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ニュージーランドの旬な情報や取材報告など、タイムリーな話題を綴っています。

投稿日 : 2023.12.19 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 ディビジョン1 第2節 横浜キヤノンイーグルス vs トヨタヴェルブリッツ レポート

NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 ディビジョン1 第2節 横浜キヤノンイーグルス vs トヨタヴェルブリッツ レポート

12月16日(土)に日産スタジアムにて行われた、NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 ディビジョン1 第2節 横浜キヤノンイーグルス vs トヨタヴェルブリッツ を取材してきました。

キウイブリーズが注目するのは、今シーズンよりトヨタヴェルブリッツに加入したアーロン・スミス

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皆さんもご存知かと思いますが、元ハイランダーズ&オールブラックスで、スクラムハーフでチームの要として活躍した素晴らしい選手です。

合流してからまだそんなに経っていないのですが、先週の開幕戦はフル出場してチームの勝利に貢献しました。

第2節の見どころは、トヨタ ヴェルブリッツ アーロン・スミスと横浜キヤノンイーグルス ファフ・デクラークの世界トップクラスのスクラムハーフ対決です。
ラグビーワールドカップ2023フランス大会の決勝に出場した2人のプレーが日本で見れるなんて夢のようですね!
試合中及び試合後少し話していました。

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試合開始から横浜Eが主導権を握りますが崩しきれず、トヨタVが前半13分ペナルティゴールで先制します。

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しかし14分、25分に横浜Eがトライし、点差を広げました。

前半は17-10で横浜Eがリードで折り返します。

後半2分にイノケ・ブルアのトライで横浜Eがさらに突き放します。

後半16分トヨタVのジョシュ ・ディクソンが交代で入りました。

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彼もハイランダーズからトヨタVに加入した選手です!

後半31分に横浜Eリアキマタギ ・モリのハイタックルでイエローカードになり、数的有利となったトヨタV
33分にアーロン・スミスがラックのサイドを突破してトライが決まりました!
リーグワン初得点、初トライです。

トヨタVは2点差まで迫りましたが、横浜Eが守り抜きました。

試合は、24-22で横浜キヤノンイーグルスが勝利しました。

観客数は31,312人で、ジャパンラグビー リーグワンのリーグ戦の1試合最多入場者数の記録を更新しました!

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なお、翌日12月17日(日)に味の素スタジアムで行われた東京サントリーサンゴリアス vs 東芝ブレイブルーパス東京 が31,953人だったので、2日連続で記録更新となりました。

記者会見に登壇したトヨタヴェルブリッツのベン・ヘリング ヘッドコーチは、
「試合序盤の30分に関しては、キヤノンが速い展開でプレーし、トヨタに対していいアタックで仕掛けてきました。我々はミスタックルであったり、ディフェンスが試合時間の9割を占めるなどディフェンスの時間が非常に長かったと感じています。その中でボールを守ること、セットピースの遂行力などうまくいかない場面があり、フラストレーションのたまる試合でした。とはいえ試合を通して粘り強くプレーしたと思います。

結果に関しては残念ですが、今後のシーズンに向けて良い未来が待っていると思いますので、これから修正点を修正して先に進んでいきたい」と話しました。

続いて、姫野キャプテン

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「結果としては残念ではあるんですけど、粘って粘って最後の最後までプレッシャーをかけ続けたチームメイトの努力は素晴らしいものがあったと思っています。このまましっかりとマインドセットを持ち続けて日頃の練習、試合をやっていくことによってチームとしてより成熟していくと思うので、このマインドセットを今日見れたことはキャプテンとして嬉しく思います」
「自分たちにとってはトライを取りきるというところを練習の中でも突き詰めてやっていくことが大事になっていくと思います。アーロンやボーデンといった世界レベルの彼らが入ったことによって、練習の質も上がってきていると思います」

次取材に行った際にはアーロン・スミスに独占インタビューできたらと思っています。

ではでは

熊木

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投稿日 : 2023.12.8 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

トヨタヴェルブリッツ 2023-24 シーズン開幕前記者会見 レポート

トヨタヴェルブリッツ 2023-24 シーズン開幕前記者会見 レポート

12月7日(木)にトヨタスポーツセンター内クラブハウスにて、トヨタヴェルブリッツ 2023-24 シーズン開幕前記者会見が行われました。

記者会見には、
ベン・へリング ヘッドコーチ
姫野和樹キャプテン
アーロン・スミス
ボーデン・バレット
の4名が出席しました。

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質疑応答の一部をお届けします。

Q. 開幕2日前ですが今の気持ちは
A.
(ベン・へリング ヘッドコーチ)

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とても楽しみにしています。1週間いい練習をして、スピード・フィジカルの点を上げることができましたので、シーズンを迎えるにあたってワクワクしています。

