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ニュージーランドの旬な情報や取材報告など、タイムリーな話題を綴っています。

投稿日 : 2024.5.6 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 ディビジョン3 第15節 日野レッドドルフィンズ vs 清水建設江東ブルーシャークス レポート

NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 ディビジョン3 第15節 日野レッドドルフィンズ vs 清水建設江東ブルーシャークス レポート

5月5日(日)に武蔵野市立武蔵野陸上競技場にて行われた、NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 ディビジョン3 第15節 日野レッドドルフィンズ vs 清水建設江東ブルーシャークス を取材してきました。

ともに1年でD2へ昇格を決め、日野レッドドルフィンズはすでにD3優勝が決定しています。
清水建設江東ブルーシャークスは今季日野レッドドルフィンズに2敗しているため、最終節でリベンジを狙います。

キウイブリーズが注目するのは、清水建設江東ブルーシャークスのリマ ・ソポアンガ
オールブラックスとサモア代表キャップを持ちハイランダーズのレジェンドです。

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ケイン ・ハミントン

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以前インタビューでも聞きましたが、彼らが若い頃から一緒にプレーしているため、良いコンビネーションが期待できます。

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前半10分日野RD川井のトライで先制すると、29分までに合計4トライを決め26-0と大幅にリードします。FWが強くスクラムも良かったですし、突破力がありました。
江東BSは日野RDの激しいプレッシャーもあったと思われますが、反則が多くイエローカードにより一時は13人となる時間帯もあり苦しい展開に。

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それでも耐え抜き、前半37分と41分にトライを決め26-14で折り返します。
前半終了間際にトライが取れたのは大きかったです。チームに勢いをもたらしたと思います。

後半に入っても流れは江東BSでした。
4トライを決め、試合終了間際の日野RDの猛攻を防いで後半は無失点に抑えました。

試合は、38-26で清水建設江東ブルーシャークスが逆転勝利しました。

プレーヤー・オブ・ザ・マッチはオルビン・レジャーでした。

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また、コンラッド・バンワイクはディビジョン3で得点王(156得点)と最多トライゲッター(11トライ)となりました!シーズン通して素晴らしい活躍でした。

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記者会見でのコメントの一部を紹介します。

清水建設江東ブルーシャークス 仁木監督

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「前半立て続けに取られた時はどうなるかと思っていたが、先週良い勝ち方をさせてもらったのでその流れもあって最後粘り強くやってくれたと思う」
「前半最後に取れたのがチームとして勢い付く大きいトライだった。ハーフタイムに立川含めて全員が各々声を掛け合っていたので、特にこちらから指示することなく選手たちが自立しているところを見て成長を感じた。

それがああいう逆転に繋がったんじゃないかなと」

立川キャプテン

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「前半ペナルティがすごく多かった。レフェリーとの解釈が合わずに、自分たちで首を絞めるようなことになってしまった。そこがすぐに修正できなくてスコアを3つくらい重ねてやっとはじめて修正できた。

(2人シンビンになり)13人になってもあまり気にせずに13人の時間をどう過ごそうかなと考えたくらい。

スクラムも押されていたしディフェンスしていてもどんどんゲインされていたけどそれは13人ではどうしようもないので時間が過ぎてからが勝負だと思っていた。結果として前半13人の時間があったのにもかかわらず12点差で折り返したので、後半全然いけるぞと逆に自信になった」

日野レッドドルフィンズ 苑田ヘッドコーチ

前半2トライ差で後半無得点だったことについて

「前半からブレイクダウンのところで相手の良いプレッシャーを受けていた中、相手の上手いアタックや良い精度のキックがあったりしてアンラッキーな部分がありなかなか自分たちの攻撃が継続してできる場面が少なかったのも大きかった。彼らは前半最後トライを取ってその勢いのまま後半自分たちはいけるんだと想いが強くなって自信を持ってプレーしていたと思うので、我々がそれを断ち切ることができなかったのがこの点差になった。9(ケイン・ハミントン )10(リマ・ソポアンガ )12番(オルビン・レジャー)の選手を中心に良いアタックの部分もあった。それは想定内ではあったが、彼らの精度が良かった」

