『フードとマッチングするワインを作り続けていく事が目標です!』
クライヴ・ジョーンズ
Clive Jones
1991年よりマールボロにてワインメイキングをスタート。
1998年からノーティラス・エステートのワインメーカーとしてのキャリアを積み、2004年にはブルゴーニュで著名なワイナリー、ドメーヌ・デュジャック(Domaine
Dujac)にて研鑽を積み、その経験をノーティラスのピノ・ノワールの発展に生かす。
シャンパーニュ地方と同じ製法で作るスパークリングワインは、2015年度のエアーニュージーランドワインアワードにて、ベストスパークリングワインに選出、同じく白ワインのアルバリーノも、2016年と2017年にベストワインに選出されている。
現在、彼の手がけるワインは、40か国に出荷されている。
近年では、マールボロのワインメーカーのコミュニティーに所属し、地域のワイン生産の発展に貢献するだけでなく、海外へもマールボロのワインのよさを発信している。
- ノーティラスの意味を教えてください
ノーティラスとは、ラテン語でオウム貝を意味します。
私たちは、印象的なオウム貝をラベルのモチーフとして使っています。これはオウム貝が「数学的に完璧で自然な美しさを持つ形」と言われており、表情豊かで、組織的で、正確なワインを作る私達のインスピレーションを表しているからです。
かつてニュージーランドは海の底にあったという事も、このモチーフを選んだ理由の一つです。
- ノーティラス・エステートは「ファミリーオブ12」のメンバーに入っていますが、それはなぜですか?
私たちの経験を、他の生産者にシェアしたいと思ったからです。
グループで一緒に仕事をする事によって、輸出マーケットにおいて互いに助け合う事も出来ますよね。
- ファミリービジネスの良さについて教えて下さい。
ノーティラス・エステートは、オーストラリア最古のワイナリー「ヤルンバ」の創業者であるスミス家の、ロバート・ヒル・スミス氏が所有するワイナリーです。
そんな大手のワイナリーがニュージーランドに入った事で、ニュージーランドのワイン業界の発展に影響を与えたと思っています。
オーストラリアで長い歴史のあるワイナリーが関わっているという事が、私たちのブランドの強みではないかと思っています。
- ウェブサイトにフードとのペアリングを載せているのはレストランを持たないワイナリーとしては珍しいと思います。それはなぜですか。
ワインとは食事と共に楽しむものだからです。
ワインのコンペティションで獲ったスコアを載せるよりも、家族や友人との団らんでどの様に楽しんで欲しいかを載せています。
- 将来の夢や目標を教えて下さい。
私は、ワインが大会で賞を受賞したり、名前が大きくなる事を目標としているわけではありません。
今ある様にエレガントであって、フードとマッチングするワインを作り続けていく事が目標です。
- インタビュー中のクライヴ・ジョーンズ氏