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ニュージーランドの旬な情報や取材報告など、タイムリーな話題を綴っています。

投稿日 : 2018.4.1 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

ニュージーランドワイン会「ロゼ」の会

ニュージーランドワイン会「ロゼ」の会

こんにちは。

ニュージーランド滞在の記事の途中ですが、帰国してからの活動も書かせていただきますね。
30日は毎月恒例のニュージーランドワイン会でした。

毎回違うテーマを決めて開催しているこちらのワイン会、今回は桜が満開になった東京で「ロゼ」をテーマに行いました。

ロゼワイン、日本では桜のこの時期しかあまり飲まれませんし、海外から入荷されているロゼワイン自体もとても少ないのが現状です。

しかし、ニュージーランドではどの酒屋さん、スーパーマーケットでも年中ロゼコーナーがあるほどに、ロゼは定番の人気商品で、多くのワイナリーがロゼワインを造っています。

なぜロゼがそれほどまでニュージーランドでは人気なのか、今回ワイン会をやってみて改めて確信を得たことがあります。

それは、「美味しい・飲みやすい・きれい・食事に合わせ安い」の四拍子が揃っているからなんだと思います。

というわけで、今回お出ししたワインと料理について、簡単に説明させていただきたいと思います。

今回、お食事は全て春を感じさせるものを考えました。

1)シレーニ・エステート スパークリング・キュヴェ・ロゼ[NV]×春野菜の蒸し物~ジェノバソースを添えて~

日本で一番売れているニュージーランドワイン、シレーニ。
シレーニでは多くのワインを作っていますが、チーフワインメーカーは、メルローの醸造が得意で、このロゼスパークリングも、メルローから作られています。

ほんのり甘く、爽やかなこちらのロゼは、乾杯にもってこいです。

あわせていただいたのは、たけのこ、グリーンアスパラ、ホワイトアスパラ、えんどう豆など、春野菜を中心に彩らせていただいた温野菜です。

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バジルを使ったジェノバソースが、キリッとしたロゼスパークリングに良くあったのではないかと思います。

2)シレーニ・エステート セラー・セレクション ソーヴィニヨン・ブランロゼ 2016 & 2017 × 梅とささみの春巻き

同じくシレーニの送るロゼワイン。こちらは日本の桜にインスパイアされて造られた、日本限定のロゼワインです。桜のラベルがとてもかわいいんです。

ソーヴィニヨン・ブラン主体という、とても珍しいロゼワインで、ソーヴィニヨン・ブランの柑橘系な味わいに、ほのかに感じるピノ・ノワールのベリーの味わいがとっても飲みやすい一本です。

実は今回、2016年ヴィンテージも手に入れることができたので、飲み比べをしていただきました。

色もアルコール度数も違いますし(左が2016でアルコールは12.5%、右が2017でアルコールは11.5%)、味も2017の方がマイルドで、2016の方がソーヴィニヨン・ブランのライムのようなアロマをより強く感じました。

お食事のご提供は、今回はさっぱりとした、梅とささみをあわせた春巻きを作ってみました。春を巻くと書いて、春巻き。素敵な響きですよね(笑)

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揚げたてのサクサク感と、香ばしさが、フレッシュなソーヴィニヨン・ブランを主体にしたロゼによく合ったと思います。

3)グラハムノートン ピンクデザイン ロゼ 2017 × ミネストローネ+菜の花と海鮮の卵とじ

グラハムノートンは、ニュージーランドで有名なワイナリー「インヴィーヴォ」の送るブランドのひとつです。

こちらのロゼは、2がソーヴィニヨン・ブラン+ピノ・ノワールだったのに対し、ピノグリ+ピノ・ノワールという組み合わせで造られたワインです。

ピノグリの持つフルーティーさ、メロンやパッションフルーツのような甘い果実味がしっかりと生きていて、後からピノ・ノワールの持つベリーの香りが合わさります。とても飲みやすく、アロマティックなロゼでした。

シレーニとの対比も面白かったと思います。

お食事は、ミネストローネと、菜の花をアレンジした炒め物。

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さっぱりとしたワインで、ピノグリ主体なので、どんなお食事にもあわせやすいですが、ゆっくりと煮込んで野菜の味わいを引き出したスープと、春の代名詞、菜の花のお料理をご提供させていただきました。

4)ブラッケンブルック ネルソン ロゼ 2017 × 蒸しハンバーグ~春キャベツを添えて

ブラッケンブルックは、非常にアロマティックなワインを生産するブティックワイナリーです。

シレーニ、グラハムノートンが白ブドウ品種のブレンドであるのに対し、こちらはピノ・ノワール100%で造られています。

色合いも今回のワインの中では一番赤く、イチゴの爽やかな果実のニュアンスが広がります。同時にとても心地の良い酸を感じることができ、その酸がやさしい甘みをより立体的に引き立ててくれていて、ピノ・ノワールのフレッシュ感を凝縮した、見た目も香りもとても美しいロゼワインです。

こちらには、さっぱり仕上げたお肉料理をあわせていただきました。

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5) 大沢ワインズ フライングシープ ロゼ2013 × スモークサーモンとマッシュルームのクリームパスタ

最後の一本は、ニュージーランドでワインを手がける日本人、大沢泰造さんの作る、ロゼワインです。
熟したイチゴやラズベリー、花の香りが満ち溢れるロゼワインで、果実本来のフレッシュな味わいと、キリっとした後味が特徴で、今日のワイン会の最後を飾ってくれました。

とてもお食事に合わせ安いワインですが、締めの一品として、スモークサーモンのパスタをご用意いたしました。

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サーモンピンクと、ロゼのピンク、見た目も楽しんでいただけたのではないかと思います。

最後に恒例の記念撮影。

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桜だけでなく、皆さんの笑顔もたくさん花開いた一日となりました。

ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。

我妻

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