投稿日 : 2017.12.30 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク
大沢ワインズのデザートワイン「レイトハーベスト ゲヴュルツトラミネール」
こんばんは。
先日、「大沢ワインズ」の「プレステージコレクション レイトハーベスト ゲヴュルツトラミネール」をテイスティングさせていただきました。
ヴュルツトラミネールって何だか難しい単語ですよね。。聞いたことはありますか?
ゲヴュルツトラミネール(Gewurztraminer)は、フランス東部のアルザス地方の代表品種のひとつで、強く上品なアロマを特徴とするこのワインは、リースリング、ピノ・グリとともに、アルザスを代表する高級白ワインです。
また、Gewurzとはドイツ語で香辛料の意味で、ライチの香り、グレープフルーツ、藤色のバラの香りとも表現される非常に強いアロマを持っています。実際に科学的に分析しても、ライチと同じ香り成分が含まれているそうです。
通常は引き締まった辛口で造られますが、ぶどうを遅摘みにしたり、貴腐化したぶどうを手摘みすることにより、甘口の超高級デザートワインも造られています。
そんな辛口から高級デザートワインまで幅広く作ることのできるゲヴュルツトラミネール、実はニュージーランドでも生産されているんです。
先日、そんなゲヴュルツトラミネールを手がける、大沢ワインズのデザートワインをテイスティングしました。
そのレポートの前に、大沢ワインズのご紹介を少しだけ。
「海外で農業をしたい」という長年の夢を実現すべく、色々な農業国を視察した結果、ニュージーランドでワイン造りを始めることを決意した大沢泰造氏。「安全で美味しいワイン造りは、最高のぶどうを作る事から始まる」という信念の元、自社畑で大切に育てられたブドウを用いて、最高級のワインを作っています。いまやニュージーランド国内はもちろん、世界でも注目されている日本人の生産者の一人です。
そんな大沢ワインズの「プレステージコレクション レイトハーベスト ゲヴュルツトラミネール」。
グラスに注いだ瞬間から強く立ち上る白桃やマンゴー、完熟したパイナップルのような香りとニュアンスが感じられ、一口飲んだだけでその芳醇な香りと甘さに、至福の豊かさを感じることができました。
ただ甘いだけではなく、複雑なアロマとスパイス感、そしてまろやかな口当たりと、非常に完成度の高いワインです。
美味しい料理を堪能した後に、最後に飲む一本として、最高のものになると思います。
さて、こちらのワイン、単体で飲むのももちろん素晴らしいのですが、どんなものとマリアージュさせたらいいでしょうか。
今回、実験的に以下のものとあわせてみました。
・完熟マスカット
・チーズ6種類
カマンベール
ゴーダチーズ
テロワール
パルミジャーノ・レッジャーノ
ミモレット
熟成チェダー
当初は甘さがあるので、マスカットが最も合うかなと思ったのですが、逆にマスカットの酸が立ちすぎてしまい、お互いのよさを殺してしまい、あまり良くないマリアージュとなりました。
これはとても面白い発見でした。
次にチーズですが、結論から言うと、ハードタイプのチーズ(パルミジャーノ・レッジャーノ、ミモレット、チェダー)の方がよく合いました。
ハードタイプのチーズをかじりながら合わせるのも、最高のワインです。
このワイン、本当に素晴らしいので、来年最初のワイン会でもお出しさせていただく予定です。
ご家庭でも、おもてなしとして最高の一本となるはずですので、良かったら是非お試しくださいね!
今年も大変お世話になりました!
また来年もワイン会や本ブログ等でお目にかかります。
どうぞよろしくお願いします。
皆様、良いお年をお迎えくださいませ。
我妻
タグ : ゲヴュルツトラミネール, ニュージーランドワイン, 大沢ワインズ