『東京は近代的な建物と歴史が融合した街』
ジル・ソレンセン
Jill Sorensen
ニュージーランド・オークランド出身の芸術家、アーティスト。
オーストラリアの大学を卒業後、ニュージーランドのオークランド大学院でアートを学び、主席でマスターコースを修了した。
現在はアーティストとして自身の作品の制作を行う傍ら、Whitecliffe芸術デザイン大学にて講師を務めている。自身の作品については、ニュージーランドの主要な芸術賞に数多くノミネートされている。
日本でも2005年と2009年に恵比寿の工房「親(Chika)」で開催された個展のほか、数回展覧会を開催している。
- 絵画を始めたきっかけについて
小さい頃から絵を書くのがとても好きで、5歳くらいからアートを始めていました。その情熱を抑えることができず、シドニーの大学で本格的に美術を学ぶことにしたんです。大学の4年間は本当にあっという間でした。しかし、それだけでは物足りないと感じ、場所をシドニーからオークランドに移して大学院に進学し、マスターコースを修了しました。
私の今回の展示会のコンセプトは、「ごまかしと偽り」です。偽りに偽りを重ねることによって生じる、一つの真実という概念です。
なお、今回の作品では、利き手ではない左手を使って制作しています。それによって無意識的なイメージが創造され、目と口だけがリアルになりました。
- NZおススメスポット
そうですね、私がオススメする場所は2つです。一つ目はオークランドから一時間くらいで行ける「Goat IslandのMarine Reserve」というところです。Goat Islandは海がとてもきれいな、マリンスポーツの盛んな場所です。ダイビングの絶好のスポットとしても知られているので、多くのダイバーが集まってくるんですよ。
もう一つはロトルアですね。観光客にとっても、見所はたくさんありますし、私は自転車が趣味なので、ロトルアの街や自然を走っていると、とても気持ちがいいですよ。
- NZおススメFood
外国人に対して日本の人はみんなフレンドリーで、ヘルプフルだと思います。なかなかできることではないので、とてもすばらしいと思いますよ。それから、アートの観点から見ると、近代的な建物と歴史が素晴らしく融合していると思っています。
- 日本を3つの単語で表すとするなら
大都会、早い、コントラストですね。
- 来日経験は?
友達に会いに1999年に初めて来日しました。京都と静岡と東京にしか行ったことないのですが、日本にはとても興味を惹かれているので、いろいろな所に行ってみたいです。
また、2005年に工房「親(Chika)」で始めて展来会を開催いたしました。今回も、この工房で展覧会を開けることを大変誇りに思います。
- 将来の夢や目標について
もっと長い時間展示会を開催できるようになりたいです。今回は8日間だけの来日なので。
それから、東京で作品を作ってみたいです。先ほどもお話しましたが、近代的な建物と歴史が素晴らしく融合しているので、それに刺激されてすばらしい作品を作り出せそうな気がしています。
- 日本のファンへのメッセージ