(姫野キャプテン)

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同じくワクワクしています。ワールドカップ後のシーズンなので、たくさんのお客さんが来てくれるでしょうし、トヨタにも偉大な素晴らしい選手たちがいます。今年のトヨタはまた違ったラグビーがお見せできると思います。

(アーロン・スミス)

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リーグワンでの経験を楽しみにしていますが、まずはチームそしてファンとコネクトしたいと思っています。今回チケットが完売と聞いてとても嬉しく思います。今シーズン楽しみしています。

(ボーデン・バレット)

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個人としても今週楽しみにしています。チームに家族含めて歓迎してもらって、名古屋での生活にも少しずつ馴染んできています。日本に戻って来れて嬉しく思います。そして今新しい選手・プレー、ストラクチャーを学んでいるところですが、今週末ファンの前でプレーできることを楽しみにしています。

Q. 疲労など含め今のコンディションは
A.
(姫野キャプテン)
ワールドカップの後十分な休息をもらって心身ともにリフレッシュできて帰ってくることができたので、状態はかなり良いと思います。

Q. キャプテンとして意識していることは
A. 自分の持てる情熱と愛情を持ってチームを引っ張っていくこと且つ自分のベストなパフォーマンスをグラウンドで出し続けることを意識してやっていこうと思います。

Q. アーロン・スミスやボーデン・バレットが加入してどのような影響を受けているか
A. (アーロン・スミスは)元チームメイトなので、彼の素晴らしさはよく知っています。来てすぐチームに良い影響を与えてくれている 2人なので、チームとして新たな自信が積み上げられたという感覚があります。今週の試合がワクワクしています。

Q. ヴェルブリッツでプレーすることを決断した理由は
A.
(アーロン・スミス)
今回の来日が良い機会だと思っていますし、過去にワールドカップなどで日本で過ごしプレーした際にいつも日本に戻ってきたいと思っていました。私自身、日本の文化や歴史、ラグビーに重きを置いています。他にも多くの友人、コーチ陣からたくさん日本について良い評価を聞きました。まだ来日してから8~9日ですがヴェルブリッツファミリーに歓迎してもらってとても充実しています。
来日した理由は、スティーブ・ハンセンディレクターオブラグビーとのコネクションやハイランダーズでチームメイトだった姫野との経験が大きいです。

(ボーデン・バレット)
理由はアーロンととても似ていますが、スティーブ・ハンセンディレクターオブラグビーやアーロン・スミス、トム・ロビンソンなどといった親しい顔ぶれがいることが理由としてありました。前回日本に来日した時にも好感触ではありましたが、コロナで経験が制限されていたので、今回は観光なども含めて楽しみにしています。
また、先日ニュージーランドラグビーにコミットすることが発表されましたが、自分自身ニュージーランド代表としてプレーしたいという意向に基づく判断です。なのでヴェルブリッツでプレーするこの1年間の中で、メンタル面でリフレッシュしながら多くのことを学んでまたニュージーランドに帰国したいと考えています。

Q. 日本の印象は
A.
(アーロン・スミス)
人が優しくて礼儀正しいところが好きです。母国のニュージーランドとはまた違う面があります。近代的なところもあり、例えばファミリーマートには全てが揃っています。焼肉、しゃぶしゃぶ、ラーメンなどの日本食やコーヒーも好きで楽しんでいます。四季の変化も今は秋で紅葉がとても綺麗でそういった光景もニュージーランドとは違うので、多くの日本の一面をこれから楽しんでいきたいと思っていますが、今は新居含め新しい環境への順応に焦点を当てています。
(日本のラグビーは)スピード、スキル、パッションという面で強く感じています。選手はたくさん学んで成長したいという姿勢がみられます。スキルやフィジカルについては実感しているので実際に試合で経験するのを心待ちにしています。

