ベン・スミス
Ben Smith

日本に来て「新しいこと」を経験するのがとても楽しかったです。例えば食べ物ですよね。
焼肉、焼き鳥、ラーメン、日本の食べ物はどれも美味しかったし、異なる文化を楽しみました。
それから日本の皆さんはとても丁寧で、外国人にも親切で、自分たちの文化の良いところや、どんな国なのかを私達に紹介してくれました。ラグビーに関しては、残念ながらクボタに負けてしまい私達が求めていた結果ではありませんでしたが、とにかく日本での生活を満喫できましたし、文化についても学ぶことができました。

トップリーグは本当に良い試合でしたし、すごく速く感じました。プレーのスタイルは本当にサイドトゥーサイドで、ボールを良いスペースへ運ぶのに高いスキルを求められるなと思いました。学んでみたいと思っていた、フランスとは違う日本のスタイルをトップリーグで学ぶことができました。フランスではフィジカルを前面に出して、スピードに関しては日本より遅いので、やはり違うスタイルでした。日本のスタイルの方が、テンポ良くパスを回したい自分としては合っていると感じました。

他の選手が怪我をしたことも重なり、１３番でプレーする機会が何度かありましたね。年齢的にも１３番でのプレーの仕方を勉強する必要があり、他の選手との距離感について学べたり、とても良い経験になりました。今一番大事なことは、どのポジションでプレーするかではなく、ラグビーを楽しむという事だと思っています。チームとして難しいシーズンではありましたが、チームをサポートして環境を良くする為には何でもしようと思っていました。

そうですね。クボタに対してはスタートを切るのが遅かったし、私達より彼らの方がもっと良いプレーをしていた様に感じます。だから、この先私たちがクボタの様な良いチームと戦っていく為には、私達のチーム力を改めて確認する必要あると思います。そして、フィジカルの面で勝つ為にも、必要な時に必要な場所にいられる様にする為にも、彼らの様に強い情熱や意欲を持つ必要があると思います。そういう事が、この試合から得られた事だと思います。

そうですね、来シーズンのトーナメントを勝ち抜く為には、私たちはもっとハングリーにならなければならないと思います。そして、そこには本当に良いチームがたくさん参加しているという事を認識する必要があります。自分たちの思うようにいかなかった時にしっかりとコミュニケーションを取り、チームとしてまとまる必要があります。神戸製鋼はここ数年とても良い試合をしてきたと思います。しかし、当然他のチームに分析もされているので、私達も新しいプレースタイルを追求して、変えていかなければならないでしょう。

日本のファンの皆さんに心から感謝しています。前にも言いましたが、神戸に来ることができて本当に嬉しく思っています。皆さんのラグビーへの情熱がひしひしと伝わってきました。ラグビーにも外国人にも、そして神戸製鋼にもとても親しみを持って接して下さり、コロナ渦という厳しい状況の中、できる限りのサポートをして下さったことを私はよく分かっています。今期はシーズンが中断したこともありましたが、ファンの皆さんには本当に感謝しています。来年も引き続き応援を宜しくお願いします。

あまり幼な過ぎても良くないということで、６歳ごろ両親に連れられてグリーンアイランドというチームに入ったのがきっかけです。そのチームのラグビー場が近くて通いやすかったということもありました。子供の頃憧れていたカルロス・スペンサーが近くのグラウンドでプレーしていて衝撃を受けました。

(出身地）ダニーデンですね！

元チームメートで、サントリーでプレーしていたジョー・ウィラーの家族が経営する、マールボロにある「セント・クレア」のワインが好きです。ローストチキンやローストビーフといったロースト料理、野菜にグレービーソースなど、しっかりしたニュージーランド料理が好きですね

子供達とスポーツしたり一緒に走り回って遊んだり、彼らが最近習い始めたラグビーを観に行ったり、子供達を学校に送迎して友達と一緒に楽しんでいるところを見たり・・・
まずはそんな家族の時間、子供達との時間を一番に楽しみたいですね。
それに、出来れば趣味のゴルフもしたいですね。

インタビュー日：2021年5月下旬