投稿日 : 2017.11.19 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク
オーガニック栽培で作られたニュージーランドの“オレンジワイン”
こんにちは。
突然ですが、オレンジワインって知ってますか?
お恥ずかしい話、初めてオレンジワインという名前を聞いたとき、私はオレンジで作られたワイン、もしくはオレンジの皮のエッセンを使ったワインなのかなと思いました。
白ブドウを原料に、赤ワインの製法を用いて造られたワインが“オレンジワイン”なのだそうです。
通常、赤ワインは皮ごと醸造し、白ワインは皮や種を取り除いて醸造します。
オレンジワインとはつまり、白ブドウの皮や種も一緒に仕込むことで、皮の持つ香りや、渋味などを伴う複雑な味わいのワインなんです。
白、赤、ロゼに続くワインとして、今注目を浴びています。
そんなオレンジワインですが、今回ニュージーランドでそのワインを製造している「アントマッケンジーワインズ」というワイナリーの「クラフトファーム
ホームヴィンヤード ローズヒップ」というワインをテイスティングさせていただきました。
アントマッケンジーワイナリーは、アント・マッケンジー氏がオーガニック栽培(現在ビオグロ認証の申請中)をベースに、亜硫酸の使用も極少量に抑えて、葡萄由来のエネルギッシュなフレーバーと凝縮感をワインに表現しているのが特徴です。
クラフトファーム ホームヴィンヤード
ローズヒップ2016は、ゲヴュルツトラミネール、ミュスカ・プティグラン、アルバリーニョ、ピノグリの4つのブドウ品種のブレンドで造られたワインです。
注いだ瞬間から立ち上る香りは、ゲヴュルツトラミネールのニュアンスが強く、白い花やグレープフルーツのようなフルーティーな甘い香りが鼻に広がります。
続いて口に含んでみると、花のような甘い香りとともに、ローストしたナッツのような複雑なニュアンスも感じ、続いてピノグリの持つ洋ナシのような南国の香りが後からやってきて、幾層もの味わいを楽しむことができました。
ゆっくりと味わってみると、白ブドウの皮をかんだときに出てくる苦味のような、そんなエッセンスも感じましたが、決してそれが嫌な味わいではなく、むしろそれが洋ナシのようなフルーティーな甘みと相まって力強いテクスチャーとなり、非常にリッチで長い余韻を作っているのだなと感じました。
実際のフードには合わせていませんが、シーザーサラダ、生春巻き、えび料理、軽いエスニックの料理など、幅広くたくさんのフードに合いそうです。
今回このワインはファーストリリースで、たった800本しか造られていません。
しかも日本には120本しか入ってきていないので、大変貴重な1本だったのですが、今回運よくテイスティングさせていただけました。
フルーティーな香りに加え、甘みと苦味、力強いテクスチャーは、やや好みが分かれるかもしれませんが、私は美味しいなと感じました。
120本限定なので、すぐに売切れてしまうかもしれませんが、弊社でも取り扱っていますので、新感覚のオレンジワイン、是非この機会に試してみてくださいね。
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我妻
タグ : アントマッケンジーワイナリー, オレンジワイン, ニュージーランドワイン