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投稿日 : 2024.2.6 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

クロスボーダーラグビー2024 第2戦 埼玉パナソニックワイルドナイツ vs ギャラガー・チーフス レポート

クロスボーダーラグビー2024 第2戦 埼玉パナソニックワイルドナイツ vs ギャラガー・チーフス レポート

2月4日(日)に熊谷スポーツ文化公園ラグビー場にて行われた、クロスボーダーラグビー2024 第2戦 埼玉パナソニックワイルドナイツ vs ギャラガー・チーフス を取材してきました。

昨季リーグワンで準優勝だった埼玉パナソニックワイルドナイツと、スーパーラグビーパシフィックで準優勝だったギャラガー・チーフスの対戦です。
埼玉パナソニックワイルドナイツは現在リーグ首位です。
今回のクロスボーダーラグビーは交流戦のため成績には反映しないものの、スターティングメンバーは主力メンバーで構成されました。

キウイブリーズが注目するのは、埼玉パナソニックワイルドナイツのクレイグ・ミラー

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リザーブに入りました。

またギャラガー・チーフスのジョシュ・イオアネ

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2018~2021年にハイランダーズでプレーし、オールブラックスの経験もあります。2022年にチーフスに移籍しました。

試合前にはハカが披露されました。とても迫力があって格好良かったです!

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クレイトン・マクミランHCは記者会見で「今日披露したハカはチーフスしかやっていない種類で、自分たちは何者であるか、チーム自体を表現するものです。普段ハカは優勝した後やチーフスの選手の節目としてお祝いする時くらいしかやっていませんが、今日はパナソニックのチームやサポートする皆様を尊重して披露しました。日本のファンの皆様にも楽しんでいただけたかなと思います」と語りました。

開始直後はチーフスのペースかと思われましたが、埼玉WKの持ち味であるディフェンスが光り、チーフスを自由にさせませんでした。

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そして15分に先制したのは埼玉WKでした!
22分にも追加点を決めて、前半は14-0で埼玉WKがリードして折り返しました。

後半11分にクレイグ・ミラーが入りました。

苦しい状況が続いたチーフスですが、後半12分にトライを決めたのはジョシュ・イオアネでした!

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コンバージョンゴールも決め、10点差まで追い上げます。
ジョシュ・イオアネは後半22分に交代しました。

チーフスは後半19分に危険なプレーでイエローカードにより数的不利になると、埼玉WKがトライを重ねて点差をつけました。
観客数は7,561人でした。

試合は38-14で埼玉パナソニックワイルドナイツが勝利しました。

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POMはラクラン・ボーシェーでした。

記者会見では、ギャラガー・チーフス クレイトン・マクミランHC「パナソニックはかなり内容の良い勝利だったと思います。だから長年上位に一貫性を持って入っているんだとよく分かりました。今日の結果にはがっかりしています。言い訳することはありません。良い準備をしてよりよい結果を期待していたのですが、たくさん学んで今後に生かしていきたいと思います」

埼玉パナソニックワイルドナイツ ロビー・ディーンズHC「リーグワンにフォーカスしていることに変わりはありませんが、この試合に何か意味を持たせたいと感じていました。選手たちはプライド、目的を持って取り組めていました。シーズン中にこのような試合をやるということは失うものの方が多いですが、選手たちはプライドを示せていたと思いますしリスペクトしています」

また、坂手キャプテンからも「公式戦でもないし、強度も高いので、メンタル的にも難しかったですが、自分たちのスタンダードを示すチャンスとして準備ができました」「試合のタイミングは難しい問題だと思いますが、若い選手がこういうゲームを体験できるのは選手個人・日本ラグビーにとっていい機会だと思います。ただレギュレーションを詰めていくことが必要」と話していました。
ロビー・ディーンズHCも大会の開催時期など多くの課題に苦言を呈していました。

最後に、ミックスゾーンでのチーフスのジョシュ・イオアネのインタビューをお届けします。

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Q. 今日の試合の感想は

A. タフでフィジカルな試合でしたし、パナソニックはアタックもディフェンスもすごく良かったです

Q. 日本のファンにメッセージを

A. まずは感謝の気持ちを申し上げたいです。チーフスがここに来れて光栄です。日本のファンはラグビーに情熱的ですごくいい人たちばかりです。ありがとうございます

ここからはキウイブリーズ独占インタビューです。

Q. ハイランダーズでプレーしその後チーフスに移籍しましたがどうですか

A. 家族がオークランドに近いワイカトにいるので、自分にとっても家族にとっても今チーフスに居れるのは良いことだと思っています。そのため、NPCもオタゴからワイカトに移りました

Q. 2019年にオールブラックスでプレーしましたが今後の目標は。2015年にはサモアU20代表に入ったこともありましたよね

A. オールブラックスでプレーすることはニュージーランドでは誰しも目標にすることです。自分自身も日々少しでも成長できるよう常に努力しているので、また選ばれたいです

Q. どのポジションでプレーするのが好きですか

A. 自分としてはゲームコントロールをする10番でプレーするのが好きです

Q. まだ28歳と若いですが、将来的に日本に来る可能性はありますか

A. 日本は人も食事もとても良いところなので、もし来れたら嬉しいですね

Q. 次の試合に向けて

A. まず次の試合に向けてフォーカスしていかなくてはいけません。ブレイクダウンを制すためのフィジカル、ディフェンスを改善する必要があります

10日(土)は第4戦 クボタスピアーズ船橋・東京ベイ vs ギャラガー・チーフスを取材予定ですので、またレポートします。

金沢

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投稿日 : 2023.5.20 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