Q. ファンにどんなプレーを見せたいか
A.
(ボーデン・バレット)
戻って来れてとても嬉しいですし、パッションあふれるファンとの再会を楽しみにしています。
自分としては、自由さ、スピードを持ったプレーをしていきたいと思っています。9番(アーロンや福田)とのコンビネーションでスペースを見つけてそして楽しんでプレーしていきたいです。
フィジカルな試合や時に焦りのある場面になると思いますが、全てが完璧になることはありませんし、まだこれからですのでそのように心構えしています。

Q. 今シーズンの目標と意気込みは
A.
(姫野キャプテン)
日本で1番になること、優勝することです。毎試合しっかり勝利を掴んでいく。毎試合一人ひとりがベストを出していくというところにフォーカスしてやっていきたいです。
ラグビーワールドカップだけでなく日本のリーグにもみなさんに関心を持ってもらって、選手としてグラウンドでラグビーの素晴らしさを常に発信していって、たくさんの人に感動や勇気を感じてもらえるように頑張っていきたいと思います。

会見後には、12月9日(土)にパロマ瑞穂ラグビー場にて行われるリコーブラックラムズ東京との開幕戦のメンバーが発表され、新加入の2人も早速スターティングメンバーで出場となります。

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日本で2人の活躍が見れるのがとても楽しみですね!

キウイブリーズは今シーズンもさまざまなチームの取材へ行く予定ですので、どうぞお楽しみに。

金沢

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投稿日 : 2023.3.22 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

アーロン・スミス & ボーデン・バレット トヨタヴェルブリッツ入団記者会見 レポート

アーロン・スミス & ボーデン・バレット トヨタヴェルブリッツ入団記者会見 レポート

3月22日(水)にアーロン・スミスとボーデン・バレットのトヨタヴェルブリッツ入団記者会見がオンラインで行われました。
この模様は、トヨタヴェルブリッツのファンクラブレギュラー会員にもYouTubeで生配信されました。

以下、各選手のコメントです。

◇アーロン・スミス

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こんにちは。来季からの機会をとても楽しみにしています。また、姫野和樹とチームメイトとして再会や、家族での来日、ラグビーに関しては速いテンポのラグビー、そして日本文化含めて楽しみにしています。

◇ボーデン・バレット

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おはようございます。来季からの合流をとても楽しみにしています。日本に来ることは初めてではないので、家族とこの機会を本当に楽しみにしていますし、コロナ禍ではないことで以前よりも外に出られてたくさんの経験ができると思います。それ以外の点に関しても、ディレクター オブ ラグビーであるスティーブ、そしてベン率いるトヨタのチームにアーロンと共に合流できることを心待ちにしています。

次に、事前に募集した質問に回答しました。

Q. ワールドカップ後の拠点として日本を選んだ理由は

A.
(アーロン・スミス)
まず、プレイヤーとしてリーグワンでプレーできることを楽しみにしています。今の自分のキャリアにおいて、ニュージーランドから環境の変化という点でチャレンジだと思っています。来日の理由としては、スティーブとの関係性も非常に大きいです。また、日本での経験もあるボーデンとは家族、子供も年齢が近いので交流があります。
そしてベン、マネジメントチーム、選手たちに合流するのを楽しみにしています。現在、スティーブが勝つ文化というのをチームの中で牽引しているので、その一員になれることを心待ちにしています。

(ボーデン・バレット)

来日の理由は、アーロンと似ています。その中でも家族が大きな理由としてあります。以前日本に来た時もすごく良い時間を過ごすことができましたが、その時の状況もあり、あまり楽しむことができなかったので、また戻ってきたいと思っていたところでした。もちろんトヨタにいるメンバーがいなければ今回の決断には至らなかったと思います。スティーブ自身からもチームの中の話をたくさん聞き、彼から説得されてすごく良い環境があると聞きました。今彼が推し進めている勝つ文化の一員になれること、そして自分が前向きな影響を与えられることを楽しみにしています。

Q. 数あるリーグワンのチームの中からトヨタヴェルブリッツを選んだ理由は

A.
(アーロン・スミス)
自分としては、スティーブ・ハンセンの存在が大きいです。それ以外の点では、契約の時からボーデンと話をしていて、それが実現して一緒にプレーすることができるのが嬉しいです。彼はワールドクラスの選手であって、以前から同時に試合に出場してきたので、こうやってこのような機会に共に挑戦できることを嬉しく思います。また、ベン・ヘリングヘッドコーチはハイランダーズの時から知っていて、彼のプレースタイルが好きです。今後、クラブと歴史を作ってタイトルを獲りたいと思っているのが理由です。

