2月23日(土)に秩父宮ラグビー場にて行われたスーパーラグビー 2019 ROUND2 サンウルブズ vs ワラターズの試合を取材してきました。
結果は、昨日のキャプテンズランの記事で書いた通りの僅差で、31対30でワラターズがサンウルブズを下しました。
本当に悔しい試合でした。試合終了間際までワラターズを追い詰めるも、惜敗。
今季初の勝ち点1を獲得しました。
しかしながら、次につながる一戦だったのではないでしょうか!?
この試合で注目したのは、不動の10番と言ってもいいヘイデン・パーカー。
キック成功率は秩父宮ラグビー場で100%と、いまだ外したことがないというキックの名手ですが、注目しているのはどのようにゲームマネジメントをするかについてです。
ハイランダーズでプレーしていた時よりも、年々体が大きくなっているように思えます。
当初はディフェンスがあまり良くなかったため、スターティング15に選ばれなかったこともありましたが、ワラターズのロックの選手を一人で止めたりと、今ではディフェンスも素晴らしい選手になっていました。
もう一人は、スーパーラグビーデビューで自分の地元ダニーデンにあるオタゴボーイズハイスクールを卒業した、トム・ロウです。
オタゴボーイズハイスクールは、ヘイデン・パーカーや今季キャプテンを任されているクレイグ・ミラー、元オールブラックスキャプテンのリッチー・マコウも卒業している高校で、自分が卒業したキングスハイスクールのライバル校でもあった高校です。
まず、セレクターは素晴らしい選手をサンウルブズに連れてきたと思います。
スーパーラグビーでの経験がない選手で注目はしていましたが、どこまでできるかは未知数な選手です。フィジカルの部分でもチームへの貢献をしていましたし、なんといってもデビュー戦で初トライ!
持っている選手だと思います。
また、ロックの選手ですがバックスみたいな俊敏な動きもあったので今後が楽しみです。
試合後、昨年の同じ試合で注目したワラターズのバーナード・フォーリーに本日の試合の感想をもらいました。
試合は、サンウルブズが勝てた試合だっただけに、残念な結果でした。
コンディション面でサンウルブズが優勢に立ち、ホームアドバンテージを最大限に生かすことができたのではないでしょうか。
また、シャークス戦からのスクラムの修正力には正直驚きました。
ワラターズには多くのワラビーズ(オーストラリア代表)がいる中での、ターンオーバー。
見ていて今後に期待が持てる内容でした。
しかし、試合後にキャプテンのクレイグ・ミラーとエドワード・カークは迎えの車に乗り、病院へ検査に向かいました。
クレイグ・ミラーは「次の試合には間に合う」と言っていましたが、どうなるでしょうか。。。
カークは無言だったので、重症でないことを願っています。公式からの発表を待ちたいと思います。
今回の試合では、ヘッドコーチであるトニー・ブラウンは日本代表合宿の方に帯同のため、スコット・ハンセン アシスタントコーチがヘッドコーチ代行を務めました。
そのため、トニーは不在だと思っていたら、翌日がオフのためチームを見にきていてびっくりしました!
トレードマークであるハンチング帽をかぶっていました。
そして自分を見つけて、親指を立てるお馴染みのポーズをとってくれました!
明日の記事では、ワラターズのバーナード・フォーリーと、サンウルブズのヘイデン・パーカーとトム・ロウへのインタビューを書きたいと思います!
全てキウイブリーズ独占インタビューなので、どうぞお楽しみに。
ではでは
熊木
タグ : サンウルブズ, スーパーラグビー, トム・ロウ, バーナード・フォーリー, ヘイデン・パーカー