試合後に独占インタビューしました。

ケイン ・ハミントン

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Q. 今日の試合はどうでしたか?
A. 今日はとても暑かったです。最初の25分はかなり難しかったです。いくつかの反則をしたことによって勢いを失い、26-0で負けてしまった。でもハーフタイム前のトライは大きな助けになりましたね。その後はお互いに勢いが出てきた。僕たちは大丈夫です。

Q. いつニュージーランドに戻るのですか?
A. 5月14日の予定です。

リマ ・ソポアンガ

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Q. 今日の試合はどうでしたか?

A. 本当に難しい試合でした。明らかにスタートは良くなかったけど、最終戦だから失うものは何もないという気持ちで、波に乗れたと思います。選手たちにとっては自信に繋がったし、みんな本当にいいチームだとわかっています。今日はとにかく楽しんでラグビーをすることができたし、その結果、30点ものオッドポイントを獲得することができました。

Q. 来シーズンに向けて、さらに何が必要ですか?

A. カテゴリーAの選手が何人か必要かもしれないね(笑)それと、もっと選手たちが一緒に過ごす時間が必要だと思います。自分たちのゲームに取り組む時間を増やし、自分たちのゲームのディテールなどを理解する。でも、うまくまとまってきているし、来年はいいラグビーができることを期待しています。

2人とも来季もブルーシャークスでプレーすることが決まっているので、ディビジョン2でも活躍を期待しています。

試合後ファミリーと一緒にいたので撮らせてもらいました。いい笑顔です!

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来週11日(土)には清水建設江東ブルーシャークス ファン感謝祭2023-24が行われます。

自分もファンクラブ会員なので、プライベートで参加してきます!

ではでは

熊木

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投稿日 : 2024.3.18 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 ディビジョン1 第10節 交流戦 東芝ブレイブルーパス東京 vs 三菱重工相模原ダイナボアーズ レポート

NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 ディビジョン1 第10節 交流戦 東芝ブレイブルーパス東京 vs 三菱重工相模原ダイナボアーズ レポート

3月17日(日)に秩父宮ラグビー場にて行われた、NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 ディビジョン1 第10節 交流戦 東芝ブレイブルーパス東京 vs 三菱重工相模原ダイナボアーズ を取材してきました。

試合前には、視察のために来日しているオールブラックスのスコット・ロバートソンHCが取材に応じました。

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「オールブラックスの選手が日本でプレーしているところを見に来ました。またコーチ陣にもニュージーランド出身の人が多いので話をしに来ました。日本には1週間滞在して明日帰国します。東芝、トヨタ、神戸などの試合を見ました。
現状の代表選出資格については変更はないと理解しています。リッチー・モウンガは日本でもとても良いプレーをしていると認識しています。日本での契約が3年契約なので、2027年ワールドカップに出られるなら選考を考えたいです。
日本のラグビーはスピードがあって質が高いプレーをしていて観客も多いのが印象的です。特にコロナ禍以降フィールド内外でレベルが上がっていると感じますし、選手たちもそう言っています」

(サバティカル後にニュージーランドへ帰ると、日本はフィジカリティが高くないのでマイナスになる評価も以前はあったがという問いに対し)「日本のラグビーはスピードに乗っていて、フィジカル面でも激しい試合だなと思いましたが、特に嬉しいのが選手が良いコンディションでプレーできていることです。スタッフからとても良くケアされていると思いますし、コーチ陣も良いコーチングを選手に与えてくれています。大切なことは、ニュージーランドに戻った時に良いコンディションでいることです」!

視察中、ラグビー日本代表監督のエディージョーンズとの談笑場面。10月横浜で行われるテストマッチの話しでもしてたんでしょうか。

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かなりレアな写真ではないですか!?