(ボーデン・バレット)
理由はアーロンと似ていますが、ディレクター・オブ・ラグビーであるスティーブ・ハンセン、ベン・ヘリングヘッドコーチやトレーナーなど、その環境にいる人々についてスティーブ自身からたくさん説得されました。以前サントリーでプレーしていましたので、クラブを変えるというのは大きな決断でしたが、今回は「人」が大きな理由となりました。

ここからは、メディアからの質疑応答です。

Q. (アーロン・スミスへ)日本でプレーするのは初めてですが、日本のラグビーについては把握していますか

A. 日本のラグビーを見て感じるのを非常に楽しみにしています。日本のラグビーは非常にハイスキルで、ワールドクラスの選手が他のチームにもたくさん集まっているので、世界のベストと対戦できることを楽しみにしています。またスーパーラグビーや代表レベルの試合よりもスピードの速いスタイルは自分に合っていると感じています。速いテンポ、そして周りを使うことに関しては、フィジカルの準備がチャレンジとして伴うと思っています。ハイスキル、そのスピード感に順応するのに少し時間がかかるかもしれませんが、コーチ・マネジメントと準備をしていくのを楽しみにしています。

Q. (アーロン・スミスへ)スティーブ・ハンセンが大きな理由としてあると話していましたが、元チームメイトである田中史朗についてはどうですか

A. スティーブ・ハンセンがいるというのは、大きな理由でもあります。自分自身のキャリアにおいて、彼は大きな影響を与えた人物であり、彼との信頼関係もあります。それ以外には、対戦したい相手がいるということです。それは、ファフ・デクラーク(横浜キヤノンイーグルス)や田中史朗(NECグリーンロケッツ東葛)です。同時に姫野和樹と共にプレーできることを楽しみにしています。彼は良い選手で、ツアーでも良いプレーを見せてくれています。ハイランダーズて共にプレーした経験があり、彼がダニーデンに来た時は自分がさまざまなところに連れて行ったりしたので、今度は逆で日本の環境に順応する上で、彼にいろいろな場所に連れて行ってもらう機会を家族、そして自分も心待ちにしています。

Q. ワールドカップ後のオールブラックスでのキャリアについて

A.
(ボーデン・バレット)
たくさん考えるべきことがあると感じています。今31歳で、これからの人生は長いと考えています。日本でのプレーは、自分自身、そして家族、あとはラグビーワールドカップ後のメンタルをフレッシュにするためです。違う環境での経験として、家族で来日できることを楽しみにしていますし、違う環境でのプレーもその1つです。ヨーロッパのリーグでは他の国やクラブと対戦する機会がありますが、ニュージーランドでは外のチームとプレーする機会があまりありません。以前サントリーでプレーし、自分にとって良い経験になりました。まだ今後について考えることはたくさんありますが、キャリアは長いと感じています。

(アーロン・スミス)
自分はボーデンよりも年齢が上で34歳です。ですがリーグワンとしての経験はたくさん学べると感じています。スピード、スキル、違う選手、違う環境でプレーすることを楽しみにしています。今後のオールブラックスの活動に関しては自分はコントロール外であると思っています。海外でプレーするということがセレクションにどういった影響を与えるのかは理解しているので、2023年ベストを尽くすということしか自分にはできないと思います。新しいチャレンジに関してはとても楽しみにしています。トロフィー、タイトルを追いかけることが大きなモチベーションの要因であり、その件に関してベン、スティーブとも話し込んでいることなので、すごく楽しみです。

Q. オールブラックスがスコット・ロバートソンヘッドコーチの次期就任を発表しましたが、それについてコメントは

A.
(ボーデン・バレット)
ラグビー界にとって非常に大きなニュースであったと思います。ジェイミー、スコットともにとても良いコーチです。スコット・ロバートソンはニュージーランドでクルセイダーズでの素晴らしい経験を持っていますし、今回の件はニュージーランド国内にいる他のコーチにとっても非常に良いニュースであると思います。また、イアン・フォスターに関しては、我々は彼を信じていますし、国自体も彼をサポートしていると思います。選手としては、あまりラグビー内での政治的なことについては考えすぎないようにしています。アーロンと同様で、まずはスーパーラグビーで良いプレーをすること、そこに集中の重を置いています。その結果、最終的にフランス行きの飛行機に乗れていたらいいなと思います。

(アーロン・スミス)