NTTジャパンラグビー リーグワン2022-23 プレーオフトーナメント 決勝 埼玉パナソニックワイルドナイツ vs クボタスピアーズ船橋・東京ベイ レポート

NTTジャパンラグビー リーグワン2022-23 プレーオフトーナメント 決勝 埼玉パナソニックワイルドナイツ vs クボタスピアーズ船橋・東京ベイ レポート

5月20日(土)に国立競技場にて行われた、NTTジャパンラグビー リーグワン2022-23 プレーオフトーナメント 決勝 埼玉パナソニックワイルドナイツ vs クボタスピアーズ船橋・東京ベイ を取材してきました。

2連覇を目指す埼玉パナソニックワイルドナイツと、初のプレーオフトーナメント決勝進出となったクボタスピアーズ船橋・東京ベイの対戦です。

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キウイブリーズが注目するのは、ハイランダーズ出身で日本代表の埼玉パナソニックワイルドナイツのクレイグ ・ミラー

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今シーズン限りで退団が発表されている元オールブラックスのクボタスピアーズ船橋・東京ベイのライアン ・クロッティ

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前半立ち上がりはS東京ベイが敵陣でプレーする時間が多かったですが、埼玉WKの堅いディフェンスにより、チャンスを阻まれます。
しかし20分にペナルティゴールでS東京ベイが先制します。
その後両チームともにペナルティゴールで着実に得点を刻んでいき、前半は9-3でS東京ベイがリードして折り返します。

埼玉WKはハンドリングエラーなどのミスがいつもより多かったのと、規律が乱れていました。

後半に入り、得点を決めて流れを変えたい埼玉WKでしたが、またも反則によりS東京ベイにペナルティーゴールでリードを広げられてしまいました。

S東京ベイのライアン ・クロッティは後半9分に交代しました。

また、埼玉WKのクレイグ ・ミラーは後半10分から入りました。

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そして後半18分にラインアウトから埼玉WKがモールを押し込み、待ちに待ったこの試合初のトライ!

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決めたのは、ベテラン堀江でした。

続いて後半25分に埼玉WK山沢からのパスを受け取った長田がトライを決め逆転します。

これで流れが傾いたかと思われましたが、それでも怯まずに果敢に攻めたS東京ベイは後半29分に木田のトライで再度リードする展開に。
国立競技場も歓声で沸いていました!

埼玉WKは残り少なくなった時間帯にチャンスがありましたが、パスが繋がらず。。。

入場者数は、41,794人でした。
昨年の決勝(33,604人)を大きく上回りました!

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試合は、17-15でクボタスピアーズ船橋・東京ベイが勝利し、リーグワン2022-23は、クボタスピアーズ船橋・東京ベイが初優勝を飾りました。
自分はフォトとしてピッチにいましたが、現地のオレンジアーミーの声援は間違いなく選手を後押ししていたように感じました。

POM(プレーヤー・オブ・ザ・マッチ)は、キャプテン立川でした。

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試合後のインタビューでは、「トップイーストから会社の皆さんに根強くサポートしてもらい、その中で積み上げてきたものが今日形になって嬉しく思いますし少しでも恩返しできたのかなと思います。」と話していました。
インタビューの中で何度もオレンジアーミーへの感謝の言葉があり、皆で掴んだ優勝だというのが伝わってきました。

勝利を喜ぶクボタスピアーズ船橋・東京ベイ

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オレンジアーミーに向かってトロフィーを掲げるライアン・クロッティ

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試合後に、埼玉パナソニックワイルドナイツのクレイグ ・ミラーに独占インタビューしました。

Q. 今日の試合の感想は
A. 決勝はいつもとは違うプレッシャーがありました。クボタはとても良いプレーをしていました。キッキングゲームも良かったですし、クリエイティブなプレーで50-50のところをしっかりと取っていました。今日はクボタのペースになってしまい、我々は思っていたようにプレー出来ませんでした。

Q. 来シーズンについて
A. 来シーズンもパナソニックでプレーすることが決まっています。多くのラグビー選手は来シーズンについて不透明な中、自分は恵まれていると思います。チームメイトとも良い関係性を築けているので、出来る限り日本でプレーしたいと思っています。

次に、クボタスピアーズ船橋・東京ベイのライアン ・クロッティに独占インタビューしました。

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Q. 今日の試合の感想は
A. 素晴らしかったです。パナソニックはとてもタフで、まるで腕相撲のような試合でした。両チームともにプレッシャーが激しかったですが、我々はチーム一丸となって戦うことができました。先週のサントリーとのゲームを教訓として、我々は自分たちの良いところを伸ばしていくよう意識しました。

