのシーズン、休みの少ない中でのハードスケジュール、長距離移動によって、疲労や怪我が予測されます。

その中で勝っていくのは苦労すると思いますが、これだけの強い顔ぶれのプロフェッショナル集団の揃ったチームメンバーと、シーズンを戦えるのがとても楽しみです。
===

記者より今回新たにサンウルブスに加入したラグビー日本代表キャプテン、リーチ・マイケル選手について問われると、

「代表ではキープレーヤーだが、サンウルブスでは違った役割を期待している。トータルバランスの良いゲーム展開を作るうえで重要となる、クオリティーの高い選手として期待している」

と答えていました。

また、サンウルブスの課題は「スクラム」であるとし、そこを補強する選手として、今回新たに加入したジョージア出身のジャバ・ブレグバゼ選手の役割にも期待していると話していました。

以下、今回の記者会見に参加した5選手のコメントです。

稲垣 啓太選手:

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 選手一丸となって戦っていきたい。次のシーズンこそは結果を出したい。

堀江 翔太選手:

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 代表選手としては、慣れているジェイミーコーチはやりやすい。個人目標としては、3年目を大きな飛躍の年としたい。また、ジョージア出身のジャバ選手と組んで、レベルアップしたい。

山田 章仁選手:

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 会場とチームが一体となる試合を作っていきたい。トライもひとつでも多く決めたい。

ヴィリー・ブリッツ選手:

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 サンウルブスはラグビーをとても楽しんでいるチーム。一緒に戦うことで学ぶことができる。個人的な目標としては、日本代表にも選ばれること。次のシーズン、成長して夢を叶えたい。

ゲラード・ファンデンヒーファー選手:

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サンウルブスに加われたことを嬉しく思う。スーパーラグビーでは古巣相手とも戦うが、冷静に対応する。

キモノデザイナーの斉藤上太氏がデザインした、2018シーズン特別デザインのユニフォームもお披露目され、次のシーズンに向けた熱意と決意を感じた会見でした。

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トップリーグもさることながら、スーパーラグビーも2018シーズン、目が離せそうにありません!

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なお、ジェイミー・ヘッドコーチは、ニュージーランドのオタゴ出身です。
オタゴといえば、ラグビーだけでなく、ワインもとても有名な地域です。

スローガンを達成された暁には、弊社専売で取り扱っている、クーパーズ・クリークのセントラルオタゴ産のワインを贈りたいものです。

我妻

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Kiwi Breezeの更新情報です。

登録日 : 2018.5.8

NZフレンズに「Clive Jones」をアップしました!!

登録日 : 2018.4.10

NZフレンズに「野村祥恵」をアップしました!!

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