今回の件に関しては、ニュージーランド国内でも非常に大きいニュースでした。2人のコーチともにとても良い候補者であったと思います。スコット・ロバートソンはすごく良いコーチで、クルセイダーズでも勝つ文化を作った人です。ジェイミー・ジョセフもすごく良いコーチなので、どちらの候補者になったとしてもニュージーランドのラグビーは良い状態であると思います。
オールブラックスの件に関してはまだ8ヶ月先のことなので、まずは目の前のことに集中しつつ、イアン・フォスターについては、今後の2024年からのキャリアを個人的に応援したいと思っています。

Q. ヴェルブリッツのラグビーについて首脳陣からどう聞いているか、またどうアジャストしていきたいか

A.
(ボーデン・バレット)
すごく良い質問だと思います。トヨタヴェルブリッツは以前対戦した時に非常に接戦な試合で、フィジカルでセットピースに強い印象がありました。ベン、スティーブとも話していますが、自分自身、そしてアーロンとのフォーカスとしては、どういうフェーズプレイアタックを作るか、そしてディフェンスをするか、ストライカーアタックに関してクリエイティビティを持てるかという点だと思っています。こういうことに関して、コーチ陣、選手と連携して行っていきたいと思っています。

(アーロン・スミス)
ボーデンと一緒で、コーチ陣と連携してチームのアタック、ディフェンスを理解していきたいと思っています。そしてスクラムハーフとして、選手個人の強み・弱みを理解した上で、強みであるランラインやキャリーに関しては良いチャンスを作りたいと思っています。姫野やボーデンと良い関係にあるので、FWのキャリーの強み、スキルを活かしたプレーをしていきたいです。自分のスタイルとしては、周囲を活かしたプレーなのでそれに取り組んでいきたいと思います。

Q. 現在サバティカルで多くの外国人選手が日本でプレーしていますが、2人はトヨタヴェルブリッツにいる間にチームにどのようなことを残したいと考えているか

A.
(アーロン・スミス)
チームとして年配のアスリートになるので、来た時よりも良い状態でチームを去りたいと思っています。若いスクラムハーフの選手の育成ももちろんですが、チームの勝つ文化を作る上で、自分の日々の行動、準備、トレーニング、ジム、フィールド、リカバリーなどにおける規律の部分でプロとして良い基準というのをチームに示していきたいです。

(ボーデン・バレット)
理由としてはアーロンと一緒で、周囲の選手をよりベターな状態にすることです。それはアーロン自身がそれが得意であり、自分も彼から影響を受けた経験があります。また、以前サントリーにいた際にはコロナ禍で経験できなかったことがたくさんありました。特にソーシャルな機会が限られていました。なので今回はより日本の文化を知ること、皆と食事を取ったり飲んだりして、人として選手のことをより理解するのを心待ちにしています。ラグビーにおいて、フィールド外でのコミニュケーションは非常に大切だと思っています。

Q. トヨタヴェルブリッツはベスト4より上にいけない時代が長く続いています。2人にとって勝つ文化というのは

A.
(ボーデン・バレット)
すでにそういった習慣というのは始まっていると思います。良い習慣をつけること、規律を保つこと、そして良い人であること、これを繰り返すことで一貫性のある良い環境が作られ、楽しくラグビーができると思います。オールブラックスにいる時もそうでしたが、正直な環境でありながらハードワークが成功に繋がり、そして信頼関係もあるというようなそういったキーポイントとなるような部分が浸透しているので、それに個人として今後影響が与えていけたらいいと思いました。

(アーロン・スミス)
ボーデンと同じコーチの下にいたので、考え方は同様です。来てから良い影響を与えられればと思っています。その中でも、バランスが鍵になります。パフォーマンスにおいては、フィールドでの信頼関係、メンタルのタフネス、フィールド内外でのコネクション、そしてラグビーを楽しむことだと思っています。まずチームファーストとして、全員が毎回全力を尽くせば良い結果がついてくると思いますし、そういった環境が整っていれば、結果がついてこなかったとしてもすぐ立ち上がれるチームになると思います。そういったことを意識しながらも、正直な会話、時にはタフな会話ができるような環境作りを行っていきたいと思っています。