キウイブリーズが注目するのは、東芝ブレイブルーパス東京のシャノン ・フリゼル

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三菱重工相模原ダイナボアーズのマリノ ・ミカエリトゥウ

Canon EOS 7D Mark II (291)

ともに昨季までハイランダーズでプレーしていた2人のNO8対決です!

Canon EOS 7D Mark II (451)

ハイランダーズNOでも266と267と同期の二人。

なお、マリノ ・ミカエリトゥウは加入後初のスターティングメンバーでの出場です。

前半立ち上がり試合のペースを握ったのは、BL東京でした。
風下でも攻撃のテンポが良く、持ち前のフィジカルの強さでプレッシャーをかけていきます。

前半10分に先制すると、その後3トライが決まり、24点と大きくリードします。
なお25分のトライはシャノン・フリゼルでした!

リーグワン通算7トライ目です。

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しかし徐々に流れを自分たちのものにして敵陣深くまで入り込んだ相模原DBが32、34分に連続トライを決めて10点差に迫ります。
前半終了前にピンチのシーンはあったものの、防ぎきりました。

前半は24-14でBL東京がリードして折り返します。

後半9分に相模原DBは2人シンビンになり、13人と数的不利に。。。
2トライを許し点差はさらに開いてしまいましたが、それでも粘りあるプレーを見せてくれました。

そして後半28分マリノ ・ミカエリトゥウがリーグワン初トライ・初得点を決めました!

Canon EOS 7D Mark II (378)

後半になるにつれゲームにも馴染んで来ているように思えたので試合時間が長くなればもっとフィットすると思います。

Canon EOS 7D Mark II (342)

試合は、41-19で東芝ブレイブルーパス東京が勝利しました。
9勝1敗で2位をキープしています。

プレーヤー・オブ・ザ・マッチはリッチー ・モウンガでした。

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視野が本当に広い選手でキックも正確でした。

試合後にはシャノン ・フリゼルとマリノ ・ミカエリトゥウが話していました。

Canon EOS 7D Mark II (488)

試合後ミックスゾーンでマリノ ・ミカエリトゥウが囲み取材に応じました。

Q. 後半自身もトライを決め、チームとして立て直していました

A. 前半は自分たちのミスが多すぎましたが、後半自分たちが修正できて、ベンチメンバーもいいインパクト・いいテンポを持ってきてくれ、時には後半自分たちに相手もついていけないプレーもあったと思うので、そこはインパクトプレイヤーのおかげかなと

Q. 80分プレーするのは初めてでしたがコンディションは

A. 練習試合含めて日本に来てから初めての80分間のプレーで、前回出たのがニュージーランドにいた時でした。コンディションは整っていてついていくことはできましたが、日本の方がニュージーランドよりもスピードのあるラグビーなのは間違いないですし、ビッグネームの選手もいっぱいいます。自分としてはスタートから入った方がゲームの流れを感じられてそれに合わせることができますが、後半から入るとベンチからやらないといけないので、そういう面ではスタートからの方がやりやすいです

Q. ブレイブルーパスに仲のいい選手はいますか

A. シャノン ・フリゼルです。同じタイミングでハイランダーズに入り、日本に来たタイミングも同じなので。試合後には、また家族同士で会おうという話もしました。違う国でも自分の友達とまた会えるのが嬉しいです

Q. オールブラックスのスコット・ロバートソンHCが来ていましたが何か話しましたか

A. 中で会ったので挨拶はしましたが、自分より他の選手たちやオールブラックスの準備に集中していると思いますので、自分はそんなに気にしなかったです

Q. 日本に来て成長を感じる部分は

A. いろいろありますが、1番は新しい国で違う言語でプレーするというところと、自分たちのチームには社員として働きながらプレーする選手がいて、自分はプロの世界しか知らない中、皆が仕事しながら身体を犠牲にしてハードワークしてくれているのでそこは感謝しかないですし、皆がすごいと思っています

Q. 覚えた日本語はありますか

A. 「大丈夫」

Q. これからの目標は

A. 一瞬一瞬バトルに勝てるように頑張るだけです。もっと長く試合に出たいというのもありますが、チームのために何でもします。日本のラグビーは自分に向いてると思うので、それを皆に見せたいです

なお、本人に聞いたところ、ダイナボアーズとは3年契約とのことです。
チームメイトのジャクソン ・ヘモポのように長く日本でプレーしてくれたら嬉しいです!

