イギリス生まれ。1972年ニューキャッスル大学造船学部ボートデザイン学科卒業後、ノーサンバーランドに移住し10年間森林管理者として働きながら、家具作りを独学する。その間、彼の作品はイギリス各地の美術館やギャラリーに展示され、賞賛を受ける。
1981年、全財産をはたいてヨットを購入し、妻と共に5年間かけ世界中を航海。1985年にニュージーランドへ辿り着くと、そこで再び家具の製作を始め、カヌーのようなフォルムのデザインチェアシリーズ「Canoe chair 1989」を作り始める。現在この作品は、ニュージーランド大使館のエントランスロビーに保管されている。
2001年に国際展示会のミラノ家具フェア「Salone Satellite」に、デザイナーグループ「Pacific Edge」(シドニー出身のデザイナーRuth McDermottとEde Wongと結成)として出展。グループとして受賞し、自らの作品「Body Raft」も大絶賛される。 2002年にはイタリアのデザイン家具専門店「Capellini」との独占契約を結び、大きな転機となる。
David Ttubridgeの家具やライトシェードのほとんどは、オセアニアなど南半球に生息するHoop Pine(ナンヨウスギ)が材質に用いられており、そのデザインには彼が大学で学んだ船舶設計が役立っている。
近年では、ヨーロッパ、アメリカ、アジア、オーストラリア、そしてもちろんニュージーランドなど世界中のメディアが注目するようになり「Interni」「Abitare」「Intramuros」「Wallpaper」「Time」「Elle Decor」「Vogue」などの国際的デザイン雑誌にも頻繁に掲載されている。