Q. オールブラックスの選手は皆日本に来るとSNSでラーメンの写真を投稿していますが、日本のラーメンは魅力的なのですか

A.
(ボーデン・バレット)
たくさん食べてしまうと栄養士に怒られてしまうのですが、週に1~2食なら大丈夫だと思います。特に豚骨のラーメンが好きで、楽しみにしています。

(アーロン・スミス)
良い豚骨ラーメンを探していきたいと思っていますし、肉・玉子を増やすことも楽しみにしています。ただそれと同時にフィットネスが大事なので、自分は週1回にしたいと思います。日本は食べ物もワールドクラスで、自分自身も食事が好きでラーメンが1番です。

Q. (アーロン・スミスへ)ボーデンから日本で過ごした時間についてどのように聞いて、日本でのプレーについてどう意欲を感じましたか

A. 他のプレイヤーとも日本でのプレーについて話していますが、ボーデンは前回コロナ禍で経験に限りがあったように思います。ただラグビーの点においては、人や施設、環境面など経験のあるボーデンと同じクラブに行くことができるのを楽しみにしています。

約1時間の会見で、それぞれ質問に真摯に答えてくれていました。
トヨタヴェルブリッツへの入団ももちろん楽しみですが、まずは今シーズン2人がベストを尽くして活躍する姿を見れることを期待しています!

金沢

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投稿日 : 2023.1.22 | 投稿者 : Kiwi Breeze | パーマリンク

NTT ジャパンラグビー リーグワン 2022-23 ディビジョン1 第5節 東芝ブレイブルーパス東京 vs トヨタヴェルブリッツ レポート

NTT ジャパンラグビー リーグワン 2022-23 ディビジョン1 第5節 東芝ブレイブルーパス東京 vs トヨタヴェルブリッツ レポート

1月22日(日)に秩父宮ラグビー場にて行われた、NTT ジャパンラグビー リーグワン 2022-23 ディビジョン1 第5節 東芝ブレイブルーパス東京 vs トヨタヴェルブリッツ を取材してきました。

キウイブリーズが注目するのトヨタヴェルブリッツのCTBロブ・トンプソン

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2016年から2020年までハイランダーズでプレーし、2021年にトヨタヴェルブリッツに加入しました。

もう1人は、元オールブラックスで東芝ブレイブルーパス東京のマット・トッドです。
前節からメンバー入りしています。

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前半先制したのはトヨタVでしたが、BL東京が11分に逆転トライを決め、その後も得点を重ねていきます。

そんな中、前半29分ロブ・トンプソンの正確なパスがトヨタVのトライに繋がりました。
また、攻撃のバリエーションも持っている選手なのでサインプレーの時に必要とされる選手だと思います。

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前半は32-18でBL東京がリードし折り返します。

後半に入ってからもBL東京がアグレッシブに攻撃していきます。
16分にシンビンでトヨタV が1人少なくなり、数的有利になった状況から立て続けにトライし、トヨタVを引き離しました。

トヨタVはタックルミスも多かったですし、後半は足が止まってしまっていました。メンタリティのところでもプレーに影響があったように感じました。

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試合は63-25で東芝ブレイブルーパス東京が勝利しました。

プレイヤーオブザマッチに輝いたのは、トム・テイラー

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正確なキックで素晴らしい活躍でした。写真は等々力競技場(第3節)の時撮影したものです。

マット・トッドは終始献身的なプレーで、後半になっても仕事量が落ちず動き続けていました。
チャンスメイクするシーンも何度かあり、とても良かったです。

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2人とも安定感がありました!

東芝ブレイブルーパス東京はセットプレーも良かったですし、グラウンドを大きく使ったプレーが出来ていました。皆がハードワークし迷わず判断をしてサポートも早かったです。テンポ良く攻撃し続けることで相手に隙を与えませんでした。

トヨタヴェルブリッツは開幕戦以来4連敗となり厳しい状況が続いていますが、強い気持ちを持って次に向けて準備してほしいです。

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試合後、ロブ・トンプソンに独占インタビューしました。

Q. 今日の試合の感想は

A. とてもタフな試合でした。タックルが上手く出来ませんでした。カンタベリーやクルセイダーズのような戦い方でトライを決められてスコアを取られてしまい、試合が崩れてしまいました。

試合後とてもテンションが低い中対応してもらいました。。。

次節から交流戦となります。

来週も取材予定ですので、またレポートします!

ではでは

熊木

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登録日 : 2018.5.8

NZフレンズに「Clive Jones」をアップしました!!

登録日 : 2018.4.10

NZフレンズに「野村祥恵」をアップしました!!

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