ではでは

熊木

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投稿日 : 2024.2.5 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

クロスボーダーラグビー2024 第1戦 東京サントリーサンゴリアス vs ブルーズ レポート

クロスボーダーラグビー2024 第1戦 東京サントリーサンゴリアス vs ブルーズ レポート

2月3日(土)に秩父宮ラグビー場にて行われた、クロスボーダーラグビー2024 第1戦 東京サントリーサンゴリアス vs ブルーズ を取材してきました。

昨季リーグワンでトップ4だったチームとスーパーラグビーのチームが対戦する、クロスボーダーラグビー2024。第1戦は東京サントリーサンゴリアスとブルーズの対戦です。
スーパーラグビーは2月23日に開幕するので、ブルーズにとってはプレシーズンマッチとなります。
ラグビーワールドカップ2023フランス大会でオールブラックスの一員としてプレーした選手も今回来日していますが、第1戦ではメンバー外となっています。

試合前に行われたイベントのため来場したトヨタヴェルブリッツのアーロン・スミスとボーデン・バレット

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アーロン・スミス「スーパーラグビーはプレシーズンの終盤なので、展開の早いタフな試合になることが予想されますが、ニュージーランドの質の高いラグビーを見せてくれることでしょう。オールブラックスの選手もたくさんいますし、若い才能あるプレイヤーも見てほしいです」

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ボーデン・バレット「ブルーズはコーチ陣が新しく変わったので、どういうパフォーマンスになるのかワクワクしながら見ていたいと思っています」

さらにアーロン・スミスは「来年はハイランダーズに来て欲しいです!」と言っていました。

試合開始からペースを握ったのはブルーズでした。
立ち上がりに攻め続けて前半4分に先制すると、その後も9分、15分と連続トライを決め圧倒します。

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前半20分すぎからようやく東京SGが敵陣に入り攻撃を仕掛けていき、30分に松島のトライが決まりました。

前半は19-7でブルーズがリードして折り返します。

リーグワンのチームがどのくらいできるのか、正直予想していたよりもずっと実力差を感じました。ブルーズはまだシーズン前ではありますが、これが世界トップレベルのアタッキングラグビーなんだなと思いました。

後半に入ってからもペースを握ったのはブルーズでした。後半3分、6分と連続トライでさらに点差を離していきます。

後半メインスタンドでハイランダーズのレジェンドの2人トニー・ブラウンとアーロン・スミスを発見!

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どんな話をしていたんでしょうか…?

入場者数は13,278人でした。

後半4トライを決めたブルーズに対し、東京SGは敵陣深くまで入るも決め切ることができず無得点に終わりました。

試合は、43-7でブルーズが勝利しました。

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POMはブルーズの13番コーリー ・エヴァンズ でした。

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まだ23歳と若くこれからが楽しみな選手の1人です。

また、10番のスティーブン・ペロフェタ

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パスを出す位置やタイミングが良くスキルの高さはもちろん、ゲームメイクが上手かったです。以前オールブラックスに選出され来日していましたが、今後オールブラックスの10番を争う1人となる可能性が高いです。

また、東京サントリーサンゴリアスはニコラス・サンチェスと交代で入った高本 幹也が視野が広くキックも良かったと思いました。将来的に日本代表のメンバーに入ってくるんじゃないでしょうか。

試合後の記者会見でバーン・コッターHCは、「7週間ほど練習をしてきて今日ゲームプランを実行する形で、自分たちがどのくらいできるのか確認することができました。私たちにとってベストな状態は前に進むことなので、前半それが上手くできていたと思います。それが今日の結果に繋がりました」