Q. クボタで4シーズンプレーして、最後にチームが初優勝を果たしました。今どのような気持ちですか
A. クボタはディビジョン2(トップイースト)からスタートしましたが、ハードワークしてチームの風土も年々良くなっていきました。その結果、今日私たちがディビジョン1でNo.1となれたことをとても嬉しく思います。

Q. 今後について
A. 今シーズンでクボタとの契約は終わってしまうことは残念ですが、チャンピオンとなってチームを去ることができるのは嬉しいです。私にとって、素晴らしい思い出となりました。チームメイトともとても良い関係性を築くことができましたし、チームに誇りを持っています。わたしにとって、クボタは本当に特別な存在です。

Q. この後はクライストチャーチに帰るのですか
A. 妻と娘が待っていますので、会えるのが今からとても楽しみです。今後についてはニュージーランドに戻ってから妻と相談して決めますが、引退するのか、もしくはどこかのチームでプレーするか、はたまたコーチになるのかについてはまだ決まっていません。妻がボスなので彼女の判断に従います!

 

リーグワンは終わりましたが、次は日本代表が9月開幕のラグビーワールドカップ2023フランス大会へ向けて、再始動します。
5月24日(水)10時に日本代表候補浦安合宿参加のメンバーを発表予定です。

昨日に引き続き視察に来ていたトニー・ブラウンアシスタントコーチ

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合宿の後に日本代表は7月・8月の国際試合開催 5連戦に挑みます。
All Blacks XVをはじめとして、日本代表がワールドカップ前に強豪相手にどのような戦いを見せてくれるのか楽しみです!

ではでは

熊木

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投稿日 : 2022.4.16 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

NTTジャパンラグビー リーグワン2022 ディビジョン1 第13節 埼玉パナソニックワイルドナイツ vs コベルコ神戸スティーラーズ レポート

NTTジャパンラグビー リーグワン2022 ディビジョン1 第13節 埼玉パナソニックワイルドナイツ vs コベルコ神戸スティーラーズ レポート

4月16日(土)に熊谷スポーツ文化公園ラグビー場にて行われた、NTTジャパンラグビー リーグワン2022 ディビジョン1 第13節 埼玉パナソニックワイルドナイツ vs コベルコ神戸スティーラーズ を取材してきました。

早いものでリーグワンもあと4試合となりましたが、今シーズン初の埼玉パナソニックワイルドナイツの取材です。新型コロナウイルスの感染者が出て開幕から2試合は不戦敗となりましたが、その後は10連勝して現在2位と好調です。
対するコベルコは7位で、プレーオフ進出のためアウェーで絶対に負けられない状況となっています。

キウイブリーズが注目するのは、ワイルドナイツのクレイグ ・ミラー

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そして、、、コベルコに復帰したベン・スミス!

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昨年12月、突然の退団発表に驚かれた方も多かったと思います。最近報道があった通り、昨年10月に産まれたベビーの心臓に穴があることが判明しどうしても家族の側にいたかったためです。しかし症状が落ち着いたことで、3月に復帰が決まりました。

ニュージーランドに帰国してからもしっかりとトレーニングしていたようですし、なにより経験豊富な彼がユーティリティバックスとして複数のポジションをこなすことができるのはチームにとっても大きいと思います。

もう1人は、アーロン・クルーデンです。

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今やコベルコの心臓として、攻守の起点となるキープレイヤーとして活躍しています。

ちなみにクレイグ・ミラーとベン・スミスはハイランダーズでチームメイトでした!
今日はともにリザーブからのスタートです。

立ち上がりから感じたのは、ワイルドナイツはミスが少ないということ。立て直す力も目を見張るものがあります。
コベルコはアタッキングがコンパクトでスピードが速いです。

前半は、ワイルドナイツが11-10でわずかにリードして折り返します。

後半5分に稲垣に代わってクレイグ・ミラー

全力でぶつかり、きっちりと仕事をこなす姿は流石でした。

両チームともに譲らない展開となっていたのですが、後半16分の山中のシンビンで、大きく流れが変わってしまいました。1人欠けた時間帯に痛恨の2トライを許します。ここぞとばかりにワイルドナイツがギアを上げたのが感じられました。

後半26分、山中と交代でベン・スミスが入りました。

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積極的に声掛けしていました。
まだ合流して日が浅いので、フィットの面は仕方がないとは思います。しかし短い時間の中でも彼らしい泥臭いプレーも見られました。

また、アーロン・クルーデンを見ていて、昨シーズンより圧倒的に連携や戦術理解度が高まっていると感じました。これからもチームに貢献していってほしいです。

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あと、ワイルドナイツのWTBマリカ ・コロインベテとコベルコのWTBアタアタ ・モエアキオラの激しいアタッキングもすごかったです。場内も盛り上がっていました。

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意地を見せたコベルコですが、力及ばず悔しい敗戦。。。

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最後まであきらめない姿勢はすばらしかったです!!

試合は、37-31で埼玉パナソニックワイルドナイツが勝利しました。

プレーオフに向けて残りはあと3試合となります。できる限り取材していきたいと思っています!
また、試合後はベンとティモシーは戦術面で話してました。

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ではでは

熊木

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