投稿日 : 2018.11.15 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク
ニュージーランドワインの巨匠 アタ・ランギ ピノ・ノワール垂直試飲会
先月のことですが、記事を書く時間がなかなかとれず、今になってしまいました。
アタ・ランギは、1980 年にクライヴ・ペイトンと妻のフィル、クライヴの妹アリソンと夫のオリバー・マスターズの4人によって設立されました。
クライヴはマーティンボローの外れに5ヘクタールの痩せた牧草地を購入し、ピノ・ノワールのほかカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、シラーを植えました。
そこは”マーティンボロー・テラス”と呼ばれる、砂利に覆われたシルト粘土壌で、約20メートルの深さまで水はけのよい地層がつづき、凝縮したブドウが実ります。
”テラス”の評判はすぐさま広まり、マーティンボローはニュージーランドを代表するピノ・ノワールの産地として認知されました。
アタ・ランギでは殺虫剤、化学肥料、除草剤などは使用せず、サステイナブルと一部バイオダイナミック農法を取り入れており、ワイナリーは環境マネジメントシステムISO14001 に認定されています。
ちなみにウェリントンで開催されたインターナショナル・ピノ・ノワール2010において、アタ・ランギはNZピノ・ノワールにおける「グラン・クリュ」「もっとも偉大な成長」と称賛した“Tipuranga Teitei oAotearoa”賞を受賞しました。
ワインメーカーのヘレン氏の来日にともない、アタ・ランギの代表格でもあるピノ・ノワール2種類の2013年から2016年までのビンテージを飲み比べました。
ピノ・ノワールとマクローン・ビンヤードピノ・ノワールの土壌の違いや環境などの説明があり、ブラインドテイスティングでビンテージを当てるクイズを行いました。
自分は2か所間違えてしまいましたが、とても貴重な経験となりました。
垂直試飲をすると、ビンテージによって畑の違いやテロワールの違いがわかり、お客さんに説明しやすくなりました。
来年に日本で開催されるラグビーW杯に、アタランギのオーナーであるクライヴが来日するとのことですので、タイミングが合えばぜひお会いしたいと思っています!
楽天ブリーズオンラインショップでは、現在アタ・ランギを取り扱っております。
もしよかったらこちらを一度覗いてみてください。
ではでは
熊木
タグ : アタ・ランギ, ニュージーランドワイン, マーティンボロ