東京サントリーサンゴリアスの田中澄憲監督は、実際にプレーして感じた差について「最初の20分は受け身だったと思います。ボールを持つ時間が少なかったですが、ディフェンスの中でどうボールを取り返すか、アグレッシブにラインを上げるとか、どういうアタックをするかを試合の中盤まで出来なかったので、最初からできるマインドをしっかりと身につけなくてはいけないです」と話しました。

ブルーズは来週2月10日はニッパツ三ツ沢球技場にて横浜キヤノンイーグルスと対戦します。

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ラグビーワールドカップ2023フランス大会のメンバーだったケイレブ・クラークが出場する可能性があるという話も記者会見でありましたので、楽しみです。

次の記事では、クロスボーダーラグビー2024 第2戦 埼玉パナソニックワイルドナイツ vs チーフス のレポートをお届けします。

金沢

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投稿日 : 2024.1.24 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 ディビジョン1 第6節 交流戦 三菱重工相模原ダイナボアーズ vs 東京サントリーサンゴリアス レポート

NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 ディビジョン1 第6節 交流戦 三菱重工相模原ダイナボアーズ vs 東京サントリーサンゴリアス レポート

1月20日(土)に相模原ギオンスタジアムにて行われた、NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 ディビジョン1 第6節 交流戦 三菱重工相模原ダイナボアーズ vs 東京サントリーサンゴリアス を取材してきました。

今節から交流戦に入りました!

キウイブリーズが注目するのは、相模原ダイナボアーズのジャクソン ・ヘモポ
日本のラグビースタイルに順応できていて、三菱重工にとってはなくてはならい選手になっていました。

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オールブラックスで5キャップです。

元ハイランダーズで昨年のMVPで新加入したマリノ ・ミカエリトゥウはリザーブでメンバーに入っています。

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そして東京サントリーサンゴリアスのサム ・ケイン

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オールブラックスでキャプテンを務め95キャップと経験も豊富ですし、新加入でありながらリーダーシップがあります。

相模原ギオンスタジアムはあいにくの雨で冷え込んでいました。。。

前半開始してから間も無く流れを掴んだのは相模原DBでした!

前半5分岩村が抜け出してトライで先制すると、
9分にはヘモポのトライが決まります!

その後も11分、15分と相模原DBが4連続トライで一気に突き放していきます。
連続トライでスタジアム内は盛り上がり、大きな歓声が上がっていました!

相模原DBは前半20分くらいまでは自分たちのやりたいことができていたように感じました。
フィジカルもよかったですし、攻撃のリズムやギャップを突いたり、カウンターで圧倒していました。
特に10番のジェームス ・グレイソンのゲームメイクが良かったです。

東京SGはプランが遂行できず選手たちのコミュニケーションが不足気味になってしまっていました。
それでも20分以降は28分、37分にトライを決めて15点差まで詰めました。

前半は29-14で相模原DBがリードして折り返しました。

一時は29点もの差がありましたが、東京SGは 後半23分に逆転しました。
東京SGはキックの使い方など一貫性のある攻撃でうまくテリトリーを取ろうとしていました。

後半26分にマリノ ・ミカエリトゥウが交代で入りました。

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後半33分、近場で攻め続けた相模原DBは執念のトライで34-31と再逆転しますが。。。

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ラストワンプレーで東京SGがフェーズを重ね、最後は大外へのロングパスから中野がトライを決めました。

試合は、36-34で東京サントリーサンゴリアスが勝利しました。

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試合後のへモポのこの表情。

最後の最後までどちらが勝つかわからない、手に汗握る展開でした。
スタジアムは寒かったですが、とても熱い試合となりました!

後半途中から出場したマリノ ・ミカエリトゥウはインパクトプレイヤーですね。
最後のディフェンスの際も体を張ったプレーが他の選手の模範になっていたのではないでしょうか。

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相模原ダイナボアーズは前節埼玉パナソニックワイルドナイツとの対戦で大敗し、そこからうまく立て直してきたという印象です。
敗れはしましたが、決して悪い内容ではないと自分は思います。

2月3・4日と2月10日にはクロスボーダーラグビ ー2024が開催されるので、リーグワンは少し期間が空きますが、この悔しさをばねに頑張って欲しいです!

