『私達のピノノワールをもっと知ってもらいたい。』
マット・トムソン
Matt Thomson
ニュージーランド南島・ダニーデンのアレクサンドラ出身。
オタゴ大学で生物化学(酵母技術)の修士号を取得、卒業後1993年よりマルボロ地方でワイン作りに従事する。
『セント・クレア』『レイク・シャリス』『マッドハウス』『ケープ・キャンベル』と言ったワイナリーでコンサルタントを務めた経歴を持ち、葡萄栽培家のニール・イボットソン、セールス&マーケティングのデビッド・グリーブ、ロン・スチュワートの4人と共に、2000年に『デルタ・ヴィンヤード』を立ち上げる。
2004年にファーストヴィンテージを発表して以降、数々の賞と受賞し、2006年には「Air New Zealand Wine Awards」で優勝を収めている。
- 経歴について
オタゴ大学で生物化学を学んで、卒業してからワイン作りに携わるようになりました。
最初はセントラルオタゴでやろうかとも考えたんですが、マルボロでピノ・ノワールを作りたいと思い、こちらで始めることにしたんです。
様々なワイナリーでコンサルタントと務めてきましたが、実はイタリアでも毎年ワインを作っているんですよ。
『デルタ・ヴィンヤード』を立ち上げることになったのも、デビッドと二人でイタリアのワイナリー巡りをしていた時、「マルボロで最高級のピノ・ノワールを造り上げよう!」と言う目標を立てたことがきっかけで、スタートしたんです。- NZおススメスポット
そうですね、今僕がワイン作りをしているマルボロ地方をおススメします。
温暖な気候のせいもあってか、とてもフレンドリーな方が多いんですよ。
ワインメーカーという仕事柄、良質のワインを作れる土地であるということも、ポイントが高いんですよね。
森もたくさんあって、気軽に自然と触れ合うことができる、素晴らしい場所ですよ。- NZおススメFood
僕はシーフードが好きですね。
ブラフオイスター(南島南端の町ブラフで取れる特産のカキ)や、ブルーコッド(ニュージーランド固有の魚、タラに似た白身。フィッシュアンドチップスにも使われる)が特におススメです。
ブラフオイスターはもちろん生で、ブルーコッドはとても大きい魚なので、バーベキューで焼いてみんなで食べたりするんですよ。- 日本について
日本は、銀座に4日間滞在したことしかないのですが、とても大きな国で、暑いと感じましたね(笑)
イタリアのような、太陽の強い日差しが印象的でした。- 日本を3つの単語で表すとするなら
authenticity(信頼できること)
pride(誇り)
credible(信用のできる、確かな)- 来日経験は?
2006年に4日間だけ行ったことがあります。
- 将来の夢や目標について
ピノ・ノワールをもっと多くの人に知ってもらいたい、というのが一番の目標ですね。
今、ピノ・ノワールを2種類と、ソーヴィニヨン・ブランを1種類作っているんですが、ピノ・ノワールはツナを使った料理に合わせてみて欲しいですね。ソーヴィニヨン・ブランには、牡蠣や寿司が合うと思います。
それから、イタリアンも作るのが簡単でどちらのワインにも良く合うので、試してほしいです。
あとは、2004年がファーストヴィンテージで、まだまだ若いワイナリーですので、これからどんどん質を高めていけるよう、日々努力しています。
日本のみなさんにもより良いワインをお届けするので、是非召し上がってみてくださいね!- 日本のファンへのメッセージ