次取材した時は独占インタビューしたいと思います。

ではでは

熊木

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投稿日 : 2024.1.8 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 ディビジョン1 第4節 東芝ブレイブルーパス東京 vs クボタスピアーズ船橋・東京ベイ レポート

NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 ディビジョン1 第4節 東芝ブレイブルーパス東京 vs クボタスピアーズ船橋・東京ベイ レポート

1月7日(日)に等々力陸上競技場にて行われた、NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 ディビジョン1 第4節 東芝ブレイブルーパス東京 vs クボタスピアーズ船橋・東京ベイ を取材してきました。

キウイブリーズが注目するのは、東芝ブレイブルーパス東京のオールブラックスのシャノン ・フリゼル

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リッチー・モウンガ

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2人ともオールブラックスでラグビーワールドカップ2023フランス大会を終えた後、今シーズンより東芝ブレイブルーパス東京に加入したばかりですが、それぞれ先月行われたゲームでプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選出されるなど大活躍しています!
フランスW杯以降多くのオールブラックス選手がリーグワンでプレーしている中一番フィットしているチームではないでしょうか。
クボタスピアーズ船橋・東京ベイの最年長のデイン ・コールズとのマッチアップにも期待です。

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開幕3連勝の東芝ブレイブルーパス東京と、昨年優勝したクボタスピアーズ船橋・東京ベイとの対決です。

前半17分デイン・コールズがリーグワン初トライを決めS東京ベイが先制しました。

しかしその後26分、29分と連続トライでBL東京が逆転します。

リッチー・モウンガのキック安定しています!

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前半終了間際にペナルティゴールを決め、S東京ベイが差を縮めます。

前半は、17-10でBL東京がリードして折り返します。

前半からお互いディフェンスで激しいプレッシャーをかけていました。

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自分はかれこれ15年くらいラグビーの取材をしていますが、トップリーグ、リーグワン通して今まで見た中で1・2を争うくらいのフィジカルバトルだと感じました。

後半に入り20分くらいから、S東京ベイがバテ気味になっている印象を受けました。
後半24分BL東京濱田のトライでさらに点差を離していきます。

リッチー・モウンガはラン、キック、パス全てにおいてチームに貢献する活躍ぶりでしたが、34分にハイタックルでイエローカードに。。。

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このイエローカードですがレッドカードでなくて良かったですが、この場所にモウンガ!?あらゆるピンチなところにいるのが世界基準の選手だなと思います。少しトニーブラウン(ラグビー日本代表のアシスタントコーチ)に似ています。

数的有利になったS東京ベイは35分にリアム ・ウィリアムズのトライで点差を縮め、ラスト1プレー粘りましたが及ばずノーサイド。
BL東京はしっかり守りきりました。

試合は、24-20で東芝ブレイブルーパス東京が勝利しました。

どっちが勝ってもおかしくない、見応えある良い試合だったと思います。

東芝ブレイブルーパス東京は開幕4連勝です!
4連勝しているのは、東芝ブレイブルーパス東京と埼玉パナソニックワイルドナイツの2チームのみです。
東芝ブレイブルーパス東京はディフェンスに強みのあるチームですが、過去と比較すると攻撃のバリエーションが増えている印象を受けました。欲を言えばあと1本パスが繋がるともっと良い攻撃が出来ると思います。。。
まだ第4節が終わったところですが、今シーズンとても楽しみなチームです!

また、ロブ・トンプソンのアタックはディフェンスのギャップを作るなどアクセントになっていて、良かったです。
体を張ってボールキャリーして突破する力もあります。一歩でも前へ、という気持ちが伝わってくるようなプレーでした。このチームでなくてはならない選手になるといいですね。

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試合後、モウンガとの一枚

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シャノン ・フリゼルがサムズアップしてくれました。

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諸事情によりミックスゾーンでの取材に行けなかったので、次は独占インタビューしたいと思います。

ではでは

熊木

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投稿日 : 2023.12.9 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 ディビジョン3 第1節 清水建設江東ブルーシャークス vs 日野レッドドルフィンズ レポート

NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 ディビジョン3 第1節 清水建設江東ブルーシャークス vs 日野レッドドルフィンズ レポート

12月9日(土)に江東区夢の島競技場で行われた、NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 ディビジョン3 清水建設江東ブルーシャークス vs 日野レッドドルフィンズ を取材してきました。

正直、開幕戦どこに取材行くかかなり迷いました。。。
決め手となったのは、ハイランダーズのレジェンド、リマ・ソポアンガ

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ハイランダーズ最多得点の記録を持っています!
ちなみに2位はトニー・ブラウンです。

元オールブラックスでもあり、ラグビーワールドカップ 2023 フランス大会ではサモア代表だった経験豊富なプレイヤーです。

今シーズンより清水建設江東ブルーシャークスに新加入し、リーグワンデビューする姿が見たくてこのゲームを選びました!!

ソポアンガはSOでスターティングメンバーに入りました。

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前半3分リマ・ソポアンガがペナルティゴールでリーグワン初得点を決めました。

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ソポアンガは視野が広く、多様なキックでエリアをうまく使っていました。また、パスのスピードとランもうまかったです。

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6分にペナルティゴールで同点となった後から流れが日野RDに傾き、18分に逆転

35分ソポアンガがPGを決め、2点差まで縮めました。

前半終了間際に江東BSにチャンスが来ましたが決めきれず。。。

前半は8-6で日野RDがリードして折り返します。

後半に入ってからも日野RDは反則が多かったですが、攻撃のターンになるとしっかりと得点できている印象でした。

江東BSは敵陣深くまで攻め込むも決めきれないシーンが何度かあったのがもったいなかったです。

その差が勝敗を分けたと思います。

試合は、30-16で日野レッドドルフィンズが勝利しました。

清水建設江東ブルーシャークスは開幕戦勝利となりませんでしたが、これからに期待です!

ソポアンガは後半ハイタックルでシンビンとなる時間帯もありましたが、ペナルティゴール、コンバージョンゴールともに全て成功させました。

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また、積極的に声掛けして周りをうまく使っていました。

記者会見で仁木監督は、「開幕戦という雰囲気に(リマ・ソポアンガも)のまれてしまったのかなと。ただ彼はキャリアがあるので、良い時も悪い時もあるのがラグビーなので、必ず修正して次に向けて顔を上げて明日以降取り組んでいくと思っています。」
「今シーズンの目標として、ディビジョン2に昇格するだけではなく、昇格した後もしっかりと戦えるチームを作っていく。選手の入れ替えがあっても複数ポジションできて対応できるチームづくりを考えて起用、メンバー入れ替えを意識しています。」と話していました。

試合後、リマ・ソポアンガに独占インタビューしました。

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Q. 今日の試合の感想は

A. 少しストレスの溜まる試合でした。皆が望む結果が出ませんでした。しかし結果が全てなので、受け入れなくてはなりません。ただまだ1試合目なので、次に向けて良い準備をしていい試合をしたいです。

Q. 今シーズンの目標は

A. ディビジョン2に昇格することです。そのためにも次に向けてできる限りの準備をします。

これとは別にNZフレンズでたくさんの質問に答えてもらいました。

そちらは後日アップ予定です!

帰りに、会場の片付けをするケイン・ハミルトンに会いました。

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今は怪我しているものの、第3節くらいにはメンバーに入れるかもしれないとのことです。復帰を待っています!

ちなみに自分はファンクラブはプレミアム会員に入会しました。

定員100名とのことですが、特典もかなりあってお得なのでは!?

また機会があったら他の特典なども紹介できたらと思っています。

またレポートします!

ではでは

熊木

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Kiwi Breezeの更新情報です。

登録日 : 2018.5.8

NZフレンズに「Clive Jones」をアップしました!!

登録日 : 2018.4.10

NZフレンズに「野村祥恵」をアップしました!!

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